(株)ファンケルは6日、「ガスメーターボックス」「自転車のカゴ」など、商品購入者が指定した場所に商品を届ける受領印がいらない配送サービス「置き場所指定お届け」の利用を拡大すると発表した。5月1日には利用案内ページを「ファンケルオンライン」に開設する。
「置き場所指定お届け」の利用率を30%から50%へ
同サービスは不在・在宅を問わず、利用者が事前に指定した場所に商品を届けるもので、1997年にサービスを開始し、利用率は30%に及んでいる。不在時や応対が難しい時に商品が受け取れ、再配達削減による環境負荷低減の効果もある。同社は同サービスの取り組みを強化し、利用率を50%に高めることを目標にしている。
5月1日には「ファンケルオンライン」に利用案内ページを開設。同サービスの内容や利便性を詳しく説明するほか、電話受注やネット注文時にサービスを告知し、SNSでも紹介する。
同サービスを開始した当初は、働く女性が増えている時期で、在宅率が低下していたことで、利用者が商品を受け取りやすくすることを目的としていた。「共働きで家にいない」「残業などで帰宅時間が読めない」「赤ちゃんが寝ているのでチャイムを押されたくない」「体調を崩している」など、在宅でも利用者のニーズに応えるサービスとして公表を得ている。
同サービスの利用者からは「いつも置き場所登録を玄関前にして利用している。留守でも受け取れていいシステムだと思うのでぜひ続けてほしい」「呼鈴が鳴るとドキドキ、バタバタしてしまうので、ドアの前に置いてくれるサービスがありがたい」「留守の時に玄関前に置いていってくれるから本当に助かっています」といった声が寄せられている。