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新生活応援ホームシアター構築術 第1回

プロジェクターなら6畳ワンルームでも100インチ級が可能! 引っ越しのついでに導入!!

2017年02月27日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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上下、左右の斜め補正が可能
約10万円で買えるエプソン「EH-TW5350」

エプソンの「EH-TW5350」。サイズも比較的コンパクトで設置場所に困らない。テーブルの下などに置くのにもぴったりだ

エプソンの「EH-TW5350」。サイズも比較的コンパクトで設置場所に困らない。テーブルの下などに置くのにもぴったりだ

 ここからは、手軽に大画面を実現できるプロジェクターのおすすめモデルを紹介していこう。

 エプソンの「EH-TW5350」(実売価格 10万円前後)は、プロジェクターのエントリークラスと言える製品。このモデルには80インチのスクリーンがセットになった「EH-TW5350S」(実売価格 10万5000円前後)もある。スクリーンが必要かどうかで選ぶといいだろう。

組み立て式のスクリーンがセットになっているモデルもある

組み立て式のスクリーンがセットになっているモデルもある

組み立ては簡単。スタンドもあるのでどこかに吊るす必要もない

 0.61型液晶パネルを3枚使用した3板式で、解像度はフルHD(1920×1080)。最大輝度は2200ルーメンあり、明るい部屋でも使える高輝度設計となっている。ちなみに、投射距離は80インチで2.17~2.61m、100インチで2.72~3.27mだ。

脚部は高さ調整が可能で、低い位置から斜めに向けて投射できる。テーブル下の設置にぴったりだ

脚部は高さ調整が可能で、低い位置から斜めに向けて投射できる。テーブル下の設置にぴったりだ

上面の右上にあるレンズの部分にズーム/フォーカスの調整リングがあり、その下に台形歪み補正のレバーがある。本体下部には直接操作が可能な操作ボタンも配置されている

上面の右上にあるレンズの部分にズーム/フォーカスの調整リングがあり、その下に台形歪み補正のレバーがある。本体下部には直接操作が可能な操作ボタンも配置されている

 最大の特徴が斜め投射が可能なこと。垂直、水平方向の台形歪み補正機能を備えているので、スクリーンの正面以外の場所に置いても歪みのない画面で投射できるのだ。

 しかも、上下の歪み補正は自動調整が可能。左右の歪み補正も本体のダイヤルで簡単に調整できるので、プロジェクターに慣れていない人でも比較的容易に画面の調整が可能だ。

背面部分。2系統のHDMI入力はHDMI1がMHLに対応し、コンポジット入力やPC用のD-Sub25ピン端子、USB端子などもある

背面部分。2系統のHDMI入力はHDMI1がMHLに対応し、コンポジット入力やPC用のD-Sub25ピン端子、USB端子などもある

上面のパネルを外すと、ランプ交換が可能。カートリッジ式なので簡単にランプ交換が行なえる

上面のパネルを外すと、ランプ交換が可能。カートリッジ式なので簡単にランプ交換が行なえる

 入力端子はHDMIを2系統備え、内1系統はMHL対応なので、スマホなどとの接続も可能。

 本体にスピーカーを内蔵しているが、音声出力もあるので外付けスピーカーを接続することもできる。

 しかも、EH-TW5350は無線LANを内蔵し、スマホやタブレット、PCなどの画面をワイヤレスで表示できる。スマホなどで動画配信サービスを利用している人ならば、スマホがプレーヤー代わりになってしまうというわけだ。

 もちろん、自分で撮った静止画や動画、テレビ視聴機能を持つスマホなどならばテレビ視聴も可能。BDレコやゲーム機などを接続することもできるが、スマホなどとのワイヤレス接続で手軽にさまざまな映像コンテンツを大画面で楽しめるというわけだ。

 入門用プロジェクターとして文句なしの設置性と機能性を持つこのモデルだが、画質の点でもなかなかの実力だ。

 フルHD解像度なので大画面でも精細感のある映像が楽しめるし、色合いも自然で見やすい映像になっている。コントラスト感もなかなかしっかりとしているので、ぼんやりとした締まりのない映像にならず、くっきりとした映像になっているのは好印象だ。

 しかも、高輝度なので比較的明るい部屋でも十分にきれいな映像が映せる。日中の昼間、直射日光が差し込むような環境でもカーテンで遮光すれば十分に実用になる。初めて使うプロジェクターとしてはかなりのおすすめモデルと言える。

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