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「早く、お得に」衣類乾燥除湿機で乾かす

今日から実践できる部屋干し方法や洗濯方法のコツを伝授

2017年03月05日 17時00分更新

文● 相川いずみ

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 3月3日、パナソニックとライオンによる「2017 お洗濯セミナー」が開催された。セミナーのテーマは「洗濯」。梅雨時期の気になる洗濯事情のほか、洗濯ものを上手に干すコツ、さらにパナソニックからは4月発売の最新の衣類乾燥除湿機、ライオンからは2月に発売になったばかりの衣料用洗剤の紹介が行なわれた。

日本でいちばん洗濯が乾きにくい県は……?

 今回のセミナーでは日本気象協会の協力の元、「梅雨の洗濯物が乾きにくい都道府県ランキング」が発表された。1位は意外にも宮崎県。2位は鹿児島県、3位が長崎県と、九州がスリートップ。ついで、青森県、秋田県と東北勢が続いた。

 逆に乾きやすい1位は山梨県。なんと、宮崎県と比べて乾きやすさは2.9倍。乾きやすい2位は愛知県、3位岐阜県、4位長野県、5位群馬県と、東海地方が2県ランクインした。

 この理由としては、まず計測した2012〜16年は梅雨前線が九州地方に停滞していたことが大きい。また、九州は台風の通り道で、特に宮崎県では台風による雨の日が多かったことで1位となったようだ。対して、乾きやすい県の上位5位までのうち、3県が内陸地の県であることに注目してほしい。個人的には、盆地の地形のほうが、湿気が多い印象があったのだが、実は逆のようだ。特に山梨県は、山に囲まれた地形のため、降水量が低く、したがって湿度が低い傾向にあるそうだ。

 ちなみに、2017年の梅雨時期の降水量は平年並みか、少し多くなるとのこと。梅雨前線の動きが活発で、激しい雨の降る日が多くなることが予測されている。

梅雨時の洗濯方法のコツは?

 そうなってくると、気になるのが梅雨時の洗濯方法だ。セミナーでは、そんな参加者の心の声を聞いたかのように、ライオンのお洗濯マイスター、山縣義文氏が登場。毎日使うバスタオルを例に、上手な部屋干しの仕方を伝授してくれた。

 ライオンが実施した調査によると、部屋干しで気になるのが乾かす時間がかかることと、独特の匂いがつくことだそう。特に、バスタオルはほぼ毎日使うのにも関わらず、4割近い人は2日以上洗わず使い続けているという。しかし、実は2日使っただけでも見えていないだけでかなりの汚れがついており、しかも汚れやすい中央部分ほど汚れが落ちにくいというのだ!

つけおき洗いの方法も教えてもらった。バスタオルのにおいが気になっている人はぜひ試してみてほしい

 そこで、バスタオルを部屋干しする際の鉄則は以下の5つ。

1. におうバスタオルは、浸け置き洗いする
2. 除菌・抗菌効果のある洗剤や漂白剤、柔軟剤を使う
3. 洗濯槽の一番下に広げて洗濯する
4. 干し方を工夫して早く乾かす
5. 扇風機や除湿機を使う

 今回初めて知ったのは、3つめの「洗濯槽の一番下に広げて洗濯する」という方法。洗濯槽の下に入れれば入れるほど、洗浄力が高いということは、知っておくと得する豆知識だ。

 さらに、干しかたについても、通常の2つ折りよりも、三角に干したり、ずらしたほうが効果的。もっとも早く乾かせるのは、蛇腹干しだという。洗濯ばさみがたくさんついた洗濯小物スタンドを使って蛇腹に干せば、スペースもとらない上に、早く乾くというメリットもあるのだ。

2つの乾燥・除湿方式で、素早く効率的に乾かす!

ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHPX200。オープン価格(予想実売価格10万円)。4月20日発売

 パナソニックが4月20日に発売する衣類乾燥除湿機「ハイブリッド方式 F-YHPX200」は、同社が2005年から採用しているハイブリッド方式を採用している。ゼオライト(乾燥剤)に水分を吸着させてヒーターで放出する「デシカント方式」と、温度差を使って結露させる「コンプレッサー方式」、2つのシステムを搭載。

 コンプレッサー方式は電気代が安く済むが、室温が低下する冬には弱い。かたや、デシカント方式はヒーターを使用するため、冬にも強いが、その分電気代がかかる。温度・湿度センサーによって、2つの方式を自動で切り替えることで、両方の長所を生かし、効率的に乾燥させるシステムなのだ。

デシカント方式の装置。中央の円状のものが除湿ローターだ
側面にあるのが、コンプレッサー方式の装置

 新搭載のツインルーバーも、部屋干し派の強い味方だ。文字通り、2つのルーバーが本体上部にあり、これが交互に動くことにより、ランダムでワイドな風を起こしてくれるというもの。会場には、2列でぎゅうぎゅうに並べた洗濯物を設置し、その下でこのルーバーが健気に働いていた。2つのルーバーは常に同じ動きをしているのではなく、左右それぞれ少しずつスピードを変えて動いている。これにより、不規則で複雑な気流ができる。量の多い洗濯物でも、奥まで、そして端から端まで風が届くように工夫が凝らされている。家族の人数が多かったり、洗濯物が多かったりする家庭では、毎日どころか1日に2度3度洗濯する場合もある。そんな大量の洗濯物も、F-YHPX200ならガンガン乾かしてくれそうだ。

不規則な風を起こし、奥の洗濯物もしっかり乾かすツインルーバー

 同社の衣類乾燥除湿機はこれまで除湿能力12Lのモデルだったが、2017年より新たに大容量の20Lモデルを追加。「部屋干しの需要が年年高まっていること、また部屋干しの洗濯物の量も増えているという調査をもとに、よりたくさんの洗濯物を一度に部屋干しできる大容量モデルを発売した」という。12Lのモデルと比べると、サイズは一回りほど大きくなっているが、下にキャスターがついており、部屋内の移動も簡単に行える。実際に押してみたが、女性の力でも楽々移動ができるようになっていた。

Tシャツ2枚を10分で乾かす「少量乾燥モード」

 このF-YHPX200で個人的にありがたいと思ったのが、「少量乾燥モード」だ。これは30分間限定でフル稼働するモードで、特に化繊衣類の乾燥で効果を発揮する。たとえばポリエステル100%のTシャツ2枚なら約10分、化繊65%以上のワイシャツでも2枚を約15分で乾かしてくれるというから頼もしい。我が家の場合だと、月曜日の朝になって、子どもの体操着を発見することも多々ある。そんな時にも非常に重宝しそうだ。

F-YHPX200の操作パネル。自動停止してくれる「おまかせモード」もあって、ものぐさ主婦にはうれしいところ

 気になる電気代は、おまかせモード1時間稼働した場合で約8.6円〜とのこと。毎日洗濯しても260円弱と家計にもやさしい。デシカント方式よりも電気代を節約できる点もポイントだ。

下位モデルにあたる「F-YHPX120」。ツインルーバーは搭載されていないが、ハイブリッド方式で、少量速乾モードにも対応している。予想価格6万5000円。4月20日発売
製品名 ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHPX200
除湿方式 ハイブリッド方式(デシカント方式、コンプレッサー方式)
外形寸法(高さ×幅×奥行) 662×378×296mm
重量 17.4kg
電気代 おまかせモードで1時間約8.6円〜(50Hz)
除湿可能面積目安 43畳(鉄筋、60Hzの場合)
発売日 4月20日
価格 オープン(予想実売価格10万円)

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