FREETELのハイスペック端末「KIWAMI(極) 2」。MediaTek Helio X20(10コア)を採用し、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GBとスペックマシマシな構成で、それでいて価格は4万9800円(税抜)とコスパがいいスマホだ。
今回はそんなKIWAMI 2をじっくりチェックしていってみよう。
見た目はおとなしい5.7型端末だが……
KIWAMI 2は削り出しのアルミボディーを採用しており、質感としては他メーカーのハイスペック端末と遜色はない。CNCでサイドエッジを処理したり、ツヤ消し加工をしたりと高級感をかなり意識している。ディスプレーは5.7型Super AMOLED(1440×2560ドット)で、強化ガラスにはGorilla Glass 3を採用と、パネルについても妥協はない。
全体的なデザインはスタンダードな路線だが、後述するFREETELボタンは指紋認証センサー以外にも操作性を向上させる機能を搭載しており、スマホ操作の提案については明瞭である。
スペックは下記の通りで、バッテリーは3400mAh、DSDSにも対応する。対応バンドも国内外ともに問題はなさそうだ。
CPUのHelio X20は10コアで、2.31GHz×2、1.85GHz×4、1.85GHz×4となっている。2.31GHz×2は高負荷時専用、残りはbig.LITTLE構成になっており、アイドル時にはシングルコアで動作する。コアが10個並ぶ絵は楽しいので、入手したらCPU-Zでチェックしてほしい。
なお、OSはAndroid 6.0 Marshmallowだが、Android 7.0 Nougatへのアップデートが予定されている。
独自のカスタムが目立つUI
ディスプレーにナビゲーションバーを表示するAndroid本来の操作も設定で選択可能だが、デフォルトではFREETEL独自仕様となっている。指紋認証センサーはロック解除時にはボタンの押下とタッチで挙動が変化し、タップでバックキー操作、短押しでホームキー操作、2回短押しでタスクキー操作になっており、操作時の負担を減らす設計だ。
また、ステータスパネルもデフォルトでは通知のみで、設定やショートカットは画面下からのスワイプで表示される。普通のAndroidだと思って触れると違和感を覚えるかもしれないが、慣れるとこれはこれでアリだ。とくに、FREELTELボタンをタッチして「戻る」はとても便利。
設定にあるディスプレーを見てみると、フォントサイズのほかに「ClearMotin」「MiraVison」のふたつの項目が目立つ。ClearMotionは動画再生時のスクロールなどをスムーズにするもので、オンオフしか設定はない。基本的にはオンでいいだろう。MiraVisonは画像データに補正を加える画像処理エンジンで、ギャラリーだけでなく、ブラウザーなどにも影響する。詳細については以下のスクリーンショットを参照してほしい。
ベンチマークは、AnTuTuベンチマーク V6.2.7を採用した。KIWAMI 2のオフィシャルベンチマークへのトライアルは今後行なう予定だが、普通に計測したらまずまずのスコアになった。ゲームもそれなりに動くほか、ウェブブラウズも快適なので、ヘビーな用途以外でストレスを感じることは少ないだろう。
SAMURAI 極2 | ||
---|---|---|
価格(税抜) | 4万9800円 | |
ディスプレー | 5.7型有機EL | |
画面解像度 | 1440×2560ドット | |
CPU | MediaTek Helio X20 MT6797(10コア) |
|
内蔵メモリー | 4GB | |
内蔵ストレージ | 64GB | |
OS | Android 6.0 | |
LTE対応バンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/28B | |
DSDS対応 | ○ | |
CA対応 | ○(2CC) | |
カメラ画素数 | リア16メガ/イン8メガ | |
バッテリー容量 | 3400mAh | |
指紋センサー | ○ | |
SIM形状 | nanoSIM×2 | |
カラバリ | メタルシルバー |
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