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4K/8Kテレビをさらに鮮やかにする次世代ナノマテリアル

日立化成、液晶ディスプレーの広色域を実現する量子ドットフィルム量産出荷開始

2016年12月27日 17時38分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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液晶ディスプレーの構造と量子ドットフィルムの使用例

 日立化成は12月26日、液晶ディスプレーの広色域化を実現する量子ドットフィルムを量産、販売開始すると発表した。

 量子ドットフィルムは液晶ディスプレーに用いる光学フィルム製品。数nm~10数nmクラスの半導体微結晶粒子を配しており、粒子サイズや成分によって光の波長を自在に調整できる。

 量子ドットフィルムを用いることで、従来の液晶ディスプレーでは達成困難だったBT.2020色域規格の90%以上が達成可能となるという。量子ドットフィルムは従来の液晶製造工程でそのまま積層可能で、とくに設備投資を必要としない。

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