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ファーウェイ通信第45回

2016年は世界で1億3900万台のスマートフォンを出荷

SIMフリースマホで最注目の存在! ファーウェイ製品の魅力の秘密をトップに聞いた

2017年04月12日 11時00分更新

文● 加藤肇 編集● ASCII編集部

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SIMフリースマホの販売額で国内トップに!
国内のSIMフリー市場はさらに急速に拡大していく

――ここからは、国内での話題についてお聞きします。2016年のファーウェイはSIMフリースマホ市場で大きく存在感を増しました。

 2016年末の納会で、私は社員に「今年も生き延びることができました」という話をしました。ただ、2017年は新しいスタートだと、もうすでに頭を切り替えています。

 2016年を振り返ると、ファーウェイとしてそれなりの実績を上げられたと思います。BCNの調査結果を引用させてもらいますが、ファーウェイはSIMフリースマホの販売金額で1位となりました。これはミッドエンドとハイエンドの端末に力を入れたことによるものです。

SIMフリースマホの販売金額で2016年の国内トップというデータを発表会時にアピール

 また、SIMフリー市場とキャリア市場を合わせたスマホ販売台数でファーウェイは国内4位となっています。2016年12月だけを見ると3位です。SIMフリースマホの端末ごとのランキングでも、「HUAWEI P9 lite」は発売以来ずっと1位が続いています。

――日本では、SIMフリースマホの普及が進んでいます。これについてはどうお考えでしょうか?

 日本でのSIMフリーへの流れというのは2014年に始まっていて、そこから約3年が経過しました。この3年間というのは市場の発展の初期段階だったと私は考えています。1年ごとに規模が倍増していくような3年間でした。

 現時点の調査機関の予測では、2017年のSIMフリー市場はこれまでどおりに規模が倍になるとされていますが、我々は3倍以上になるのではないかと予測しています。つまり、日本のSIMフリー市場は2017年から発展の中期段階に入るだろうということです。高速道路にたとえると、2016年までは料金所の手前の段階、2017年からは料金所を過ぎてぐーっと加速していく段階に入るだろうと見ているわけです。

――それを踏まえて、2017年のファーウェイは日本市場でどういう戦略を取るのでしょうか?

 ファーウェイは2007年に日本市場へ参入して以来、キャリア市場とSIMフリー市場、さらに法人市場に向けて端末を供給し続けてきました。2017年もこれは変わらず、すべてを同時進行で進めていこうと考えています。いつも社内で話していることですが、「日本市場でうまく生き延びることが最重要だ」というのは変わりありません。この厳しい業界では小さいミスが命取りになることもあり、社員一丸となって全力で取り組まないといけません。

“目標は生き延びること”というのは呉氏が頻繁に用いているフレーズだ

――日本のスマホユーザーについては、どういう印象をお持ちですか?

 日本市場は世界的に見ても大きな特徴があって、最もハイエンドな市場だということが言えます。数字で比較するとわかりやすいのですが、日本と西欧におけるスマホの年間売上は、約200億ドルで同じです。もちろん販売台数は西欧のほうが上回っています。にもかかわらず、日本の1ヵ国だけで西欧諸国全部に匹敵するのです。

5.9型液晶搭載の「HUAWEI Mate 9」。HUAWEI Pシリーズや同機のようなハイエンドモデルが国内では人気。このクラスでファーウェイは強味を持っている

 これは日本市場では、ハイエンド端末が市場に占める割合が高いことを示しています。具体的にはハイエンドの比率は95%ほどだと言われていますが、ユーザーが製品に求める要求も非常に高く、世界でも類を見ない競争の激しい市場だと言えるでしょう。グローバル市場で成功していても、日本市場で成功することは容易ではないのです。

 ですので、ファーウェイは製品の技術、品質、サービスといったあらゆる面で質を高め、長距離走者になった気持ちで“生き延びること”を目標に頑張っていく必要があります。

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