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3.5mm端子を使ってデジタル通信と給電(なおかつアナログイヤフォンも挿さる)

バッテリー不要でノイズキャンセリングイヤフォンを実現する新技術

2017年03月14日 18時06分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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電力に加えてデータ通信も可能なため、心拍などのウェアラブルセンサーとしても利用できる

 amsジャパンは3月14日、バッテリーなしで動作するアクティブノイズキャンセリングを実現する技術を発表した。

 これはamsが考案した新しい「アクセサリー・コミュニケーション・インターフェース(ACI)」と呼ばれる技術で、標準の3.5mmオーディオケーブルのうち1本を使って電力および最大16Mbit/秒の双方向データとデジタルオーディオを通信するというもの。

 一般系な3.5mmプラグの形状そのままに、マイク入力やノイズキャンセリング、さらにはジェスチャーや心拍、温度といったデータも転送できるという。USB給電に比べると電力は60%少ないが、そのぶんイヤフォン機器の電力回路を小型軽量にできる。また、ACIに対応していない従来型のイヤフォンとも互換性がある。

 同社では、ACIを可能とするチップのサンプル出荷と評価ボードを販売し、技術の普及を進めている。

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