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約3万円で販売開始

デノン、SpotifyにもAWAにも対応したWi-Fiスピーカー「HEOS」を発表

2017年03月14日 22時10分更新

文● 小林 久 編集●ASCII

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 デノンは3月14日、Wi-Fi接続対応のワイヤレススピーカー新ブランド“HEOS by Denon”(ヒーオス・バイ・デノン)を国内発表した。

 製品は据え置き型の「HEOS3」、バッテリーを追加することでポータブル利用もできる「HEOS1」、HEOS1専用のバッテリーパック「HEOS 1 GO PACK」、HEOSの機能を他のHi-Fi機器でも利用できるようにするワイヤレスプリアンプ「HEOS Link」がある。

 HEOS1にHEOS 1 GO PACKを組み合わせ、付属のスプラッシュガードを取り付けることでIPX4相当の防滴仕様となる。連続再生時間は約6時間だ。

新製品のラインアップ
小型で縦置きができるHEOS1
HEOS1にバッテリーを付けたところ
HEOS3、USB入力端子を持つ。縦置きと横置きの両方が可能だ。
HEOS Link。プリアンプ出力を持ち、他のオーディオ機器と連携できる。
HEOS Linkを背後から見たところ

 いずれも価格はオープンプライスで、3月15日発売。店頭での販売価格は、HEOS1が 2万7000円前後、HEOS1 GO PACKが1万800円前後、HEOS3が3万6000円程度、HEOS Linkが4万円前後。

国内のストリーミング環境が整ってきた

 HEOSは、北米および欧州では2014年の夏から展開してきた製品群だが、定額ストリーミングサービスの提供状況など環境が整っていないことを理由に国内展開はしていなかった。しかし、昨年からSpotifyの正式サービスが開始されたり、5月から“AWA”と連携機能を追加することが発表され、国内でも積極的に展開していくこととなった。ちなみにWi-FiスピーカーでAWAのストリーミングに対応するのはHEOSが初だという。

 今後は各種製品との連携も進めていく計画。すでに昨年秋に発表されたデノン製AVアンプの一部が、HEOS対応スピーカーにストリーミング配信できる機能を持っているそうだ。またHEOS用の小型ネットワークモジュールを開発済みで、技術的にはヘッドフォンなどへの搭載も可能。要望があれば検討していきたいとする。

各モデルの違い

 HEOSは有線LAN/無線LANへの接続機能を備え、インターネットラジオ(TuneIn)、SpotifyやAWAなどの定額ストリーミングサービス、ローカルネットワーク上のメディアサーバー(NAS)やUSBメモリーに保存した音楽ファイルなど様々なソースを再生できる。Bluetooth接続にも対応。AACやMP3などに加えて、ダウンコンバートとなるがハイレゾ音源(最大192kHz/24bit)の再生にも対応する。HEOS Linkなど一部機種は最大5.6MHzのDSDの再生も可能だ。

 操作は専用アプリで完結し、複数のHEOS対応機器を一元管理できる。ネットワーク環境が用意されていれば、リビング、寝室、キッチンなど離れた場所に置いた機器で同じ音楽を楽しむ“マルチルーム再生”も手軽に実現できる。カラオケボックスの選曲のように、HEOS用のアプリをインストールした複数の端末それぞれから、曲を個別にプレイリスト登録する機能も持つ。

Bluetoothスピーカーにはない機能を訴求

 本日都内で開催された製品発表会には、“デノン”および“マランツ”ブランドを展開するディーアンドエムホールディングスから、ジャパン・セールス&オペレーション プレジデントの中川圭史(なかがわ よしふみ)氏、国内営業本部 営業企画室室長の上田貴司(うえだ たかし)氏などが登壇した。

ディーアンドエムホールディングスの中川圭史氏

 中川氏は冒頭でデノンおよびマランツの歴史に触れながら、100年以上変わらない思いで製品開発に取り組んできた点をアピール。「真面目な音作りがストリーミングミュージックを生き生きと楽しくしてくれる」とコメントした。

ディーアンドエムホールディングスの上田貴司氏

 製品デモを担当した上田氏は、Bluetooth接続を中心としたワイヤレススピーカーの市場が年平均10.8%の二桁成長を続けており、国内ではヘッドフォンに次ぐ大きな市場になっていると説明した。さらにホームパーティの広がりや、“リビ充”と呼ばれる新しい層の登場にも言及した。その上で余暇の多くを自宅で家族と過ごしたり、自宅で気の合った人々と過ごす時間を大切にする空気が広がっており、人が集うリビングに音楽を提供する要求が高まっているとアピールした。

ワイヤレススピーカーの販売推移

 加えてHEOSとBluetoothスピーカーとの違いについても紹介した。Wi-Fiスピーカーはインターネットから直接音楽ストリーミングを受け取る仕組みのため、音楽再生時にスマホに着信があっても音が途切れないこと(スマホだけに着信音が鳴る)や、スマホから離れた場所でも音楽を再生し続けられる点、複数台を一括してコントロールしてマルチルーム再生が可能になる点などを紹介した。

HEOSのポイント
ドラッグ&ドロップで簡単にグルーピングができる
音量は個別に調整が可能

 会場内に置かれた12台のHEOS対応機器をグルーピングして、一気に再生するデモなども実施。機器のグルーピングはアプリ上のドラッグ&ドロップで簡単にできるほか、音量もアプリ上で個別に調節できる。

再生する楽曲はキューで管理する

 専用アプリはiOS版、Android版に加え、Kindle Fire版も用意されている。4ステップで完了する設定のしやすさも重視しており、スマホのヘッドフォン端子とHEOS対応機器をケーブルでつなぎ、アプリの画面に従って手順を進めるだけで初期設定が完了する。

AWAの小野哲太郎取締役

 5月から連携するAWAからは、取締役でプロデューサーの小野哲太郎(おの てつたろう)氏が登壇。昨年5月のサービス開始以来1200万ダウンロードされていること、3000万を超える楽曲から800万を超えるプレイリストがユーザーの手で作成されていることなどサービスの特徴について紹介した。また「まだ知らない楽曲との出会い」を重視しており、再生履歴・ローカルに保存している曲などの情報を参考に関連楽曲や近い波形の曲をユーザーにリコメンデーションする機能にも注力しているとした。

 HEOS対応機器でAWAの機能を利用するためには、Spotifyなどと同様有料プラン(AWAの場合、月額960円のStandardプラン)への契約が必要だ。AWA連携機能は5月24日のアップデートで利用できるようになる見込みだ。

 HEOS1の本体サイズは幅129×奥行き189×高さ128mmで重量は1.4㎏。HEOS1にGoPackを装着すると幅129×奥行き214×高さ134mmで重量は1.7㎏。HEOS3は幅275×奥行き128×高さ156mmで重量は1.9㎏(横置き時)。HEOS Linkは幅155×奥行き74×高さ150mmで重量は1.3㎏。HEOS3は縦置き/横置きの両方で使用可能。また単体での使用のほか、2台をペアリングしたステレオ再生にも対応する。

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