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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第10回

【鉄板&旬パーツ】8コアのハイスペックPCに最適なMini-ITXケース

2017年04月26日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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抜群の拡張性を備える「NCASE M1」

 続いては、ハイエンド構成をコンパクトに組むために、北米の自作ユーザーコミュニティ発のブランド「NCASE」から登場した「NCASE M1」だ。

 デザインから内部レイアウトの構成まで、すべてユーザーによるブラッシュアップとフィードバックによって開発されただけあって、拡張性から組みやすさまで秀逸のひと言。価格は3万円前後と高価だが、用途を選ばずに長~く使い続けられる1台になっている。

 現在国内で販売されているモデルは、最新のVersion5になるが、前モデルを「他の追従を許さない究極の小型PCケースM1」で紹介している。Version5では、フロントUSB3.0ポートの縁部が除去され、見た目が綺麗になり、マザーボードトレイが取り外し可能になっている。

NCASE M1
メーカー:NCASE
URL:http://www.dirac.co.jp/ncase_release/
実売価格:2万9000円前後

ハイエンドなコンパクト自作好きにオススメな「NCASE M1」。本格水冷を組み込むなど、さまざまな構成に使える

ハイエンドビデオカードを搭載した状態で、ボトムに2基のファンを設置でき、240mmラジエーターにも対応する

サイドやボトム、フロントにストレージ、ファンを搭載できる自由度の高い内部構造がポイントだ

“M1”そっくりなアビー「AS Enclosure RS01」

 最後は、アビーが昨年末に発売した「AS Enclosure RS01」を紹介しよう。ほかの2製品と同じく、高い拡張性と自由度の高い内部レイアウトを備えているのに加え、ブルーやピンクなどのカラバリを用意しているのがポイントだ。

AS Enclosure RS01
メーカー:アビー
URL:http://www.abee.co.jp/Product/CASE/AS_Enclosure/RS01/index.html
実売価格:2万9000円前後

 ただ、デザインをはじめ、構造や内部レイアウトが「NCASE M1」と酷似。価格も同価格帯になっているため、「NCASE M1」との差異が気になってしまう人も多いだろう。

アビーの高拡張Mini-ITケースの「AS Enclosure RS01」

約300mmまでのボード長に対応するほか、ボトムやサイドにファン、ストレージを取り付け可能だ

シルバー、ブラックに加え、アクアブルーやピーチ、オリーブグリーン、ショコラブラウンを用意

ボトムとサイドは、いろいろな組み合わせが可能になっているのも「NCASE M1」と同じ

フロントパネルの裏側はメッシュ仕様になっている。ホコリの侵入を抑えつつ、吸気性をアップだ

アビー製品おなじみのエンブレムプレート。外装、内部ともに高品質な作りになっているのは、さすがアビー製といったところだ

各パネルは六角ボルトで固定。見た目はカッコいいが、メンテナンス性は、かなり落ちるのが残念

住友3M社製だが、インシュレーターはゴム製なのも残念なところ。なお、特殊スポンジラバーを採用したアルミ削り出しの同社製インシュレーターもある

自分好みのMini-ITXケースを見つけよう

 今回紹介したMini-ITXケースは、ほんの一角。魅せる系に特化したタイプや、サイズは大きくなるが組みやすいタイプなどもあるので、店頭におもむいて、構成したいパーツにベストかつ自分の好みにあったMini-ITXケースをじっくり探してみよう。

長~くつきあっていくPCケース。パーツ構成や自分の好みにあったコンパクトなケースを見つけ出そう

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