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エデュケーション@プログラミング+第4回

『子供の科学』ぜんぶ入りパソコンキットで開封の儀

驚くほど簡単、でもずっしり本格的。話題の『ジブン専用パソコン』レポート

2017年04月13日 17時00分更新

文● 杉本敏則

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何の設定もせずに接続した状態でも、Pythonからオフィス、マイクラまでズラリとソフトが入っている! いたせり尽せり、これ1台で当分の間は遊んで、学べることが分かります(今回はまずは開封の義ですが)。

科学誌『子供の科学』から発売。監修は阿部和広氏のパソコンキットがやってきた

 いきなりイベント告知から失礼します。来たる4月16日(日)に、Scratch(スクラッチ)を用いたプログラミング教育の第一人者であり、NHK・Eテレにて放送中の教育番組『Why!?プログラミング』のプログラミング監修担当者としても知られる、青山学院大学客員教授の阿部和広氏を招いたセミナーを開催(詳細はコチラ!)します。2020年に予定されている小学校でのプログラミング教育導入を考えるうえで有益な機会となる内容です。

 その阿部先生が監修を務められている、衝撃のパソコンが編集部に届きました。小中学生向け科学誌『子供の科学』運営の物販サイトである『コカショップ!』にて発売された『KoKaジブン専用パソコンキット』という商品です。Raspberry Pi(通称:ラズパイ)を活用し、コンピューターとして使用するために"必要なもの"がすべて揃っている点が魅力、という内容。今回そう説明されて箱を受け取った担当者が、何の心構えもなく開封・セッティングした様子を、写真中心でレポートします。

※商品在庫について※
紹介している商品は発売即品切れのため、本記事を公開している現在は入荷待ちの状態になっています。追加入荷状況については販売サイト『コカショップ!』を直接確認くださるよう、お願いいたします。

 編集部に到着したのは、純正ケース・ディスプレーも付属の"全部入り"バージョンである『フルセット』2万1600円(税込)という商品。届いた箱2つのうち、大きめで横長の白箱は上下二段の構成になっています。写真はその上段。左から、ラズパイ用純正ケース、電源アダプター、OSやさまざまなソフトが書き込まれたmicroSDカード、子供の手で扱いやすいSサイズのマウスが入っています。

 こちらは横長白箱の下段。使い勝手の良いテンキー付キーボード(メーカー品:ELECOM製のTK-FCM062)、ラズパイ用USB電源ケーブル、HDMIケーブルが付属。どれもきちんとした品質のものであることがわかります。HDMIケーブルが標準付属されていることは、ご自宅にあるテレビやディスプレーを使うことを想定されているからでしょう。拡張性が高いです。

 届いたもうひとつの段ボール箱には、7型の液晶ディスプレー、USB電源ケーブルが梱包されています。この種の7型液晶では黄色いコンポジット(RCA)ビデオの場合がありますが、今回はHDMI接続対応のものが使用されています。

 全部中身を出してみました。ケーブル類やケースを除けば、ラズパイ・microSDカード・キーボード&マウス、ディスプレーという簡素さです。

 オプションで購入可能なラズパイ用純正ケースはしっかりとしたつくりです。滑り止めの丸い足付きなのも気が利いていますね。

 ケースはセッティングしやすいように分解可能になっています。表現があまり良くないかもしれませんが、まったく安っぽくない質感であることが大人でも感じられます。

 ラズパイをアップで。使用されているのは『Raspberry Pi 3 Model B』モデル。日本製を採用しており、技術基準適合証明のマーク(技適マーク)が付いているタイプになります。安心ですね。

 さっそくケースにラズパイをセッティング。純正ですから、もちろんぴったりきます。組み立てマニュアルが付属されていますので、読みつつ、どんどん進めていきます。

 ケースを組み立てれば心地良い重みが。この、手に"ずっしりと来る"感覚が自分専用なんだ、という気持ちを高めてくれるんです。

 ラズパイにmicroSDカードをセット。事前にほかのコンピューターを使ってセットアップする必要がないどころか、microSDカード内部のデータを確認する必要すらありません。送られてきたそのままでいいんです。

 各種ケーブルをラズパイに差し込みます。ケース越しでもスムーズに抜き差し可能なのは、さすが純正という感じですね。ちなみにUSBポートは全部で4つあるので、写真の状態からまだあと2つ使用可能です。LANポートも1つあります。

 そして、気がつけばディスプレーに表示が! microSDカードを入れたあとに電源をつなげば、スイッチを押すこともなくラズパイは起動します。

 マニュアルにしたがって、ディスプレーの解像度を変更するために、一度だけ再起動が必要です。すると……

 いい歳した編集部員がセッティングしたとはいえ、本当あっという間に『ジブン専用パソコン』が使えるようになりました。ていねいなマニュアルもあるので、迷うことはまずありません。

誌面を読みながら自分でさわって、使って、カスタマイズできるのが魅力

 このキットは、子供の科学2017年4月号から連載中のコーナー『はじめよう ジブン専用パソコン』誌面と連動している商品で、小中学生が本誌を読みながら、自身で簡単にセッティングできるように設計されています。

 今回は純正ケースの良さについても触れましたが、おもしろい仕掛けとして、特設サイトから型紙のPDFデータをダウンロードして印刷することで、オリジナルのケースをつくることができるようになっています。裸でラズパイを使うのもギークな感じでかっこいいですが、ケースを含めて"自分専用"と言えたほうが思い入れも増すというものでしょう。専用ケースやオリジナルケースを使ってカスタマイズできるのは、大きな魅力だと思います。

 このキットがあれば、至極簡単に小中学生向け専用パソコンを導入できるうえに、プログラミングやゲーム(人気のマインクラフトが標準で搭載されています!)も気軽にスタートすることができます。ディスプレーやケースのない『ベーシックセット』で、1万4040円(税込)からバリエーションを選べるのも親切。新学期に新しい何かをさせてみたいなぁ、という親御さまにはもってこいの商品と言えそうです。

 最後に、今回はパソコンキットの内容の紹介とセットアップまでしか紹介できませんでした。なにしろ、冒頭の写真でもひとこと触れたとおり中身のソフトが実に充実しており、とても1回の記事では紹介しきれないからです。詳しくは『子供の科学』の連載にて、ということで、ここでは参考までに、メニュー一覧などをスクリーンショットで紹介しておきます。

プログラミングのメニュー。Scratchは日本語入力やフォント設定が最適化されています。オフィスのメニュー。日本語化されたLibreOfficeが標準インストール済。
インターネットのメニュー。ゲームのメニュー。すぐにマイクラ遊べます!
アクセサリのメニュー。グラフィックスのメニュー。GIMPが入っているので、画像編集もできます。
教育・教養のメニュー。子供向けお絵かきソフトが入っています。電子工学のメニュー。Arduino IDEがインストール済です。
デフォルトで日本語IMEが設定されています。LibreOfficeを使えば、すぐに作文やレポート作成に使えますね。フォントも充実しており、立ち上げた時点で中華フォント……ということもありません。

監修者の阿部和広氏によるプログラミング教育セミナーのお知らせ

 角川アスキー総合研究所では、『ジブン専用パソコン』の監修者でもある阿部和広氏を講師に迎えた、プログラミング教育とScratchによるプログラミング演習のセミナーを先生方や教育関係者を対象に開催いたします。プログラミングの経験の有無は問いません。また、演習用のコンピューターの貸し出しも行ないます。より楽しいプログラミングの授業に興味のある方はふるってご参加ください。

阿部和広先生とプログラミングを学んで授業に活かす体験講座/小学校の先生必見! 2020年に向けてカリキュラムをどう作るか?

■日時:2017年4月16日(日) 13:00~17:00(12:30受付開始)

■会場:角川第3本社ビル 3F(東京都千代田区富士見1-8-19)

■参加費:1万円(税込)

■■参加登録はコチラから!(Peatixの予約ページに遷移します)■■

==>http://lab-kadokawa19.peatix.com/

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