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5Gの要素技術Massive MIMOの検証実験を神奈川県横須賀市と東京都渋谷区で実施

次世代無線通信網「5G」実証実験でLTE比8倍の周波数利用効率を実現!

2017年02月20日 16時26分更新

文● 田沢/ASCII

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検証実験で使用した低SHF帯超多素子AAS外観

 NECは2月20日、NTTドコモと共同で次世代無線通信網「5G」の実現に向けて5Gの要素技術であるMassive MIMO(Multiple Input Multiple Output)の検証実験を神奈川県横須賀市と東京都渋谷区で実施したことを発表した。

 ビルや電柱、車や人が混在する屋外、柱や壁など障害物が多い屋内において、NECの低SHF帯超多素子AASを基地局に適用して検証実験を実施した。NECのAASはビーム形成の精度向上を実現するフルデジタルビームフォーミング制御を採用している。対象端末に対してのビームを形成し、マルチパスを利用して干渉する信号を打ち消すビームを形成できる。また、自信号のマルチパスを効率よく直接波と合成することで通信品質を向上させるビームも形成可能だ。

 これらの技術により複数の端末が近接している場合でも、高い通信品質を維持したまま同時に複数の端末との通信を可能とし、大容量化や通信品質の向上を確認したという。また屋内では、LTEと比較しておよそ8倍の周波数利用効率を安定して実現させたことも確認した。

 今後NECは、5Gを実現する超多素子AASとその制御技術などの研究開発を実施する。高い周波数帯の中でも、特に低SHF帯は2020年頃の商用化が見込まれているので、早期実用化に向けて積極的に取り組むとしている。

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