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セミナー・イベント情報@プログラミング+第8回

小学校の先生・教育関係者必見! 2020年に向けてカリキュラムをどう作るか?

阿部和広先生とプログラミングを学んで授業に活かす体験講座

2017年03月23日 09時00分更新

文● 阿部和広

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2020年の「学び」にむけて見直したいことがある

 2020年から実施予定の次期学習指導要領が、いよいよ3月末に告示されます。この新しい学習指導要領は、従来とは大きく異なります。それは、先生が教える教員主体の授業から、児童・生徒が協同して学び取るものに変わることです。これが「主体的・対話的で深い学び」です。

 この考え方に基づき、小学校からのプログラミング教育がどうあるべきか、様々な委員会や会議で議論されてきました。これに対し、SNSでは、さまざまな批判が寄せられています。曰く、子供を社会の歯車にするものとか、逆に、おもちゃを使っても現場では役に立たないとか、プログラミングの前に、数学、国語、理科などなどをやるべきとか、はたまた、子供は自然の中でのびのびと遊ぶべき、などです。

青山学院大学客員教授の阿部和広氏。Scratchによるプログラミング教育の第一人者で、NHKのEテレで放送のプログラミング教育番組「Why!?プログラミング」のプログラミング監修も担当。

 そこで、今回、角川アスキー総合研究所と小学生におけるプログラミング教育に関する講座を開催することにいたしました。この講座では、まず、世界的なプログラミング教育ブームの高まりを受けて始まった政府の成長戦略会議から、文科省の有識者会議、中教審を経て、プログラミング教育が何を目指して、どのように変わっていったかを見て行きます。

 そして、その変遷の過程で、見えづらくなってしまったこと、つまり、プログラミング教育の先駆者である、シーモア・パパートやアラン・ケイたちが、40年前に何を考えて、何を理想としていたか、その思想の中心にある、作ることで学ぶ「構築主義」について、具体例をあげながら明らかにしていきます。

まず先生に体験してほしい---プログラミング演習もやります

子供向けのプログラミング言語として世界的に活用がひろがっているMITで開発された「Scratch」(本記事末に公式サイト、ダウンロード先のリンクあり)。

 また、プログラミング教育用の環境として、世界で最も使われているものの一つ、「Scratch」を使った演習を行います。これにより、プログラミングの大きな特徴である、対話的に試行錯誤しながら目標に近づいていくことを体感できます。また、開発者のミッチェル・レズニックが言う「創造的な学習者」とは何か、先人の理想がどのように継承されているかについても理解できるでしょう。

 最後に、Scratchを1年生から6年生までの全学年に導入し、プログラミングの授業としてではなく、通常の教科の授業の中で日常的に使っている公立小学校の事例を紹介し、来る2020年がどのような姿になるかをご紹介します。

 この講座を終えたとき、先の批判が当たっているかどうか、プログラミング教育を行う価値があるかどうか、あるすればどのように行うべきかなどについて、参加者の皆さんのそれぞれが、主体的かつ創造的に考えるきっかけとなることを目指します。

講師プロフィール

阿部和広(あべかずひろ)

 1987年より一貫してオブジェクト指向言語Smalltalkの研究開発に従事。パソコンの父として知られSmalltalkの開発者であるアラン・ケイ博士の指導を2001年から受ける。Squeak EtoysとScratchの日本語版を担当。近年は子供向け講習会を多数開催。OLPC($100 laptop)計画にも参加。著書に『小学生からはじめるわくわくプログラミング』(日経BP社)、共著に『ネットを支えるオープンソースソフトウェアの進化』(角川学芸出版)、監修に『作ることで学ぶ』(オライリー・ジャパン)など。 多摩美術大学研究員、東京学芸大学・武蔵大学非常勤講師、サイバー大学客員教授を経て、現在、青山学院大学客員教授、津田塾大学非常勤講師。2003年度IPA認定スーパークリエータ。文部科学省プログラミング学習に関する調査研究委員。


開催概要
■セミナータイトル
阿部和広先生とプログラミングを学んで授業に活かす体験講座
小学校の先生必見! 2020年に向けてカリキュラムをどう作るか?
■日時:2017年4月16日(日) 13:00~17:00(12:30受付開始)
※途中適宜休憩ははさみます。
■講師:阿部和広(あべかずひろ)
■主催:株式会社角川アスキー総合研究所
■会場:角川第3本社ビル 3F(東京都千代田区富士見1-8-19)
■参加費:10,000円(税込み)
■募集人数:40名
■対象:教師、学校およびプログラミング教育関係者
        プログラミングの経験は問いません。
■機材/ソフトウェア:Windows、Mac、iPadの持ち込み可。
        Windows10マシンの貸し出しもいたします。
■対象者
■■参加登録はコチラから!(Peatixの予約ページに遷移します)■■
==>http://lab-kadokawa19.peatix.com/

参考URL

Scartch公式サイト
 https://scratch.mit.edu/
Scratch 1.4 (当日インストールも行いますが事前にインストールしておくとスムーズに進められます)
 Windows, Mac: http://ec.nikkeibp.co.jp/nsp/2013seminar2/WinMacScratch1.4.zip
 iPad: https://itunes.apple.com/jp/app/pyonkee/id905012686

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