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ヤフー、EC・会員向けサービスの売上高が79%増

2017年02月06日 08時50分更新

記事提供:通販通信

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グラフ ヤフー(株)が3日発表した2017年3月期第3四半期(4~12月)連結決算は、売上高が前年同期比41.7%増の6309億5700万円、営業利益が同22%減の1521億5800万円、純利益が同31.7%減の1047億9900万円となった。

 ディスプレイ広告の伸長とアスクル(株)の連結子会社化により、大幅な増益となった。減収になった要因は、前年第2四半期に、アスクルの企業結合による再測定益596億円を計上していたため。

 「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」「LOHACO」などのEC関連サービスと「Yahoo!プレミアム」などの会員向けサービスを含む「コンシューマ事業」は、売上高が同79.6%増の3811億円となり、全売上高の60.4%を占めた。営業利益は、前年にアスクルの再測定益を計上した影響で、同43.2%減の605億円だった。アスクルの影響を除いた場合、同28.9%の増益となる。

 「Yahoo!ショッピング」は、商品数増加や自社サービスからの送客強化などの影響で、「Yahoo!ショッピング」と「LOHACO」の取扱高が同28.6%増の1407億円となり、過去最高を記録した。このうちスマートフォン経由の取扱高は47.4%となり、前年同期を上回った。

 「Yahoo!ショッピング」の商品数は、2億5000万点となり、国内最多となった(同社調べ)。「Yahoo!ショッピング」の広告商品「ストアマッチ」などのショッピング広告売上高は58億円となり、過去最高となった。「Yahoo!プレミアム」会員数は同8.4%増の1755万人だった。「Yahoo!プレミアム」会員による取扱高は62%に上った。クレジットカードの有効会員数は、同1.9倍の341万人となった。カードの取扱高は、同2.6倍の1741億円。

 13年10月に開始した出店料無料化・売上ロイヤリティ無料化により、3年でストア数は16倍の48万1000店に、取扱商品数は3倍の2億5000万点に、取扱高は2倍の1407億円、広告売上高は5倍の58億円、「Yahoo!ショッピング」経由で入会した会員は49倍と、それぞれ3年間で急拡大していることがわかった。

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