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高さ76cmからいろんな角度で落としても動き続けるタフすぎる堅牢性

2in1 PC「dynabook V」、米国国防総省制定のMIL規格をクリアー

2017年04月27日 17時00分更新

文● 平澤寿康 編集●ジサトライッペイ

提供: 東芝クライアントソリューション

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 2016年12月の登場以降、本格的な薄型軽量2in1 PCとして人気を集めている、東芝クライアントソリューションのdynabook Vシリーズ(企業向けモデル「dynabook VC」、Web専用モデル「dynabook VZ」を含む。以降、dynabook Vシリーズ)。最大の魅力となっているのが、液晶360度開閉型のコンバーチブルスタイルを実現しながらも、1.1kgを切る軽さや、約15.4mmの薄さを実現している部分だ。また、全モデルでタッチパッド部分にWindows Hello対応の指紋認証センサーを搭載し、最上位モデルでは顔認証用の赤外線カメラも搭載するなど、優れたセキュリティー性を兼ね備えている点も、毎日PCを持ち歩く必要のあるビジネスマンを中心に高い評価を得ている要因となっている。

 そして、dynabook Vシリーズにはもうひとつ大きな特徴がある。それは、毎日持ち歩いても苦にならない薄型軽量ボディーながら、圧倒的な堅牢性を兼ね備えているという点だ。そこで今回は、dynabook Vシリーズの優れた堅牢性について紹介していきたいと思う。

米国国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した耐性テストをクリアー

 モバイルノートPCの堅牢性と言ったら、どういったものを思い浮かべるだろうか。よくあるのが、カタログなどに記載されている「面加圧○○kgの耐圧性」や、「高さ○○cmからの落下に耐える耐衝撃性」といった文言だろう。そういった堅牢性の指標は、基本的には各メーカーが独自にテストを行なって検証し、問題ないことを確認しているものだ。しかし、そういった堅牢性試験は、メーカーが定めた独自の基準に沿って行なわれている場合も少なくない。なぜなら、公的機関が定める堅牢性の規格は、一般ユーザーが利用するモバイルノートPCにはやや厳しすぎる場合が多いからだ。

 dynabook Vについても、基本的には東芝社内で設けられている評価基準に沿って堅牢性のテストが行なわれている。ただし、東芝が定める堅牢性の社内基準は比較的厳しいものとなっており、当初より堅牢性に関しては競合製品の一歩先を行くものとなっている。

 実際にdynabook Vシリーズでは落下試験や加圧試験、振動試験、ヒンジ開閉試験など、十数種にも及ぶ試験が行なわれ、その基準をクリアーする堅牢性が確認されている。その結果、社内基準をクリアーするだけでなく、厳格な試験を実施することで知られるドイツの認証機関「TUV Rheinland Group(テュフラインランドグループ)」での耐久試験(面加圧試験および落下試験)にもクリアーしている。高い基準の堅牢性試験を長年繰り返してきたことによるノウハウの蓄積により、薄型軽量ボディーでも優れた堅牢性を確保できる設計技術が備わっているおかげだろう。

 そして、そこに新たなマイルストーンが加わった。それは、dynabook Vシリーズが米国国防総省が制定する「MIL規格(MIL-STD-810G)」準拠の耐性テストをクリアーすることが確認された、というものだ。

 MIL規格とは、米国国防総省が調達する物資に対して、過酷な環境でも問題なく利用できるように定められている品質基準だ。米国国防総省ではこの規格をクリアーした製品しか調達できないことになっている。MIL規格の基準の高さは、一般ユーザーを対象とした製品と比べるとあまりにも厳しいものとなっており、実際にMIL規格をクリアーする堅牢性を備える製品というのは、見るからに頑丈そうな外見になっているものがほとんどだ。そう考えると、dynabook VシリーズがMIL規格準拠の環境性テストをクリアーするというのはかなり驚きだ。

 実際にdynabook VシリーズがクリアーしたMIL規格準拠の試験は、全部で10項目に及ぶ。それらは以下にまとめてあるが、これを見るといかに厳しい基準かがよくわかるだろう。例えば落下試験では、一般的には水平に落下させて試験を行なうことが多い中、26方向による高さ76cmからの落下試験が行なわれ、それによって問題が発生しないことが確認されている。

落下試験は実際に26方向で高さ76cmから落下させて検証する。

このように角から落ちるような方向でも検証するため、高い堅牢性が求められる。

 また、細かな粉じんを6時間吹きつけるテストも行なわれており、試験後も問題なく動作することが確認されている。さらに、高温環境や低温環境、高湿度環境、高山を想定した減圧環境、急激な温度変化などでの動作テストも実施され、こちらもMIL規格が定める基準をクリアーしている。

細かな粉じんを6時間吹き続けるテストも実施。

粉じんを吹きつけ続けても問題なく動作することを確認。

 このように、dynabook Vシリーズには非常に厳しいテストをクリアーできる、圧倒的な堅牢性が備わっていることが改めて確認されたわけだ。これは、競合製品に対する大きな優位点となるはずだ。

MIL規格準拠のテストをクリアーする堅牢性を備えるからこそ、常に安心して長期間利用できる

 「dynabook Vシリーズは一般ビジネスマンの利用がメインターゲットのモバイルノートPCなんだから、ここまで厳しい堅牢性テストを行なう必要はないんじゃないか」そう思う人も少なくないかもしれない。確かに、MIL規格準拠の耐性試験をクリアーする堅牢性は、一般ユーザーを対象とするモバイルノートPCでは、ややオーバースペックと言えなくもないだろう。

 しかし、dynabook Vシリーズは当初からMIL規格準拠の耐性試験をクリアーすることを目標としていたわけではない。東芝では、従来より実際の利用で起こりうるであろうトラブルを想定し、そういったトラブルが発生しても問題なく利用できるようにと定められていた社内の品質基準が存在し、それをクリアーする堅牢性を実現したら、MIL規格準拠の耐環境性試験もクリアーしていた、というのが正確なところだろう。

 逆に言うと、それだけ東芝の社内基準が厳しいものとも言える。つまり、dynabook Vシリーズは、“ユーザーが安心して利用できる”という部分にとことんこだわって作られているわけだ。そして、この優れた堅牢性は長期間の耐久性にもつながる。わずかな期間でヒンジが壊れたり、コネクター部分がへたったり、といったトラブルもdynabook Vシリーズとは無縁と言ってていいだろう。優れた堅牢性だけでなく、長期間安定して利用できるという点もビジネスシーンで利用するモバイルノートPCとしては、大きな魅力と言える。

 もちろん、試験をクリアーしているからといって、実際にそういった過酷な環境での利用が保証されているわけではない。しかし、我々一般ユーザーの普段の利用ではまずないと思われるような、非常に過酷な環境を想定した耐性試験すらクリアーしてしまうdynabook Vシリーズなら、まず安心して利用できるのは間違いないだろう。そういった意味でdynabook Vシリーズは、毎日持ち歩いて利用するモバイルノートPCとして、圧倒的な魅力を備える製品と言っていいだろう。

 

■関連サイト
dynabook.com
dynabook Vシリーズ製品ページ
米国国防総省制定のMIL規格準拠テストをクリアー dynabook V

協力:東芝クライアントソリューション

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