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バランスを保ち、低速走行時や停止時のふらつき、取り回しの際の転倒リスクを軽減

Hondaの自立するバイクなど各自動車メーカーがCESでコンセプトカーを発表

2017年01月06日 19時55分更新

文● 田沢/ASCII

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Honda Riding Assist

 1月5日(現地時間)から米ラスベガスで開催している、家電見本市CES2017ではHondaやTOYOTA、BMWといった自動車メーカーがコンセプトカーなどを発表した。

 Hondaは二輪の実験車「Honda Riding Assist」を発表。ASIMOなどのヒューマノイドロボット研究で培ったHonda独自のバランス制御技術を二輪車に応用しており、ライダーが乗っていても、乗っていなくても自立することができる。ライダーが少しバランスを崩しても、バイク自体がバランスを保つので、低速走行時や停止時のふらつき、取り回しの際の転倒リスクを軽減するという。

Honda NeuV

 自動運転機能を備えたEVコミューターのコンセプトカー「Honda NeuV」は、AI技術「感情エンジン HANA(Honda Automated Network Assistant)」を搭載。ドライバーの表情や声の調子からストレス状況を判断し、安全運転のサポートするという。また、所有者が使用しない時間には所有者の許可を得て、自動運転で移動しライドシェアを行なうなど、自動運転技術とAIによって拡がるモビリティーの可能性を模索するコンセプトモデルとなっている。

Concept-愛i(コンセプト・アイ)

 TOYOTAは、コンセプトカー「Concept-愛i(コンセプト・アイ)」を出展。ドライバーの表情や動作、覚醒度などをデータ化することや、SNS発信や行動・会話履歴によって、ドライバーの嗜好を推定してクルマがドライバーの感情を理解するという。この技術に、自動運転技術を組み合わせることで安全運転を提供する。Concept-愛iは、今後数年内に公道実証実験を計画しており、今回の出展内容の一部を搭載した実験車両が日本の都市を走行する予定だ。

 BMWは自動運転技術「ConnectedDriveプログラム」を発表した。BMW 5シリーズに組み込み、自動運転を可能にした。また「Open Mobility Cloudのタッチポイント」機能により、車両と携帯端末を連携させて運転手がルートに沿って見える場所や建物についての幅広い情報にアクセスできるようになるとのことだ。

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