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ついに3万円台から可能に! 4K BD再生環境構築 第3回

臨場感が倍増でも実はお手軽!? 4K BDをDolby Atmos環境で楽しむ!

2016年12月14日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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本格的な5.1chや3.1.2chのDolby Atmosに発展できる
2.1chシステムもある

オンキヨー「BASE-V60」

オンキヨー「BASE-V60」

 最後に、Dolby AtmosやDTS:Xを手軽に楽しめるシステムとしておすすめしたいのが、オンキヨーの「BASE-V60」(実売価格 7万円前後)。AVアンプと、2つの2Wayスピーカーとサブウーファーを組み合わせた単品コンポスタイルのセットだ。

 AVアンプ部はFS-EB70と共通する部分が多い作りになっており、2.1chのままでも仮想サラウンドによる再生が可能。Wi-FiやBluetoothを内蔵し、ネットワーク機能も備える。

 スピーカー部がハイレゾ対応設計のため、こちらはハイレゾマーク付きとなっている。どちらかというと、より高音質な音を求める人に向けたパッケージと言えるだろう。

 そして、こちらのモデルは別途スピーカーを追加することで、5.1chシステムへ発展ができ、今後提供予定のファームウェアアップデートでDolby AtmosとDTS:Xに対応する。

 アップデート後は3.1.2chでの再生が可能。こちらのシステムの場合、天井スピーカーあるいはイネーブルド・スピーカーを使う必要があるが、市販のスピーカーから自由に選ぶこともできるので自分なりに使いやすいサイズのスピーカーで統一するなど、柔軟なシステム作りができることが特徴と言える。

次世代サラウンドも手軽に家庭で構築できる時代に

 身近なホームシアターシステムのジャンルにも、Dolby AtmosやDTS:Xなどの次世代サラウンドが登場してきたのは実にうれしい。

 こうしたシステムを手に入れれば、映画のサラウンド再生の臨場感がたっぷりと増すはず。それは、4K+HDRという格別に優れた映像を楽しめるUHD BDにも最適なサウンドシステムと言える。

 このように、再生機器やオーディオ装置が充実してきたことで、UHD BDを楽しむための準備は万端に整ったと言える。今まではハードルの高さに敬遠していた人でも、いよいよ挑戦する時期がやってきた。ぜひとも、4K+HDRと次世代サラウンドによる今までにない臨場感を体験してほしい。

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