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新生活応援ホームシアター構築術 第1回

プロジェクターなら6畳ワンルームでも100インチ級が可能! 引っ越しのついでに導入!!

2017年02月27日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 春の新生活シーズンを前にして、進学や就職などのための引越の準備をはじめている人は多いはず。新しい住居での生活は不安も多いだろうが、期待も多い。住環境が大きく変わるときこそ、今まではできなかったことに挑戦してみたくなる。

 そして、せひ検討してほしいのがホームシアター。もちろん、防音工事を伴う本格的なホームシアターではなく、今までは実現しにくかった大画面を実現するなどの夢を叶える絶好のチャンスでもある。たとえば、家具を置いてしまった後に大型テレビとかプロジェクターを設置するとなると、大幅なレイアウト変更を余儀なくされる場合があるからだ。

 今回の特集はそんな新しい住居でホームシアター環境を整えたいという人のための詳しいノウハウを全3回で紹介していく。

ワンルームでも意外といける! ホームシアター環境

 多くの学生は引越先は決して広い間取りの優良物件とは限らないだろう。6畳間のワンルームマンションという人も少なくはないはず。それではとても大画面なんて無理と思うのは当然。だが、それは案外思い込みだったりする。

 予算だって、10万円ほどで実現できる。薄型テレビならば40V型が精一杯だが、プロジェクターならば100インチ級の大画面が実現可能だ。

 プロジェクターの投射距離は2~3mで約100インチの投影が可能。これは6畳間でも実現ができる距離。たとえば、ちょっと昔の話だが、実際に6畳ほどのスペースで100インチを実現している人のお宅を取材したことがある。これはなかなか斬新なアイデアだったのでとても感心したのを憶えている。

背の高い棚を利用してプロジェクターを設置するアイデア。背の高い物を置きにくく、デッドスペースになりやすいスクリーン側にベッドがあるのも合理的だ

背の高い棚を利用してプロジェクターを設置するアイデア。背の高い物を置きにくく、デッドスペースになりやすいスクリーン側にベッドがあるのも合理的だ

横から見たところ。棚の上などにプロジェクターを置く

横から見たところ。棚の上などにプロジェクターを置く

 これはデッドスペースになりがちなスクリーン側にベッドを置くというアイデアだ。プロジェクターは反対側の壁に本棚や背の高いラックを置いて、高い位置に設置する。壁が白ければプロジェクター用スクリーンはなくてもいい。

 これだと、6畳間の短辺方向でも十分な距離が稼げるので、80~100インチの投射が可能だ。このアイデアはなかなか応用が利くと思う。

 もちろん、間取りや収納スペースの配置でこうした設置が難しい場合もあるので、引っ越し先を選ぶ時にプロジェクター設置がしやすい間取りであることを考慮しておくといいだろう。ホームシアター作りはやはり家選びがポイントになるからだ。

家族での引越など、間取りに余裕があるならば
リビングをシアターにする

 ワンルームではなく、2LDKのようなリビングスペースがあるなら、リビングをホームシアターとしても使えるようにするのがおすすめだ。

 それなりの広さのあるリビングならば、テレビを置いた場合でも視聴距離は2~3mほどになるので、ちょうどその位置にプロジェクターを置けば、100インチ級の大画面が実現できる計算になる。

 ここでポイントになるのは、プロジェクターの置き場所。最近のプロジェクターはコンパクトなので、使わない時は片付けられる。

 だが、実際にそれをやると、使うたびに設置や正しい投射のための調整をすることになって面倒くさい。結果としてあまり使わなくなってしまう状態になりやすい。だから、ここでは常時置き場所を固定しても邪魔にならない設置を提案したい。

 それがテーブルの下だ。リビングにソファを置く場合、たいていの人はソファなどを置くだろう。その手前にはテーブルを置く。

テーブルの下にプロジェクターを置く。やや広い部屋でないと距離が稼げない

テーブルの下にプロジェクターを置く。やや広い部屋でないと距離が稼げない

 実はこの位置がプロジェクターにとっても安住の地なのだ。投射距離はやや短くなるので6畳間では厳しいが8畳間くらいのスペースがあれば、十分な投射距離を確保できるだろう。

 もしもスペースが厳しいならば、視聴位置の横にサイドテーブルを置き、その下にプロジェクターを置くといい。

距離が稼げないならサイドテーブルの下に置くという方法も

距離が稼げないならサイドテーブルの下に置くという方法も

 ここでのポイントは、設置性のための機能であるレンズシフトや斜め投射機能を備えたモデルを選ぶこと。

レンズシフトが可能ならこんな配置も可能だ

レンズシフトが可能ならこんな配置も可能だ

 レンズシフトは投射位置を上下あるいは左右(上下のみ調整できる機種、両方が可能な機種がある)で調整できる機能。調整できる距離は決して広くはないが、低い位置での設置や視聴するソファの横に置くような設置ならば十分に対応可能だ。

縦方向、横方向の投射位置調整が可能な機種を選ぼう

 こうして常設してしまえば、いつでも大画面が楽しめるようになる。プロジェクターにBDレコなどを組み合わせてしまえば、テレビのように放送も見られるし、テレビ録画までできるようになる。

 ちょっと余談だが、プロジェクターやBDレコが視聴位置の真横にあると、リモコン操作がやりにくくなるのでは? と考える人は少なくないだろう。しかし、実はその心配はない。

 スクリーンはプロジェクターからの光(映像)を反射する。同じようにリモコンの赤外線(これも光の一種)も反射するのだ。

 だから、普通にスクリーンに向けてリモコン操作をすれば、反射光を受けて機器が動作する。スクリーンではなく、壁を利用する場合もスクリーンの代用になる白に近い無地の壁紙ならば赤外線も反射するので心配はない。

 最初はちょっと意外だが、普通のテレビと同じ感覚で使えるのだから、すぐに慣れてしまう。次ページで紹介するが、40V型のテレビを10万円で買おうと考えているなら、80インチの表示ができるプロジェクターを10万円で買う、という選択肢も十分アリだと思う。

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