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春だから始めよう、プロ並みに撮れる技あり機種【デジカメ特集】 第3回

GH5にEOS M5、OM-D……春の最新ミラーレス一眼をチェック!

2017年03月17日 13時00分更新

文● 周防克哉 編集●ハシモト

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AFが高速になって基本機能が充実!
キヤノン「EOS M6」

本体サイズは幅112×奥行き44.5×高さ68.0mm、重量はバッテリーとメディア込みで約390g。装着しているレンズ「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」が付属するキットは14万5000円前後で販売予定だ

本体サイズは幅112×奥行き44.5×高さ68.0mm、重量はバッテリーとメディア込みで約390g。装着しているレンズ「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」が付属するキットは14万5000円前後で販売予定だ

 カメラの老舗キヤノンの本気度具合が垣間見えるミラーレス機が「EOS M6」だ。

 「EOS M3」の後継機にあたるミドルクラスモデルで、機能面では先だって発売されているMシリーズのフラッグシップモデル「EOS M5」からEVFを省いた形。機能面はそのままに、幅広いユーザー向けな仕上がりになっている。

モードダイヤルは大きめ。シャッターボタンの周囲はメイン電子ダイヤルになっている。露出補正ダイヤルの下にも同軸でサブ電子ダイヤルがあり、さらにその下に電源レバーが備わる

モードダイヤルは大きめ。シャッターボタンの周囲はメイン電子ダイヤルになっている。露出補正ダイヤルの下にも同軸でサブ電子ダイヤルがあり、さらにその下に電源レバーが備わる

背面モニターは3型(約104万画素)でタッチ操作に対応している。背面の十字キーの周りは回転するコントローラーホイールになっている

背面モニターは3型(約104万画素)でタッチ操作に対応している。背面の十字キーの周りは回転するコントローラーホイールになっている

モニターは上下にチルトする。上に約180度、下には約45度可動する

モニターは上下にチルトする。上に約180度、下には約45度可動する

インターフェースは両側に振り分けられている。左側にはマイク入力、USB。右にはHDMI端子とリモコン端子がある

 撮像素子はAPS-Cサイズ、有効画素数は約2420万画素。もちろん「デュアルピクセルCMOS AF」に対応している。撮像素子面に位相差検出用のセンサーを埋め込むのではなく、撮像素子そのものが位相差センサーの役割を兼ねるキヤノン独自の機能で、もちろんAFスピードはかなり高速だ。

 M3までは他社のミラーレス機に比べてAF速度が難点ではあったが、このデュアルピクセルCMOS AFを採用した機種では十分高速になり、他社のミラーレス機にも負けない速さでAFが動作するようになった。

手ブレ補正や通信機能も充実

 画像処理エンジンは「DIGIC 7」を採用。高感度時のノイズ処理や解像力向上などに大きく貢献している。

 感度設定はISO 100からISO 25600までが可能で、フルHD(60p)の動画撮影や秒間最大約9コマ(AE/AE固定、AF/AE追従時は最高約7コマ)での連写撮影が可能になっている。

 5軸に対応した電子式の手ブレ補正をボディー内に内蔵。一部のレンズではレンズ側の手ブレ補正と連動した高精度な手ブレ補正も可能になっている。

 機能面ではMシリーズに準拠し、フルオートからマニュアルまでエフェクト系の機能やタイムラプス動画も搭載されている。

 BluetoothとWi-Fiも完備、NFCも搭載されているので、スマホへの画像転送やリモート撮影は簡単に行なえる。BLE(Bluetooth Low Energy)にも対応するので、最初に接続を行なえば以降設定は必要ない。

内蔵ストロボのガイドナンバーは約5。側面にあるスイッチでポップアップする。暗い場所でフルオート状態で撮影しても、自動的にストロボがポップアップして発光することはない

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