常用できそうなラインを探る
まずは、4.2GHzまでクロックが上昇する負荷を継続的にかけたらどうなるかを見てみた。先にも触れているように、一気に温度は上昇してしまうが、アイドルになるとこれも一気に温度が下がる動きを見せた。ただ起動時間が長い場合は油温が上昇してしまい、CPU温度も上昇するというのは、夏場の空冷事情と同じだ。
対流はどうだろうか。サーモグラフィーの「FLIR One」でチェックしてみたところ、油の上層部と下層部での温度差を確認できた。動画視聴やウェブブラウズに問題はなく、もちろん、突発的なシャットダウンもなく、良好な動作を見せてくれた。
また追試として、そのまま8時間連続YouTube再生のあと、3時間追加していたが、CPUと油の温度上昇はごくごくわずかで、トップクロックを3.2GHzに抑えた状態で、継続的な高負荷をかけない限りは、油10kgでなるべく深度を稼げばいいようだ。ただ室温は22~24度であったため、夏場については、さらにトップクロックを下げる必要があるだろう。
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