このページの本文へ

内蔵ウェブカメラの特徴や使い勝手を紹介

顔認証でスマートにセキュリティー対策! デルのウェブカメラ搭載23.8型ディスプレーを試す

2017年04月23日 09時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
デルの「P2418HZ」

 デルの23.8型ビジネス向け液晶ディスプレー「P2418HZ」(関連記事)は、本体にウェブカメラやマイク、スピーカーを搭載しており、ビデオ会議や顔認証などに利用できるのが大きな特徴になっている。今回は、その目玉機能のひとつである内蔵ウェブカメラの特徴や使い勝手を紹介していこう。

2メガピクセルのカメラを内蔵

P2418HZの内蔵ウェブカメラ

 P2418HZのディスプレーの上部ベゼルには、2.12メガピクセルのウェブカメラが内蔵されており、フルHD(毎秒最大30フレーム)の動画・静止画撮影が可能だ。レンズの視野角は77.5度と、かなり広角よりだが、通常の使用距離(画面から50~70cm程度)だとちょうどいい大きさで顔を撮影できる。

 カメラの上部にはカバーシャッターが搭載されており、右にスライドさせることでカメラ機能をオフにできる。物理的にレンズ部をカバーするタイプなので、使わないときにオフにしておけばメッセンジャーアプリでのうっかり撮りなどを防ぐことが可能だ。

カメラ上部にカバーシャッターが搭載されており、右にスライドすることでレンズにカバーをつけることができる

 焦点距離は22cm~無限となっており、カメラにかなり近づいてもきちんと映る。ビデオ会議で手元にある資料を相手に見せたいときなどでも、カメラに近づければある程度の大きさで映せる。

 今回は、背景に白いスクリーンを用意して逆光になる場所で使用してみたが、その厳しい条件でも十分顔を明るく映すことができた。通常の使用環境ならまったく問題ないはずだ。

OS標準搭載のカメラアプリで、内蔵ウェブカメラを使用しているところ。照明がバックにあり、背景が明るい場所でも顔を明るく映すことができた
ウェブカメラ使用時はレンズ横のLEDが緑色に光る

 内蔵カメラを使ってみてちょっと不便だなと感じたのが、カメラ位置の高さ。スカイプなどで画面をみながら会話をしようとすると、どうしても若干うつむき加減に映ってしまう。その場合はスタンドの高さを調節して画面位置を下げれば改善される。本製品はスタンドの高さを調節しやすい機構になっており、こういう場面では非常にありがたいと感じた。

顔認証に使用できる赤外線センサー機能

 P2418HZのカメラは赤外線センサーを備えており、Windows Helloの顔認証機能を利用することができる。使用するには事前に「設定」の「サインイン オプション」で「アカウント パスワード」と「PIN」を設定しておく必要がある。それぞれ設定したら、「顔認識」の「セットアップ」を画面の指示に従って進めていけばOK。

Windows Helloの顔認証機能を使うには、「設定」の「サインイン オプション」で設定する必要がある

 「顔認識」の「セットアップ」を開始すると、ウェブカメラのレンズ両脇にある赤いLEDが点灯し赤外線撮影が行われる。赤外線なので被写体がモノクロで映るのがちょっと新鮮。セットアップはカメラをまっすぐ見るだけですぐ完了し、それと同時に顔認証機能を利用できるようになる。

セットアップを開始すると赤外線センサーカメラで撮影したモノクロの映像が画面に表示される
赤外線センサー作動時はレンズ両脇の赤いLEDが点灯する

 実際に試してみたところ、スリープの復帰時にロック画面が表示された後、カメラに顔を向けると、体感的には1秒とかからずデスクトップが表示された。何回か試した限りでは、意識的にカメラを見なくても画面をぼーっと見ている状態でも問題なくロック解除されるようだ。ロック解除のたびにパスワードを入力したり、「サインイン」ボタンを押したりする手間を省くことができ、非常に快適。こまめにスリープや休止状態にするユーザーほど、恩恵が大きいだろう。

実際に顔認証機能を使ってサインインしているところ(画像はイメージ。実際はロック画面が一瞬しか表示されず、カメラの赤いLEDも点灯している状態)

 ちなみに、顔の映像を表示させたタブレットの画面や顔写真をプリントした紙でも試してみたが、サインインはできなかった。これは、赤外線では顔の凹凸(深度)が認識されるため。他人のなりすましを防ぐことができるので、オフィスなどで使う場合でもセキュリティ的に安心だ。

 自宅で使うにしても、オフィスで使うにしても、パソコンのセキュリティー対策は重要な課題。しかし、セキュリティーを高めれば高めるほど逆に利便性は損なわれることが多い。しかし本製品を使うことで、そのような状況をスマートに解決することが可能。ビデオ会議はしないという人でも、デバイスへのサインインは日常的に行なっているはず。そのわずらわしさをなくしたいと考えているなら、P2418HZは有力な候補の一つになりうるはずだ。

試用機の主なスペック
製品名 P2418HZ
画面サイズ 23.8型
表示解像度 1920×1080ドット
視野角 垂直178°、水平178°
輝度 250cd/m2
ダイナミックコントラスト比 800万:1
コントラスト比 1000:1
入力端子 VGA端子×1、DisplayPort 1.2×1、HDMI 1.4端子×1
インタフェース USB 3.0端子(アップストリーム)×1、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボジャック×1
サイズ/重量 およそ幅549.8×奥行180.0(スタンドを含む)×高さ375.6~500.6/約3.60kg(スタンド含まず)
付属品 電源ケーブル、DPケーブル、VGAケーブル、USB 3.0アップストリームケーブル、ドライバおよびドキュメントメディア、クイック・セットアップ・ガイド、安全上の注意

■関連サイト

カテゴリートップへ

ASCII.jpおすすめパック
製品ラインナップ
インテルバナー