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Google、Yahoo!だけじゃない!国産リスティング広告を使う3つのメリット

2017年04月25日 11時06分更新

文●D2Cスマイル

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リスティング広告=検索連動広告といえば、真っ先に思い浮かぶのがGoogle Adwordsです。日本では、ポータルサイトとしてYahoo!が根強い支持を得ていることもあり、Yahoo!スポンサードサーチを利用している人も多いことでしょう。

日本国内の検索広告予算は、Google・Yahoo!に大部分が寄せられていると推測されますが、日本のリスティング広告は、実はこの2商品以外にもまだあることを知っているでしょうか?

今回は、国内リスティング広告市場で気を吐く国産リスティング広告商品5つと、これらの商品群の上手な使い方について説明します。

まとめてチェック!国産リスティング広告5選

1. D2C Performance Ads(株式会社D2C)

導入で「これPR記事じゃないの?」という嫌な予感がした人、半分的中です。手前味噌で恐縮ですが、まずD2C商品を紹介させてください。

D2C Performance Adsは、NTTドコモのポータルサイト「dメニュー」を中心としたスマートフォン上のポータルサイトに掲載されるリスティング広告です。また、いまだに根強くユーザーの残るフィーチャーフォンに対しても配信可能で、3キャリアのポータルサイトを網羅できます。

検索連動広告以外にも、コンテンツ連動広告・サイトリターゲティング広告といったコンテンツ面への配信が可能なほか、テキスト+アイコンで配信可能な「アプリプロモーション広告」や商品フィードの入稿によって検索連動広告を配信する「D2C PLA」も提供しています。

2. レモーラリスティング(株式会社クロスリスティング)

レモーラリスティングは、PC・スマートフォン向けに、検索連動広告とリターゲティング広告を提供しています。「goo」「OCN」「Excite」といった大手ポータルサイトを中心に配信しています。

視認性の高い業界最長レベルの広告文字数や、「教えてgoo!」などの掲載面でユーザー検索履歴を元にした広告配信ができる「サーチリターゲティング広告」などが特徴的です。

なお、クロスリスティング社は、フィーチャーフォン向けの「アネモネリスティング」も提供しています。

3. JWord(GMOインサイト株式会社)

GMOインサイトが提供する「JWord」は、上で紹介した2商材と比較すると、多少変わった特徴がある広告です。

提供しているリスティング広告は、一般的な上位掲載枠を複数社で競争し合う形ではなく、1キーワードを1社のみで独占的に掲載できるのが大きな特徴です。また掲載料金はワードジャンルごとに異なり、年間での支払いとなります。

掲載面として、Yahoo! JAPANの検索結果画面に表示できることも大きなメリットではないでしょうか。それ以外にも「Excite」「@nifty」「So-net」など主要ポータルサイトを網羅しているほか、同社が検索エンジンを提供している各種ポータルサイトにも配信がされます。

4. Simplisting(GMOインサイト株式会社)

「JWord」のGMOインサイトが2015年から提供しているスマートフォン向けの新メニューが「Simplisting」です。「JWord」と異なり、スマートフォンに配信先を特化し、クリック課金で提供されています。他社リスティング広告よりも安価なクリック単価や、運用のフルサポートなどを売りとしています。

5. Yahoo!プレミアムサーチディスプレイ(ヤフー株式会社)

Yahoo!の検索連動広告といえば「スポンサードサーチ」が真っ先に思い浮かぶと思いますが、スポンサードサーチの広告枠のさらに上部に大迫力のディスプレイバナーを配信できる商品が「プレミアムサーチディスプレイ」です。純広告としての販売がされており、基本的にブランド名などの指名検索系キーワードのみ購入が可能です。

出稿金額は、Yahoo!社での見積により決定されます。変化球ではありますが、検索連動広告の新しい形です。

いずれも検索結果画面をメディアとした商品ではありますが、あえて分類するならば、Google・Yahoo!と使い勝手が近い商品(キーワード入稿型、テキスト掲載、クリック課金)なのが「D2C Performance Ads」「レモーラリスティング」「Simplisting」、少々違ったアプローチなのが「JWord」「Yahoo!プレミアムサーチディスプレイ」といったところでしょうか。

国産リスティング広告をどう使いこなす?

さて、変化球も混ぜながらですが、国産リスティング広告を紹介してきました。とはいえ「Google、Yahoo!をやっておけば十分では?」という疑問も当然だと思います。

自社商品を紹介した手前、「いやいやみなさんぜひやりましょう!(特にD2Cを!)」と言いたいのは山々ですが、ここはフラットに、国産リスティング広告商品を使う意味・メリットという観点と、使いこなし方について少し考えてみます。

  1. クリック単価が比較的安いので、CPAの調整弁に使うことができる
    クリック課金型の商品において、Google AdwordsやYahoo!スポンサードサーチと比較して競合社数が少ないので、GoogleやYahoo!で単価高騰しがちなビッグワードも比較的安価なCPCで広告掲載ができる傾向があります。「Simplisting」は明示的にそれを売りにしていますし、D2Cも例外ではありません。たとえば、Google・Yahoo!の一部予算を他商品に振り分け、安価なCPCでの獲得を増やし、商材トータルでの獲得単価を調整できます。
  2. 新規ユーザー獲得が見込める
    国産リスティング広告商品には、GoogleやYahoo!ではリーチできないユーザー層に対して広告配信ができる一面があります。実際、D2Cでも上で述べた低CPCで獲得できることのほかにも、サイト往訪者の新規率の高さを評価してもらっているケースもあります。
  3. 検索結果の自社占有率を上げることができる
    これらの広告商品は、同一の検索結果上でGoogleやYahoo!といった他ネットワークと併載されているケースも多くみられます。若干裏ワザ的な発想ですが、この場合、複数のネットワークに広告出稿することで、検索結果で自社広告の占有率を上げることができるようにもなります。
    ※ただし、同一の広告クリエイティブが並列するとユーザー視点での見た目もよくないので使用するクリエイティブを分けるなどの工夫が必要です

商品単一での消化規模感や、管理画面で提供されている機能など、Google・Yahoo!と比較して及ばない点は多々あります。しかし、検索結果を配信メディアに持ち、検索キーワードという顕在化したユーザーのニーズに合わせて広告を露出させるという基本構造は同じです。前述のように、安価な獲得コストや新規ユーザーに向けた配信ができるなどのメリットもあります。

「Google・Yahoo!の運用改善に行き詰っている」
「主要ネットワークは試し切ったので、他の出し先を探している」

このような悩みを抱えている人は、同じリスティング広告の新たな可能性として、ぜひ一度、国産リスティング広告商品の検討をしてみると良いのではないでしょうか。

:今回、紹介した各社商品のスペックなどは、各商品の公式サイト・媒体資料より抜粋したものです。

(記事提供:D2Cスマイル

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