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「想いをかなえるハイエンドモデル」といううたい文句は伊達じゃない!

編集部オオタニが7年ぶりのPC買い替えでdynabook VZ72を選んだ理由とは

2017年04月27日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 編集●八尋/ASCII

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dynabook VZ72/B

 長らく東芝の「dynabook SS RX2」を使ってきたdynabook信者の編集部オオタニが、いよいよ最新の「dynabook VZ72/B」に買い換えた。名機RX2の後継としてdynabook VZ72/Bはその役割を果たせるのか? ファーストインプレッションを書いてみたい。

6年半のヘビーな使用に耐えてきた愛機dynabook SS RX2よさらば

dyanbook SS RX2からdynabook VZ72/Bに買い替えた

 6年半、dyanbook SS RX2を使ってきた。光学ドライブを搭載しつつ、世界最軽量を謳う1kgという軽さ。しかもCore2 Duo採用で、SSD搭載なので、モバイルパソコンにありがちな性能不足もない。512GB SSDとWiMAX搭載の直販ハイエンドモデルが値下げしたタイミングで、清水の舞台から飛び降りる勢いで20万円超えのRX2を手に入れたのが2010年のことだ。他媒体でも実は同じ体験が記事に書いてあり、「そうそう!」と驚いたのだが(笑)。

 1990年代後半からバイトでアスキーに入って以来、シャープ、ソニー、HP、富士通、NECなどおおむね2~3年でパソコンを買い換えていたので、6年半という長い時間続けてきたPCは初めて。この間、dynabookへの絶対的な信頼感を与えてくれたが、なにより確実に起動し、いつでも操作できることだ。

 「なにを当たり前のことを言っているのだ」という意見もあろうが、過去に使っていたパソコンはなんだかんだハードウェア故障で壊れてしまったことが多かったのでこれは重要。実感としてdynabookは本当に壊れず、自身の執筆活動を確実にサポートしてきてくれた。いざ壊れたときでも、秋葉原の東芝のサポートセンターに駆け込めば、迅速にチェックしてくれる。

 いつでも使える、壊れてもなんとななるという安心感が、私のdynabook信仰を醸成していった。正直、dynabook愛に関してだけは、イッペイさんにまったく負ける気がしない。

 しかし、そんなdynabook RXにも、ついに年貢の納め時が来た。6年半に渡るヘビーな利用で、キーボードの手前はコーティングが大きくはがれている。まるで土から掘り起こされたPCのようで、周りの人からも「イビサさん、さすがにそろそろ買い換えてはどうですか?」と言われる始末。光学ドライブも故障し、冷却ファンはつねにけたたましい音を立てる。

 自慢の内蔵SSDも不良ビットが増えてきたのか、フリーズしたかのように処理が止まる。キーボードもたわみ、一度は買い換えたバッテリも相当へたってきた。それでも、まだ現役で使えるのがすごいところだが、仕事マシンとしてかなり実力不足になってきたのも事実だ。

薄型PC全盛期でも、やっぱりdyanabook!待望のVZ72/B

 買い換えに際しては、当然次もdynabookと思ったのだが、RX2を買った当時から時代は大きく移り変わった。当の東芝もRX2以降は、モバイル性よりスペックを重視し、圧倒的なメリットであった「光学ドライブ搭載にもかかわらず、1kgという軽さ」も捨ててしまった。2013年に発表されたUltrabookの「dynabook KIRA」にはぐっときたが、MacBook Airのような筐体には正直個性を感じなかったし、光学ドライブも当時はまだ捨てられなかった。

 パソコンメーカー自体がどんどん撤退・統合し、外資系メーカーにも魅力的なモバイルパソコンが増え、もはやdynabook以外を考え始めていた去年の末、突然「dynabook V」が発表された。発表されたときの記事をアスキーで読んだとたん、一目で「これだ!」と思った。

暑さおよそ15.4mm、重さ約1099gと薄型軽量

 dynabook Vは2in1にも関わらず1kg超という軽さと公称17時間という圧倒的なバッテリの持ちを実現している。CPUはCore i7採用で、もちろんSSDなので、おそらく今のパソコンよりも断然高速であろう。加えて、手書き可能なタブレットとしても利用できるほか、30分で7時間分の充電ができるとか、USB Type-Cや顔認証可能なカメラを搭載するなど、魅力は満載。一も二もなく家庭内稟議を通し、購入を決定したのが、昨年のクリスマスの出来事だ。

 モデルは迷うことなく、ハイエンドのdynabook VZ72/B。長く使うことを考えれば、ハードウェアはハイエンドであるにこしたことはないし、顔認証もdynabook VZ72/Bならではのオリジナル。購入はもちろんRX2のときと同じ東芝のオンラインショップである「東芝ダイレクト」。年末の会員向け割引もあったので、20万円を切った価格で購入できた。

ソリッドでかっこよさ満点のオニキスブラックの筐体

 1週間経たずに、商品が到着。心が高鳴る中、開封の儀に進む。6年半ぶりのパソコンの開封。ハコから本体を取り出し、まずはガッツポーズだ! 筐体は薄く、一言で言えば「ソリッド」。背後に向かって傾斜しているRXに比べ、Vは完全に板状。冷ややかな天板とdynabookロゴが実に美しく、思わずスリスリしてしまう手触りだ。そして、ウェブサイトの画面ではいまいちイメージできなかった「オニキスブラック」という筐体色は、メタリックで実に深みがある。これはかっこいい。

 1099gという重さだが、RX2に比べて薄いこともあってか、なんだか軽く感じる。PCのレビュー記事ではよく「見た目に比べて軽く感じる」という表現があり、今までは「そんなことあるわけないやん」と懐疑的に感じていたのだが、本当に軽く感じてしまうんだなと実感している。いずれにせよ、肩掛け鞄のPCスペースにスルッと入り、ささっと取り出して使える感じだ。

鞄にもスルっと入る

 筐体の手前に傾斜が入っているRX2に比べると、ディスプレー部は正直開けにくい。タッチパッド手前のスリットをもう少しとってくれると、引っかかりやすいのではないだろうか。一方、開いてみてオッと感じたのは、ベゼルが思いの外、太いことだ。特に底部のベゼルは3cmくらいあるだろうか。最近では超狭ベゼルのPCがはやりだったので、ちょっと驚きだった。これはタブレット形状を見越した幅であることは、あとから体感するのだが。

ベゼル幅は思いのほか太い

 RX2との違いは、物理ボタンやポート、LED類がほとんど配置されていないことだ。RX2の側面はRGBポート、USBポートが3つ、有線LAN、電源コネクターまでビッチリ配置されているが、dynabook VZ72/Bの側面には電源と兼用のUSB Type-C端子とUSB 3.0端子しかない。LEDも充電状態を示す小さいLED以外はまったく存在せず、ディスクへのアクセスやワイヤレスのオン/オフなどを視覚的に確認できない。スペックについては事前に知っていたものの、改めて時代の流れを感じた次第だ。とはいえ、有線LANやHDMI端子、RGB、USB 3.0端子などのトラベルアダプターが標準で付いてくるので、問題ない。

本体左側にThunderbolt 3端子(USB Type-C)、マイク入力/ヘッドフォン出力端子を配置
本体右側にUSB 3.0端子を配置
アダプターが付属

打鍵感のあるキーボードと高解像度過ぎないディスプレーに好感触

キーボードはRX82に比べてキータッチは浅いが、きちんと打鍵感がある

 さっそくWindows 10のセットアップとRXからのデータ移行を進める。ここらへんの詳細は省くが、なによりプレインストールの「東芝おたすけナビ」とdynabookキャラの「ぱらちゃん」がきちんと引っ越しや新OSへの移行を手伝ってくれたことは、きちんとご報告しておきたい。

 基本的なパソコンとしての使い勝手を見てみよう。まずはキーボードだが、RX2に比べて、dynabook VZ72/Bのキータッチは浅い。なにせ前機種を6年半使ってきたので、当初は慣れるか心配だったが、ファンクションキーも含め、キー配列は従来のdynabookと同じ。キーの真ん中がへこんでいることもあって、2週間程度で指が吸い付くように使えるようになった。キータッチが浅いと言われるMacBookは正直使ったことがないので比較できないが、きちんと打鍵感がある点は指摘しておきたい。

ディスプレーは12.5型ワイドの1920×1080ドット

 ディスプレーは12.5型ワイドの1920×1080ドット。RX2の12.1型ワイドの1280×800ドットに比べて、かなり字が小さくなり、45歳の私には正直つらい(涙)。しかし、こちらもなんとか2週間で慣れた。今となってはRX2の解像度がかなりやぼったく感じる。とはいえ、3000×2000ドットのSurface Bookとか絶対無理だと思っていたので、dynabook VZ72/Bのこの解像度には納得いっている。また、便利だったのは、やはりタッチパネル対応であること。確かに昨今はタブレットの利用に慣れているので、拡大や縮小操作などが指でさらっとできるのは楽ちんだ。

dynabook RX2の後継として高いポテンシャルを持つ実力派

「想いをかなえるハイエンドモデル」といううたい文句は伊達じゃない!

 もちろんCore i7+SSDで、SSDも512GB積んでいるだけに処理速度は爆速。ウェブブラウザー、エディタ、画像編集ソフトなど日常で利用するアプリケーションもほんとに一瞬で起動し、本当にストレスがない。SSDのSATA接続は気にならないではなかったが、体感的にはまったく影響なかった。さらにバッテリーの持ちも十分で、終日取材でも今のところピンチになったことがない。使っている人の方がマシンより先にダウンしてしまうのは確実だろう。

 今のところ難点だなあと感じたのは、やはりSDカードスロットがないこと。記者としては日常的にカメラの写真をコピーするのにSDスロットを使うので、SDカードリーダーを別途で付けなければならないのは、やはり不便。インターフェイスの豊富さを求めるユーザーは、一度自身の利用形態を考えて購入したほうがよいだろう。

 ということで、dynabook信者による自腹レビューを書いてみた。正直、タブレットモードでの手書きやならではの顔認証、Harmon/Kardonのサウンドなど、dynabook VZ72/Bの魅力的な機能のほとんどは未体験だ。しかし、1ヶ月使ってみて、RX2の後継として十分すぎるポテンシャルを持っていることは理解できた。この先何年使うかわからないが、記者の力強い相棒になってくれるのは確実だ。「想いをかなえるハイエンドモデル」といううたい文句は伊達じゃない。

Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格15万7140円から!
512GB SSD搭載でも17万4420円から

 東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。たとえば「dynabook VZ72/B」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は19万5480円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は15万7140円(4月27日現在)からとなっている。なんと、512GB SSD搭載モデルも17万14420円(4月27日現在)からだ。

 この他の東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!!

試用機の主なスペック
機種名 dynabook VZ72/B
CPU Core i7-7500U(2.7GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 620
メモリー 8GB/16GB
ストレージ 256GB SSD/512GB SSD
ディスプレー 12.5型(1920×1080ドット)、タッチ対応
通信規格 有線LAN(100BASE-T、USB Type-Cアダプター使用時)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.1
内蔵ドライブ
インターフェース USB 3.0端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、Thunderbolt 3端子
インターフェース(USB Type-Cアダプター使用時) HDMI端子、ミニD-sub 15ピン、USB 3.0端子、Ethernet端子
サイズ/質量 およそ幅299.0×奥行219.0×高さ15.4mm/約1099g
OS Windows 10 Home(64bit)/Windows 10 Pro(64bit)

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