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NECのサイネージ液晶「MultiSync P/V」シリーズ6機種追加

2017年01月18日 11時00分更新

文● 南田ゴウ/ASCII編集部

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 NECディスプレイソリューションズは1月18日、24時間駆動対応の薄型軽量サイネージ向けディスプレー「MultiSync P」および「MultiSync V」シリーズに新製品6機種を追加した。追加されたモデルはPシリーズ、Vシリーズとも55型、48型、40型それぞれ1機種。

 MultiSync PおよびMultiSync Vシリーズは現行機種に対して最大で約20%の薄型化と約18%の軽量化を実現し、ベゼル幅も最大約28%スリム化。メーカーロゴはオーナメント化されており、取り外し可能なほか縦横どちらに設置してもロゴを正対表示できる。店舗環境やオフィス向けのテーブルトップスタンドもオプションで用意する。

ムラ補正機能に対応する48型の「MultiSync LCD-P484」。市場想定価格は税抜45万円前後

55型の「MultiSync LCD-P554」。市場想定価格は税抜57万円前後

 3次元ルックアップテーブルと独自の色変換アルゴリズムを搭載する独自開発の「SpectraViewエンジン」により正確な色再現を実現。さらにMultiSync Pシリーズは画像周辺部の輝度・色ずれを補正するムラ補正機能(Uniformity)を搭載する。

48型の「MultiSync LCD-V484」。市場想定価格は29万円前後

55型の「MultiSync LCD-V554」。市場想定価格は35万円前後

 両シリーズともUSBストレージやmicroSDカードに保存した画像や動画を再生・表示できるメディアープレーヤー機能を内蔵。電源供給専用のUSBポートも装備し、同社のスティック型メディアプレーヤーやスティックPCに電源供給(2A)できる。

 映像入力は4K解像度対応のHDMI×2、DisplayPort×2、DVI-D、D-sub15ピン、ビデオ入力と豊富で、DisplayPortはデイジーチェーン接続で2×2の4面マルチ構成が可能。HDMI入力は10ビットカラー入力に対応し、約10億7374万色を表示できる。

 本体には10W+10Wのスピーカーを内蔵。本体内蔵のNFCセンサーにスマホやタブレットをかざすことで、電源オフの状態でも設定情報や動作ログの読み書きが行なえる。また、SNMPのほかAMX Device Discovery、PJLink、Creation RoomViewといった一般的な制御コマンドに対応しており、集中管理による一括制御も可能だ。

 価格はオープンプライスで、MultiSync Pシリーズの市場想定価格は55型が税抜57万円前後、48型が税抜45万円前後、40型が税抜39万円前後。MultiSync Vシリーズの市場想定価格は55型が税抜35万円前後、48型が税抜29万円前後、40型が税抜25万円前後。

  MultiSync LCD-P484 MultiSync LCD-V484
メーカー NECディスプレイソリューションズ
ディスプレー 48型(120.9cm)
液晶パネル SVA(ノングレア)
画面解像度 1920×1080ドット
輝度 500cd/m2
(最大700cd/m2
350cd/m2
(最大500cd/m2
ムラ補正機能
視野角 上下左右178度
コントラスト比 4000:1
入出力端子 DisplayPort×2、DVI-D(HDMI対応)、HDMI×2、D-sub15ピン、ビデオ入力、USB、RS-232、100BASE-TX×2ほか
出力端子 DisplayPort
消費電力 105W 85W
サイズ(W×D×H) 1086.5×54.7×625.3mm
重量 約17.6kg
市場想定価格(税抜) 45万円前後 29万円前後

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