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ヘヴィなプレーが多いほど、大型PCであるほうが平和

冷却性能と拡張性が魅力、ゲーミングPC「ideacentre Y700」の外観をチェック

2017年04月11日 09時00分更新

文● 林祐樹 編集●八尋/ASCII

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「Lenovo ideacentre Y700」

 ゲーミングパソコンのワードがすっかり定着しており、BTOではとくに当たり前の存在である。各社からゲーミングパソコンは登場しており、下手に自作するよりも安価でかつ、動作が安定しているため、パソコン知識はあまりないが、パソコンでゲームをしたい人向け、というのも定着した。今回は「Lenovo ideacentre Y700」をチェックしていく。第1回は外観のチェックだ。

冷却性能と拡張性に優れる

 ideacentre Y700は、構成の違いで5つのバリエーションがあるが、ケースは共通しており、およそ幅206x奥行504x高さ479mm。極端に小さいケースの場合は放熱性能に問題が生じやすく、そのぶん価格が高くなりがちだが、大型ケースの場合はそのあたりは比較的楽であり、ハイスペック環境であっても価格を抑えやすい。

 また拡張性もあるため、あとからストレージや拡張ボードを追加したり、すでに手元にあるものを流用するといった場合にも都合がいい。もちろん、ケース内の清掃もやりやすいため、ゲームのプレイ時間が長いのであれば、ideacentre Y700からの検討がいいだろう。

本体正面。赤い部分はLEDが仕込まれており、通電時に点灯する。もちろん、光量調整やオフにすることもできる

本体側面。吸気口があるだけでさっぱりしている

 まず目立つのは、ケースの天板部だ。排気用のスリットがある。温度の高い空気を効率良く逃すための設計で、ホコリ避けの処理もなされている。またハンドルもあり、手前にPCケースを引いて、背面のインターフェイスにアクセスするといった場合にも都合のいい設計だ。

天板部。いちおう小物を置いておける平らなスペースもある

 フロントにはUSB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、ヘッドフォン端子、マイク入力、マルチメディアカードリーダーがある。これらは正面から見ると斜め上向けに設置されており、接続を容易にしている。コントローラーを接続するときに、とくに重宝するほか、座った状態よりやや下に設置した場合にもアクセスが楽である。

 背面を見ると、PS/2、USB 2.0端子×4、USB 3.0端子×2、有線LAN、オーディオポート、S/PDIF出力があり、ディスプレイ出力はDisplayPort×3、DVI-D端子、HDMI端子と充実している。ゲーミングの場合、マウスかキーボードだけはPS/2という信仰に対応している点が大変よろしい。またS/PDIF出力があるため、既存のオーディオ環境によっては組み込みしやすくなるのも、ゲーム環境からすると重要な部分といえるだろう。

本体背面。PS/2、USB 2.0端子×4、USB 3.0端子×2、有線LAN、オーディオポート、S/PDIF出力、DisplayPort×3、DVI-D端子、HDMI端子を配置

 ケース内のアクセスを見てみよう。まず背面上部にあるスイッチを動かし、天板部背面寄りの部分を押下すると、カンタンに開くようになっている。冒頭でも記してるが、パソコンは吸気/排気を行なうため、空気清浄機のように集塵しやすい。

 そのため、床よりも高いところに設置が基本なのだが、それでもケース内にホコリが溜まってしまうため、定期的なクリーニングは必要だ。というわけで、楽に側面のパネルを外せる機能は、長期的なゲーム環境としてみると地味ながら重要な要素になる。

赤い矢印で側面パネル開閉関連スイッチを示してみた

 空きスロット/ベイは、メモリスロット×2、PCIe x1×5、5インチベイ×1、3.5インチベイ×2。ストレージを追加する場合は、下記写真を見てもわかるようにアクセスしやすい場所にある。またPCIe x1の空きが豊富であるため、各種ボードが前提であれば、魅力的な部分になるだろう。

側面パネルを開けたところ。電源上にIEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応するワイヤレスモジュールを確認できる

付属品はゲーミング仕様のマウスとキーボード。取り回しのしやすいケーブルを採用している

先を見据えるならideacentre Y700

 大型ケースは拡張しやすく、しばらくしてからグラフィックボードだけ換装したくなったとき、ボード長をチェックしなくてもまずOKという点が大きい。またゲームは長時間の高負荷が当たり前なので、冷却性能からしても、ヘヴィなプレイが多いほど、大型PCであるほうが平和だ。より充実したゲームライフを望むのであれば、ideacentre Y700をチェックしてみよう。

試用機の主なスペック
機種名 Lenovo ideacentre Y700(90DF00ESJP)
CPU Core i7-7700(3.6GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1060
メモリー 16GB
ストレージ 2TB HDD、256GB SSD
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
インターフェース(前面) USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、ヘッドフォンコネクター、マイクロホンコネクター、SDカードスロット
インターフェース(背面) USB 3.0端子×2、USB 2.0×4、PS/2ポート、HDMI端子、DVI-D端子、DisplayPort×3
サイズ およそ幅206×奥行504×高さ479
OS Windows 10 Home(64bit)

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