このページの本文へ

「恋人が自分よりスマホ見てる」 世界で4割

2017年02月24日 09時00分更新

文● せきゅラボ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 「私とスマホ、どっちが大事なの!」とデート中に言われたら、どう答えたらいいのだろうか。

 一緒にいるのに、恋人は自分よりもデバイスを大事にしていると感じている人は40%――。恋人・配偶者がいる日本を含む世界14ヵ国の成人1万3000人を対象に、インテル セキュリティが行なった調査の結果である。

 ちなみに回答者全体のおよそ3分の1、さらには日本でも30%の回答者が、「初デートで相手のデバイス利用が気になった」と回答している。初めてのデートでスマホを使うのは、地図を見る、ディナーのお店を選ぶときぐらいにとどめたほうがよいかもしれない。

 一方、日本人にとっては「えー!」と驚くかもしれないデータもある。14ヵ国全体の回答者の30%近くが、恋人とソーシャルメディアのパスワードを共有しているという。さらには、28%が個人のメールアカウントを共有しているのだ。

 ちなみに、日本人の回答者のうち、恋人とソーシャルメディアのパスワードを共有しているのはわずか6%にとどまる。そもそもサービスやアプリを問わず恋人とパスワードを共有していないと回答した人が78%(14ヵ国平均は43%)になる。

 なお、仕事用のデバイスやアカウントを恋人に教えている人もわずか4%(14ヵ国平均は20%)。日本人は、自分の仕事用アカウントを恋人には教えたくない傾向があるようだ。なんとなく、うなずける話かもしれない。

 これらのデータから得られる教訓はなんだろう? 恋人といるときぐらい、スマホよりも相手のことを大事にするのは、当たり前かもしれないが肝心なことだ。もっといえば、いかに恋人といえど個人情報を共有する(可能性がある)ときは、セキュリティーにしっかりと気をくばったほうがよいだろう。

 今日から使える雑談のタネとしてはもちろん、恋人との“安全”を確保するためにも読んでおきたい、McAfee Blogの記事「あなたの恋のライバルはテクノロジー」を紹介しよう。

あなたの恋のライバルはテクノロジー

 “恋は盲目”と言いますが、テクノロジーに関しても同じことが言えそうです。

 日常的にデジタルデバイスを使用し、恋人・配偶者がいる日本を含む世界14ヵ国の成人1万3000人を対象としたインテル セキュリティの調査からは、このことを裏付ける結果が出ました。最近行なったこの調査では、今日のインターネットにつながる世界での人との関係性、つまりインターネットにまつわる行動が現実世界の恋愛にどのような影響を与えるかについて調べています。

 調査の結果から、私たちは誰かに恋をするのと同じか、あるいはそれ以上に、テクノロジーにも恋をするということが分かりました。また、私たちが日常生活でインターネット接続デバイスを使えば使うほど、良くも悪くも人との付き合い方に影響があるようです。

 インターネットが日常的に利用される現代、日本人の恋人や家族との関係性にインターネットが与える影響についても、調査結果から読み取っていきたいと思います。

 調査14ヵ国全体として成人は、自宅でオンラインとなっている時間が、直接的に人と向き合う時間とほぼ同じという結果が出ています(それぞれ38%)。実際、40%の回答者が、一緒にいるのに恋人は自分よりもデバイス(つまりオンライン上の活動)を大事にしていると感じています。多くの人にとって、デバイスが「恋敵」(英文)になっていると言えるかもしれません。

 この傾向は日本でも同様となっています。オンラインになっている時間(37%)と、家族や恋人など人と向き合っている時間(40%)が、ほぼ同じ割合でした。そして、日本では45%の回答者が、恋人・配偶者は自分よりもデバイスを大事にしていると感じています。半数近い人が、デバイスを相手に恋人の時間を奪い合っていることになります。

 恋愛初期にも同じことが言えます。14ヵ国の回答者全体の約3分の1(33%)が、初デートで相手のデバイス利用が気になったと回答しています。 この割合は日本でもほぼ同じで、日本人回答者の約30%が初デートで相手のデバイス利用が気になったと答えています。初デートでは、デバイスよりもデート相手に集中したほうが恋は成就しやすいかもしれませんね。

 デバイス利用に関する設問を見てみると、意見が真二つに分かれています。調査全体で45%の回答者が、友人・恋人・家族と一緒にいる時に相手のデバイス使用を制限しないと答えていますが、相手が目の前でデバイスを使用したことで喧嘩になったことがあると答えた人も45%でした。

 日本では53%の回答者が友人・恋人・家族と一緒にいる時に相手のデバイス使用を制限しないと答え、14ヵ国平均よりも比較的寛容な姿勢が窺えます。さらに、デバイス使用が原因で喧嘩になったことがあると答えた日本人はわずか25%にとどまり、そもそも大切な人と一緒でもデバイスを使用することが普通になりつつあることを示唆しています。なお、この割合は、調査対象14ヵ国のうち、カナダ(21%)に次いで2番目の低さでした。

 デバイスは恋人同士の些細な諍いの原因となっていますが、デバイスを共有してしまうカップルは後を絶たず、不適切な共有も行なわれています。調査によると、14ヵ国全体の回答者の30%近くが、恋人とソーシャル メディアのパスワードを共有しており、28%が個人のeメールアカウントを共有しています。そして最も驚くべきことに、仕事用のデバイスやアカウントを恋人に教えている人も20%以上いました。

 それに対して、さすがに日本人は慎重です。日本人の回答者のうち、恋人とソーシャル メディアのパスワードを共有しているのはわずか6%、eメールは8%となり、そもそもサービスやアプリを問わず恋人とパスワードを共有していないと回答した人が78%(14ヵ国平均は43%)に上りました。そして、仕事用のデバイスやアカウントを恋人に教えている人もわずか4%でした。この結果、調査対象国のなかで日本が最も慎重な国民性を持っていることがわかりました。

 最後に、恋人にパスワードを教えている人も、ただ恋人とつながるためにデバイスを使用している人も、常にデバイスの安全を確保することが重要であることを忘れないでください。そのような方々のために、安全を確保するためのヒントを少しご紹介します。

●大切なものは守る:すべては家の中で起こります。そこに愛しのデバイスがあってもなくても、大切な人とくつろぐのも、恋人との時間を楽しむのも家の中です。だから、安全の確保が重要なのです。McAfee Secure Home Platform(英文)などの新ソリューションは、家庭内ネットワークに接続されているデバイスの管理や保護をサポートするだけでなく、各家庭の状況に合わせた保護を提供します。今年は、McAfee Secure Home Platformを搭載したゲートウェイに注目してください。

●パスワードにも愛を: 必ず、安全で強固なパスワードを設定してください。数字・小文字・大文字・記号をすべて織り交ぜてください。固有のパスワードを何個も作成して覚えるのは大変という方は、True Key by Intel Securityなどのパスワード管理ソリューションを使い、複雑なパスワードの保管や作成に役立ててください。

●自分を見せ過ぎない:セキュリティー上の脅威に狙われやすい個人情報は、デバイスに入れておく必要がないのなら、時間をかけてでも消去してください。デバイス内の個人情報が少ないほど、あなたの情報は安全なものになります。

●本当に大切なものに目を向ける:愛しいデバイスであったとしても、ときどきインターネット接続を切って(英文)、実生活の上で大切な友人や家族と過ごすことも大事です。ソーシャル ネットワークや携帯ゲームは逃げたりしません。後で接続すればまた楽しめますから、ご心配なく。

 もちろん、マカフィー公式Twitterをフォローしたり、マカフィー公式Facebookの「いいね!」をして、ユーザーおよびモバイル セキュリティー脅威に関する最新情報をチェックすることもお忘れなく。

カテゴリートップへ