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アクセサリーも豊富にそろえられている

Galaxy S8&S8+が売り切れ続出! 発売に沸くソウル現地レポート

2017年04月26日 09時00分更新

文● 山根康宏 編集●ゆうこば

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 サムスンのフラグシップモデル「Galaxy S8」「Galaxy S8+」が海外で発売になりました。なかでもサムスンの母国である韓国・ソウルの街中はGalaxy S8の話題で持ち切り。販売初日と翌日の盛り上がりの状況をレポートします。

 韓国ではGalaxyシリーズのシェアはもちろん1位。約1年ぶりに登場するフラグシップモデルであり、市場でも約半年間大型新製品がなかったことからか、街中はGalaxy S8の広告があちらこちらに目立ちます。TVでもCMが頻繁に流れるなど、韓国のスマホ市場はいま、Galaxy S8一色に染まっていると言えるほどでした。

巨大なGalaxy S8の広告も登場

サムスン直営店では全フロアーでS8が展開される異例の事態

 まずは、サムスンのショールーム兼フラグシップストアでもある、カンナムの「Samsung d’light shop」へ。ここは最新モデルの展示と契約販売、アクセサリーも多数販売されています。

 店内はもちろんGalaxy S8一色に染まっており、店の中央だけではなく、ほかのテーブルもほぼGalaxy S8とS8+の体験コーナーになっていました。

ソウルのカンナムにあるSamsung d’light shop

店内はGalaxy S8を体験しようとする客が次々に訪れていた

通常ならほかの機種が展示してある店の奥のテーブルもすべてGalaxy S8を展示

 韓国でのカラーバリエーションは、ミッドナイト・ブラック、コーラル・ブルー、オーキッド・グレイの3色。ブルーとグレイはやや渋めの色合いです。

 店員さんと「ピンクは無いんですか?」「個人的には出てほしいなあ」なんて雑談をしながら実機をチェック。詳細はニューヨークでの発表会の記事を見ていただければと思います。

 なお、展示モデルの型番は「SM-G950N」で、これはグローバルの展示専用モデルのよう。韓国版は「SM-G950S」「G950K」「G950L」とそれぞれSKテレコム、KT、LG U+の3キャリアで別のモデルとなります。

中間色系な色合いのブルーとグレイ

展示されているのは展示用モデルのSM-G950N

 ケース類は本体の発売と同時にひと通り出そろいました。LEDケース、半透明のフリップケース、カラフルな色合いのケース、サードパーティー製のパーツが分割できる2色ケースなどなど。安いものは約2000円からと、前の機種よりもリーズナブルになった気がします。

 そんなケースの中でも一番気になるのがアレですね。そう、BlackBerryライクなキーボードを装着できる、キーボードケースです。過去モデルにもありましたが、S8用は日本語入力に対応するのか? 試してみたいものです。

純正だけではなくサードパーティー製ケースもいろいろそろう

キーボードケースは日本語入力への対応を期待したい

 ダメ元で在庫が無いか聞いたところ、キャンセル分がわずかにあるかもしれないとのことでした。しかし、韓国での端末販売は日本と同様、基本的に契約販売です。そのキャンセルが出るかどうかは閉店間際にならなくてはわかりません。

 飛び込みでの契約用の端末は在庫が無く、いま契約している人たちは予約者とのこと。韓国はキャリア販売ながらもSIMフリーなので、なんとしても欲しいところでしたが無理でした。

DeXでの展示などキャリアショップでも力が入る

 続いては、街中のキャリアの店をいくつか訪問してみました。ここ半年以上大型の新製品が無かっただけに、Galaxy S8の発売はキャリアにとっても新規契約やMNP移転を狙える話題の製品。店舗に掲げられるポスターなどもGalaxy S8一色になっていました。

街中のキャリア(KT)の店舗

S8関連ポスターが壁面を埋め尽くす

 店舗の中もGalaxy S8をイチ推ししている店が多く、ただ単に端末を並べるだけではなく、機能別の展示を行なったり、Galaxy S8をPCライクに使える「Samsung DeX」のデモを行なうなど、キャリアでの扱いもかなり優遇されている様子でした。

店内の一番目立つ位置にGalaxy S8がずらりと並べられる

Samsung DeXのデモを行う店もあり、操作を体験できる

 iPhoneとは販売形態がまったく異なりますから、サムスンの直営店に徹夜で行列が出できる、ということはありません。韓国では4月上旬から予約を受け付け、先行予約だけで100万台を突破しました。本体価格は10万円前後ですが、さまざまな割引を組み合わせれば、無料での購入も可能。キャリアショップにも「S8無料」の案内が並びます。

 韓国は端末割引の補助金の上限が決まっており、ハイエンド端末の割引は以前であれば半額程度でした。しかし、売れ筋製品であるGalaxy S8だけに、たとえば、クレジットカード会社が新規カード作成者に約4万円の補助を出すなどして、その人気に乗じて会員数を伸ばそうとしています。

 そのため高い端末でありながらも、予約者のほとんどがキャンセルしないとのこと(某キャリア店舗の店員談)。

KTの店舗では「S8無料」の案内を出している

LG U+の割引内容。S8の価格は93万5000ウォン(約9万2000円)。半額近い40万0000ウォンはクレジットカード新規契約時にカード会社が補助

電脳ビルもキャンセル待ち 日本での発表も待ちきれない

 キャリアの店を回った後、電脳ビルの携帯電話フロアーにある代理店をいくつか回ってみたところ、「過去モデルは予約だけしてキャンセルする客もいたが、今回はキャンセル客がいないために、新しい引き合いを受けるのに四苦八苦している」なんて声も聞かれました。

 確かにGalaxy S8は単純なスペックアップモデルでは無く、他メーカー端末利用者からの乗り換えも多いようです。筆者も実は、代理店なら何とか単体で買えるかなと期待して行ってみたのですが、キャンセル品が無いために在庫無しであえなく撃沈してしまいました。

代理店が多数入る、カンビョンにあるテクノマートを訪問

12万円程度なら買おうと思ったものの単体在庫無し。仕方なくカタログをもらってきた

 このようにGalaxy S8とS8+は、地元韓国でかなりの人気のようです。それを裏付けするように、自社のデザインのよいケースを製造販売しているデザイン・スキン(Design Skin)のお店に行ったところ、すでにS8とS8+用ケースが10種類以上も販売されていました。

 中国・深センあたりの安物ではなく、本革タイプやイラストモノ、スライド式でカードが収納できるケースなど種類は豊富。純正ケースよりもデザインがいい製品も多く、それが本体の発売直後から出てきているのです。

韓国で独自にケースをデザインしているデザイン・スキン

Galaxy S8とS8+用ケースはすでに多数揃っている

 過去の新製品よりも予約状況は上回っており、キャンセルも少なめ。そして、ケースなどアクセサリー類もすでに出そろっていることなど、韓国ではGalaxy S8に対する期待は大きいようです。

 さて、日本での発売はいつになるのでしょうか? 世界中での前評判も高いだけに、早い時期での登場を期待したいものです。

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