500Wでだいたい3~4分で文字が消える
続いて、このWAVEノートの最大の特徴であり、読者諸兄が最も興味を抱いているであろう“電子レンジでチン”で使用済みノートが再利用可のとなる実際のプロセスを、付属の日本語解説書を見ながら行ってみた。
前段の話になってしまうが、結果から言えば、付属の日本語解説書よりも米国のオリジナルパッケージに記載の英語版解説を読んだほうがやるべきことを正しく理解できる。輸入商品の場合にはよくあることだが、平易な英語なのでほとんど問題ないと思われる。
本来ならWAVEノート一冊を全部書き終えたタイミングでやるべきだが、WAVEノートの80ページ全部に記述してから電子レンジでチンの工程を行なうとすれば、いったいいつになるかわからないので、少しもったいないが、今回は5ページを書き込んだ段階で行なうこととした。
WAVEノートの表紙と裏表紙にはいくつかの細い青線で書き込まれた丸が複数個重なっている箇所がある。また、そのすぐそばには「WAVE」と書かれた文字のすぐ側の小さな丸の中にROCKET BOOKのシンボルアイコンが印刷されたマークが付いている。
マニュアルによれば、電子レンジでチンするときには、WAVEノートだけではなく、マグカップのようなモノに水を入れて、電子レンジ内部に置いたWAVEノートの中央にある複数の輪の中央にマグカップを置いてから、適度なワット数で、適度な時間、温めるという曖昧な指示になっている。
そして時々は電子レンジのフタを開けて、先程のシンボルアイコンを見て、中央のロケットマークが消えていないかをチェックするらしい。ロケットマークは熱で一時的に消失するフリクションと類似した素材で描かれているらしく、その変化がWAVEノート内部の消去にある程度比例するようだ。
まず筆者は自宅の電子レンジを“500Wで1分”という設定にして、チンを繰り返す。その都度、WAVEノートを取り出して、内部の筆記跡の消失具合をチェックしてみた。その変化を毎回5ページ全部撮影したので、変化がわかってなかなか面白い。
1回目の“チン”の結果
2回目の“チン”の結果
3回目の“チン”の結果
4回目の“チン”の結果
最終的に500Wは変えず、合計4回のヒートアップを行なってみた。最初の3回は毎回ヒートアップ時間は1分、最後の4回目だけは2分のヒートアップを試みた。
最終的に、あえて合計時間を出すなら、500Wで5分、ということになるが、今回は1分ごとに多少の冷却時間があったと思われるので、実際のところは500Wの熱量で3~4分で消去できたかも……という印象だ。
結果的には、合計5分のヒートアップで、ハードカバーの表紙も内部の用紙も多少波打ってしまった。消去後、しばらくは重いものを上に載せて圧力をかけてみたが、それほどの改善は見られなかった。
最終的には、完全に消去できなかった筆記後も数ヵ所は薄っすらと見える感じだ。個人的なクセである可能性も高いが、フリクションボールで描いたインク部分の筆跡には筆圧の凹みが多少残り、全般的にはフリクションボールのインクよりもマーカーの方が消えにくい印象となった。
この連載の記事
-
第778回
トピックス
折ってちぎって6人で使える「Paper Pens」を衝動買い -
第777回
トピックス
ゲオでレトロ感満載「FM付き レトロスピーカー」を衝動買い -
第776回
トピックス
発売日に電子メモ「Boogie Board(papery)」を予約衝動買い -
第775回
トピックス
ユーザー評価の高いJPRiDE「model i ANC」を手に入れた! -
第774回
トピックス
割り切りが素晴らしい3COINSの3300円スマートウォッチを衝動買い -
第773回
トピックス
Galaxy純正の遺失物トレースタグ「SmartTag2」を衝動買い -
第772回
トピックス
昭和レトロなプレーヤー復刻版「サウンドバーガー」を衝動買い -
第771回
トピックス
人生最後の腕時計「ロレックス エアキング」を衝動買い -
第770回
トピックス
実測37g! 折り紙式ポータブルマウス「OriMouse」を衝動買い -
第769回
トピックス
ギガ超えの夢破れたドコモ「home 5G HR02」を平常運転! -
第768回
トピックス
「令和6年の初・白日夢」か? ドコモ「home 5G HR02」を衝動買い - この連載の一覧へ