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PCでの作業効率にこだわる人におすすめ!

PC上級者も納得、Kaby Lake搭載New Inspiron 17の性能をチェック

2016年12月23日 10時00分更新

文● 高橋量 編集●八尋/ASCII

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 デルの17.3型ノート「New Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHD」は、CPUにKaby Lakeこと第7世代のCore i7-7500Uを搭載している点が大きな特徴だ。さらに専用グラフィックス機能としてAMD Radeon R7 M44(4GB)を搭載しており、CPU内蔵のグラフィックス機能よりも高いパフォーマンスを期待できる。そこで今回は実機によるベンチマーク結果を交えながら、New Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHDの性能面について解説しよう。

CPUにKaby Lake世代のCore i7-7500U(2.7GHz)を搭載した「New Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHD」

 New Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHDに搭載されているCore i7-7500U(2.7GHz)は、開発コード「Kaby Lake」こと第7世代のCoreプロセッサーだ。24ヵ月ごとにCPUのプロセスルールを刷新するインテルの「チック・タック(Tick-Tock)戦略」が順調に進んでいれば本来は10nmのCannonlakeが投入されるはずだったが、代わりに従来の14nmを改良した「14nm+」のKaby Lakeが投入されたという背景がある。

「CPU-Z」によるCore i7-7500Uの詳細情報

 Kaby Lakeは従来の14nmの改良版という事情もあり、劇的な改善が施されたわけではない。スペックを比較しても、違いは動作周波数と内蔵グラフィックスの名称程度だ。

 ただし動作周波数が向上したということは、そのぶんパフォーマンスアップすることを表わしている。またCPU自体の安定性も向上したと考えていいだろう。実際インテルは、Kaby Lake世代のCore i7-7500UはSkylake世代のCore i7-6500Uと比べて生産性が12%、Webパフォーマンスが19%向上すると公表している。PCの性能や安定性を重視するなら、Kaby Lake世代の最新CPUを搭載したモデルを購入するのが吉だ。

Core i7-7500UとCore i7-6500Uの主な違い
名称 Core i7-7500U(Kaby Lake) Core i7-6500U(Skylake)
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.7GHz 2.5GHz
最大動作周波数 3.5GHz 3.1GHz
TDP 15W
cTDPダウン 7.5W、800MHz
対応メモリー DDR4-2133、LPDDR3-1866、DDR3L-1600
内蔵グラフィックス Intel HD Graphics 620 Intel HD Graphics 520
GPUコア GT2
グラフィックス動作周波数(定格/最大) 300MHz/1050MHz

 グラフィックス機能についてはIntel HD Graphics 520からIntel HD Graphics 620に変更されている。だが内部仕様的には変わりなく、動画再生支援機能が強化された程度にすぎない。内蔵グラフィックス機能のパフォーマンスについては、前世代と変わらないと考えていいはずだ。

 しかしNew Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHDには専用グラフィックス機能としてAMD Radeon R7 M44(4GB)を搭載しているため、内蔵グラフィックスの性能について不安を感じる必要はない。GPUのはたらきによりクリエイティブ系ソフトの動作が快適になるほか、中規模クラスのゲームについても快適に楽しめるだろう。

「GPU-Z」によるIntel HD Graphics 620とAMD Radeon R7 M44の情報

 まずは気になるCPU性能について。CPUの計算性能を計測する「CINEBENCH R15」を試してみたところ、マルチコア性能を表わす「CPU」が「335cb」という結果だった。筆者がこれまでレビューしてきたCore i7-6500U搭載ノートの結果を振り返ってみると、平均値は290cbを少し上回る程度。インテルは生産性が12%アップすると公称しているが、それに近い結果が出ていると言える。

「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

 ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで92.61MB/秒だった。SSDに比べるとアクセス速度は劣るが、HDDとしては標準的な結果だ。容量が1TBと非常に大きいため、写真や動画を大量に保存するのに向いている。

「CrystalDiskMark」による、ストレージのアクセス速度計測結果

 余談だが、New Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHDは底面部のカバーを取り外すことでメモリーやストレージのパーツ交換が可能だ。快適さをとことん追求するなら、自分で用意したパーツに交換するのもアリだろう。詳しくは以下のリンクから公式マニュアルをご確認いただきたいのだが、パーツを交換するとメーカー保証のサポート外となってしまう点に注意したい。

 総合的なパフォーマンスを測定する「PCMark 8」では、Core i7 Uシリーズ搭載ノートとしてはかなり高めの結果が出ている。ストレージ性能が大きく影響するワークロードではスコアが低めなのだが、CPU性能、グラフィックス性能、GPU支援機能が関係するテストでは高いパフォーマンスが出ていた。通常ならHDD搭載ノートではストレージ性能が足を引っぱるため高いスコアは出ないのだが、New Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHDはそれを差し引いてもパワフルな性能を持っていると言える。

「Home accelerated」の結果
「Creative accelerated」の結果

 続いては、グラフィックス性能について。New Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHDに搭載されているAMD Radeon R7 M44は、本来ゲーム向けのGPUではない。動画のエンコードやグラフィックソフトの3D機能など、クリエイティブ系ソフトの処理をサポートするためのものだ。

 だがそれでも、CPU内蔵のグラフィックス機能よりも高い性能を持っている。そのため、中規模クラスまでのゲームなら画質や解像度を調整することで快適に楽しめるはずだ。実際にPCの総合的な3D性能を計測する「3DMark」を試してところ、内蔵グラフィックス機能と比べて1.5倍以上のスコアとなった。

「Time Spy」の結果
「Fire Strike」の結果
「Sky Diver」の結果
「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」では、解像度1920×1080ドットの標準品質で「快適」という評価

 最後にバッテリー駆動時間のベンチマーク結果を紹介しよう。「New Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHD」のバッテリー駆動時間は、公称値で約7時間とされている。以下の条件で実際の駆動時間を測定したところ、6時間4分で休止状態へ移行し、バッテリー切れとなった。公称値より短い結果となったものの、持ち歩き用のPCではないためこれでも十分な結果だ。

バッテリー駆動時間テストの条件
満充電の状態からテストを開始し、休止状態へ移行するまでの時間を計測
テストには「BBench」を使い、10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
Windows 10の電源プランを「省電力」に設定
液晶ディスプレーの明るさを40%に設定
液晶ディスプレーの輝度調整機能を無効化
無線LANはオン、Bluetoothはオフに設定
ボリュームは50%に設定

試用機のバッテリーレポート。設計上の(バッテリー)容量は41,998mWhだった

PC上級者でも納得のパフォーマンス

 最新CPUと専用グラフィックス機能を搭載したNew Inspiron 17 5000 シリーズ プラチナ・フルHDは、薄型ノートとしては非常に高いパフォーマンスを持っていることがおわかりいただけただろう。17.3型の液晶ディスプレーは画面が大きいので、文字や写真が見やすいのもメリットだ。PCでの作業効率にこだわる方にぜひおすすめしたい。

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