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自宅にVR空間があれば、「はい、お時間です」と言われずずっとプレーできる

VIVEとKaby Lake&GTX 1060搭載Mini-ITXパソコンでVR入門!

2017年01月30日 11時00分更新

文● 八尋/ASCII

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空間とコンセントの確保が大変

VIVEのヘッドマウントディスプレー部のコードは歩き回れるようにかなり長い

 モーショントラッキングセンサーは、最大3m×4m、対角5mまで認識し、最小でも1.5m×2mは必要。VR空間を歩き回りたいのであればその分の設置スペースが必要になってくる。実家暮らしで広いリビングに設置する場合は特に問題ないが、一人暮らしでワンルームの我が家だと、最大3m×4m、対角5mの空間を作り出すのは到底無理だ。ただ、1.5m×2mであればがんばれば設置できなくもない。Lev-C122-i7-RNSSMはコンパクトな筐体で、ミドルタワーケースなどと比べると置く場所の選択肢はかなり広がる。ワンルームに無理やりVR空間を作り出すときに、パソコンの置く場所の選択肢が多いのはとてもありがたい。

モーショントラッキングセンサー壁に設置できなければ三脚を使うことをオススメする

 VIVEが入っている箱から中身をすべて取り出すと、まずコードの多さに驚く。ヘッドマウントディスプレー部のコードは、VR空間を歩き回ることができるようにかなり長め。加えて、トラッキングセンサーやPCとVIVEの接続用のコードなどもあるため、部屋がコードだらけになる。コードがぐちゃぐちゃになるのが嫌だという人は、コードをまとめるためのクリップやバンドといったアイテムも購入したほうがいいかもしれない。

 そして、一番困ったのがコンセントが足りないということ。VIVEは2つのトラッキングセンサーにそれぞれACアダプターがついており、コンセントから直接給電しなくてはいけない。加えて、ヘッドマウントディスプレーとパソコンをつなぐリンクボックスもコンセントからの給電が必要になるし、ディスプレーやパソコンの分も合わせると、ワンルームでは確実にコンセントが足りなくなる。また自分の自宅で考えると、2つのトラッキングセンサーを設置する際に、どちらか1つの近くにコンセントがない。VIVEを楽しむには、少なくとも1つはコードが長めのたこ足コンセントが必要なのではないだろうか。

リンクボックスも電源が必要

 VR空間の設置に問題がなければ、あとはパソコン側のセットアップをすれば準備完了だ。セットアップは、VIVEの公式ページで「ViveSetup」というインストーラーをダウンロードすれば実行できる。言語を日本語に設定し、表示通りに進めていけば、セットアップは完了する。なお、HTCアカウント/Googleアカウント/Facebookアカウント/Steamアカウントのいずれかが必要になるので、持っていないという人は用意しておいたほうがいい。Steamから購入できるVRゲームが多いので、Steamアカウントを作成するのがベストだ。

「はい、お時間です」と言われない幸せ

 自宅でVIVEで遊ぶ際に、一番うれしいのがいつまでもプレーできるということ。パソコン工房 秋葉原イイヤマストアなどの、店舗のVIVEコーナーでは制限時間があり、体験しているとスタッフさんから「はい、終了ですよー」とゲーム途中で止められてしまう。自宅であればもう少しプレーしたかったな……と次の人に譲る必要もなければ、体験するために予約して待つ必要もない。今まで店舗の体験コーナーでしかプレーしてこなかった人も、VIVEを独り占めできるという優越感に浸れるだろう。

「Serious Sam VR: The Last Hope」

 店舗の体験コーナーで、もう少しプレーしたかったなと感じたゲームの1つとして紹介したいのが、CroteamのFPS「シリアスサム」の最新作「Serious Sam VR: The Last Hope」。次々に襲ってくる敵を両手の銃で倒していく至ってシンプルな内容なのだが、難易度はかなり高い。前方から襲ってくるおびただしい数の敵を倒さなくてはならず、敵のレパートリーも多いため慣れないうちは対処できずにやられてしまう。ステージは20以上用意されており、各惑星には巨大なボスも存在する。ド迫力な戦いを楽しめてかつ難しいので、自宅でじっくりとやりこむVRゲームとしてオススメしたい。

専用コントローラーを構えた向きに銃口がしっかりと向く