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ゲリラ豪雨を検出して通知するスマホアプリに新たな機能

フェーズドアレイレーダーを用いたゲリラ豪雨の予測研究を開始

2017年03月01日 17時12分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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「3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~」

 エムティーアイと理化学研究所は3月1日、ゲリラ豪雨の予測に関する共同研究を開始したと発表した。

 エムティーアイが運営するゲリラ豪雨検知アプリ「3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~」では、東芝・大阪大学・情報通信研究機構が共同開発した日本初の気象用フェーズドアレイレーダーをデータを用いてゲリラ豪雨の発生を検知、プッシュ配信を行なっている。

利用できる地域

 過去2年全体的中率は83%を高い精度が得られたが、実際にゲリラ豪雨を回避できた人は56%と、検知してからプッシュ通知するまでの時間的余裕がないことが分かった。これを受け、理研の計算科学研究機構・データ同化研究チームではフェーズドアレイレーダーの観測データを「3次元ナウキャストシステム」に用い、リアルタイムに入ってくるデータを元にしてシミュレーションして将来を予測する共同研究を開始する。

 7月頃には実証実験として活用、これまで配信してからゲリラ豪雨がくるまでの時間は3分半程度だったが、10分位上を見込めるという。

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