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九州人たちがゆるく語った「さくらへの期待と要望」

熱量で会場はカオス!福岡支社設立の懇親会で聞いたさくらへの期待

2017年03月06日 11時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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2月14日に福岡オフィスを開所したさくらインターネットは、新オフィスで開所パーティを開催した。集まったのは会場のキャパシティを大きく上回る160人。カオスとなる聴衆を前に、九州の人たちがさくらインターネットへの期待を披露した。

福岡オフィス開設に尽力したさくらインターネット 油井佑樹さん(左)、さくらインターネットの田中邦裕社長、フェロー小笠原治さん

さくらへの期待が爆発?なだれ込んだ160人の参加者

 不穏な空気はあった。さくらインターネットの福岡支社開設発表会が終了したのが14時頃。その後、赤坂近くのホテルで発表会の記事を執筆していたのだが、Facebookで募集されていたパーティの参加者はゆうに100人を超えていた。記者発表会の会場を思い出しながら、「あのスペースにそんなにいっぱい人が入るかしら」と不安がよぎった。

 Facebook上で小笠原治さんが「興味ありとか言ってないで、呑みに来い」と火に油を注いだ結果、さらに参加者は拡大。懇親会に参加する鹿児島のスタートアップ軍団も、すでに近所のオルターブースの空き部屋をコワーキングスペース代わりに占拠しており、さながら難民キャンプの様相。

 予想は的中した。設立されたばかりのさくらの福岡オフィスは、天神から少し西寄りの福岡城跡近くのビジネスビル内にある。19時の開始時刻になっても会場はそれほど埋まってなかったが、ここはゆるやかに時間が流れる福岡。博多時間でゆるゆる集まってきた参加者が次々と到着し、30分もすると会場はパンパンになった。とにかくカオス。2回言うけどカオス。満員のライブハウス状態で、振る舞われた料理にありつくのもやっという状態だ。最終発表では160人近い人が集まったとのことで、福岡の人たちの期待は相当に大きかったとも言えるかもしれない。

会場後、約40分くらいしてようやく乾杯へ

「ITの啓蒙」「学生のメンタリング」「スタートアップとの協業」などさくらとやりたいこと

 進行もきわめてゆるい。開始からずいぶん経って、田中邦裕社長とフェローの小笠原治さんがカウンターに現れ、ひとしきり漫談を繰り広げてから、全員で乾杯。長~い歓談時間を経て、福岡の参加者からのLTに移る。テーマは「さくらインターネットに期待すること」だ。

 LTが始まったものの、歓談の声が大きくて、正直よく聞こえない。多少間違っているかもしれないが、LTの内容はこんな感じだったので披露しよう。

グルーヴノーツ 佐々木久美子さん「福岡はITのことを知らない人がけっこう多い。クラウド、なにそれおいしいの?って感じ。だからエンジニアの勉強会ではなく、普通の人に対して啓蒙するような活動をさくらとやっていきたい」

グルーブノーツの佐々木さんはITリテラシの啓蒙活動をさくらとやりたいという

オルターブース 小島淳さん「油井さんとは2年間くらいの付き合いで、いっしょになんかやろうとずっと言っているのですが、正直思いつかない(笑)。ただ、さくらのIoTは興味があるので、仲間に入れてください」

油井さんから「昔、バンドやってました?」と聞かれたオルターブースの小島さん

九州大学 熊野正樹さん「田中さんと小笠原さんには学生のメンターをお願いしたいとずーっと言いたかった。優秀な学生を送り出すという点は、コミットさせていただきます」

九州大学の熊野さんはさくらの2人に学生のメンタリングを依頼

ウフル 部谷修平さん「(さくらインターネットの)油井さんとは家族ぐるみでお付き合いしています。僕が言いたいのは、さくらのスタートアップ支援が素晴らしいということ。あと、去年お金がなくてさくらのVPSを泣く泣く解約したのですが、年間払いということでなんとお金が戻ってきた!絶対またさくらを使おうと思いました」

mlikcocoa開発者でもある部谷さんはさくらのスタートアップ支援を激ぼめ

キューブス 石村俊幸さん「『データ便』というファイル転送サービスを、昨年さくらのクラウドに移行させてもらいました。九州のスタートアップを支えるサービスをこれからも支えてほしい」

ファイル転送サービスをさくらのクラウドへ移行したという石村さん

JAWS-UG福岡&さくらクラブ 藤崎優さん、木村 健一郎氏さん「昨年はさくらとJAWS-UGとの共催でIoTのイベントをやらせてもらった。3月にもまたIoTイベントをやる予定なので、今後ともよろしくお願いします」(藤崎さん)「油井さんのお腹が気になる(笑)。これからもがんばってもらいたいので、健康管理をお願いします」(木村さん)

JAWS-UGやさくらクラブなどのコミュニティを運営する木村さんと藤崎さん

ユニマル 今熊真也さん「鹿児島から来ました。昨年は鹿児島でさくらじまハウスやっていただき、ありがとうございます。来月、さくらのレンタルサーバーと弊社のUniversionが連携することになったので、今後もよろしくお願いします」

ピクオス 野崎弘幸さん「さくらは単にサービスを提供するだけではなく、エンジニアを励まし、寄り添ってくれる会社だと思っている。さくら大好きです!」

 
昨年、さくらじまハウスをいっしょにやった野崎さんと今熊さんも鹿児島から来た

Fusic 毛利啓太さん「福岡から世界のIoTを盛り上げたいです。Fusicのmockmockとさくらのサービスを組み合わせると、IoTの開発を劇的に楽にできますので、多くの人に使ってもらいたいです」

IoTの開発を容易にするmockmockを手がけるFusicの毛利さん

サイノウ 村上純志さん「4月末くらいにさくらインターネットと空前絶後の大花見大会をやりたいです」

九州のスタートアップを支援する村上さんは大花見大会をやりたいと要望

Falco 植村福太郎さん「月間300万人くらいのユーザーがいる『データ便』というサービスで、さくらさんにはいつもご迷惑をおかけしています。さくらさんにはオンプレからクラウドに移る際の物理サーバーの撤去をお願いしたいです」

データ便を手がけるFalcoの植村さんは物理サーバの撤去をサービス化してほしいという

グルー 迫田孝太さん「要望としては、さくらのサービスでは100Mbpsの回線が付いているのですが、アップグレードをオプションなしでできるとうれしいです。あと、動画事業をさくらといっしょにやっていきますので、みなさまよろしくお願いします」

迫田さんは動画事業をさくらといっしょに展開するとアピール

 LT大会が終了後、ざわめきを緩やかに収まる中、会場では福岡流の一本締めが披露され、懇親会は終了した。

単なる地方支社とは違う「福岡支社」にかけるさくらの意気込み

 1時間に渡ったLTで披露されたのは、福岡を盛り上げるさくらインターネットへの高い期待だ。今回、さくらインターネットは福岡支社のオープンに過剰なまでの情熱を注いできた。メルカリ、アカツキ、ピクシブとの共同発表会には、ITへ注力する髙島福岡市長まで招いた。また、大名小学校の跡地を用いたスタートアップ支援の公募プロジェクトでは、官民共働型スタートアップ支援施設「FUKUOKA growth next(フクオカグロースネクスト)」を設立したことを発表した。これだけで、さくらが福岡支社を単なる地方支社ではなく、東京では難しい施策を展開していく戦略的な拠点として位置づけていることがわかる。

 さくらの田中社長も、「国内で開発までやっている事業者は意外とない」と、他のITベンダーに比べた距離の近さをアピールした。登壇者もさまざまなクラウドサービスを使っているようだったが、国産のクラウド事業者としてさくらインターネットへの期待は高いモノが感じられた。さて、こうした熱い声に支えられ、次はどんな手を打ってくるのだろうか?

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