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CES 2017レポート第18回

ネットギアがゲーミングに最適な8ポートハブや「子守り用」カメラを出展

2017年01月17日 17時45分更新

文● 山口健太

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Nighthawk S8000(GS808E)

 2017年1月5日から8日まで、米ラスベガスで開催された「CES 2017」。WiFiルーターやNASでお馴染みのネットギアもプライベートブースを出展。最新製品を披露していた。

レイテンシを減らしたい人向けのゲーミングスイッチ

 ネットギアのNighthawk(ナイトホーク)シリーズの新製品として、8ポートのギガビットイーサネットハブ「Nighthawk S8000」(GS808E)を発表した。特徴はゲーミングやストリーミング用途を想定している点だ。

 オンラインゲームやVRゲームにおいては、ゲーム画面ができるだけ滑らかに描画されることがプレイ体験を大きく左右する。そこでNighthawk S8000なら、特定のポートに接続したPCの通信を優先的に処理することができる。

 技術的には、高機能なルーターやスイッチングハブに搭載されている優先度設定機能「QoS」(Quality of Service)を用いている。通常はネットワークの知識が必要だが、Nighthawk S8000ではモバイルにも対応したWeb画面から、ゲーミングやストリーミングなどの用途に応じてワンクリック設定が可能という。

 これによりゲーミングなら低レイテンシでラグのない環境を構築できる。ストリーミングなら、4K動画を途切れることなくスムーズに再生できるという。

 さらに複数のポートを束ねる「リンクアグリゲーション」機能も搭載。ポートを1つしか使用しない場合に比べて、最大で4倍まで通信を高速化できるという。一例では、1ポートの場合に119MB/秒だったバックアップ処理が、リンクアグリゲーションにより470MB/秒もの速度に向上したとのこと。

 いわば企業向けのネットワーク機器に搭載される機能を家庭内でのヘビーユーザー向けに落とし込んだのが、最大の特徴といえる。2017年3月に発売予定、米国での価格は99.99ドル。

赤ちゃん用の見守りカメラ「Arlo Bagy」

 ネットギアのネットワークカメラ「Arlo」(アーロ)シリーズ。室内用や屋外用、LTE対応モデルなど、さまざまなバリエーションを展開している。

Arloシリーズ。最近ではLTE対応モデルの「Arlo Go」も加わった。

 その新たなバリエーションとして登場したのが、赤ちゃん用の見守りカメラ「Arlo Baby」だ。CES 2017においても、赤ちゃん向けのIoT製品は「ベイビーテック」として、ひとつのジャンルを形成しつつある。

Arlo Baby

 メイン機能は1080pのカメラだ。スマホやタブレットのアプリから、いつでもどこでも赤ちゃんの様子を確認できる。部屋が暗くなる夜間に備えて赤外線LEDも搭載、赤ちゃんの安眠を妨げることなくカメラ撮影が可能という。

 カメラ以外にも多彩な機能を搭載。スマホからリモートで再生できる「子守歌」機能、本体背面のLEDカラーを変える機能、室温や湿度など部屋の状態を記録するスマートホーム的な機能も備える。泣き出したり動いたりしたことを検知し、アラートを飛ばす機能も搭載する。

室内の状態をモニタリング可能

 米国での価格は249.99ドルで、スタンドや専用ディスプレイがセットで349.99ドルとなっている。2017年第2四半期に発売を予定する。

Arlo Babyの使用例。子育ての強い味方になりそうだ。

ReadyNASシリーズにCPUを強化した新製品

 ネットギアのNAS「ReadyNAS」シリーズとしては、スモールビジネスから中規模企業までを対象とした「RN420」「RN520」「RN620」シリーズの新製品を発表した。いずれも現行モデルに対してパフォーマンスが大幅に向上したことが特徴という。

 RN420は40人、RN520は80人、RN620は120人の利用が可能。

 最上位のRN620シリーズは、CPUにインテル製「Xeon Processor D-1521」を搭載。6基または8基のドライブベイにより、80TBから130TBのストレージ容量に対応。2基の10ギガビット・イーサネット、2基のギガビット・イーサネットポートにより、最大120人の利用を想定する。

ReadyNAS RN628X

 RN520シリーズはインテル製の「Pentium Processor D1500 Series for Server」を搭載。ディスクドライブは4ベイ、6ベイまたは8ベイ。RN420シリーズはインテル製の「Atom Processor C3338」 を搭載。2ベイまたは4ベイのモデルをラインアップする。

ReadyNAS RN422とRN424

 フロントパネルではIPアドレスや内部温度を確認可能。青色LEDで見た目もクールに仕上がっている。このデザインは、自宅で5台のReadyNASを運用しているという製品担当者もお気に入りだった。

ReadyNAS RN526X

 発売時期は、ReadyNAS 422と424は2017年第1四半期に発売。ReadyNAS 524Xは北米と欧州で2017年1月、他の地域では2017年第1四半期に発売。ReadyNAS 528Xと628Xはまもなく発売する。

 製品構成と価格は以下の通り。いずれもディスクドライブは付属しない。

・RN422(2ベイ、デュアルGbE)449.99ドル
・RN424(4ベイ、デュアルGbE)649.99ドル
・RN524X(4ベイ、デュアル10GbE)899.99ドル
・RN526X(6ベイ、デュアル10GbE)1199.99ドル
・RN528X(8ベイ、デュアル10GbE)1599.99ドル
・RN626X(6ベイ、デュアル10GbE+デュアルGbE)1699.99ドル
・RN628X(8ベイ、デュアル10GbE+デュアルGbE)1999.99ドル

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