このページの本文へ

ファーウェイ通信 第37回

フィットネスをサポートするウェラブル端末「HUAWEI FIT」も登場!

最新CPUにLeicaのカメラ! ファーウェイの新モデル「HUAWEI Mate 9」は最上の1台

2016年12月16日 11時00分更新

文● 加藤肇、ASCII編集部

提供: ファーウェイ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

画質と機能に定評がある
Leicaとコラボのダブルレンズカメラが第2世代に進化して搭載

 ここからはHUAWEI Mate 9のカメラについて見ていこう。ファーウェイのフラッグシップ機のカメラと言えば、「HUAWEI P9」に搭載されているLeicaとのコラボによるダブルレンズカメラが記憶に新しい。その画質/機能は高い評価を受けているが、HUAWEI Mate 9では早くも第2世代に進化した形で採用されている。

HUAWEI P9に続いてのLeicaブランドとのコラボ&ダブルレンズカメラを搭載。カメラの配置は変更されている

 進化のポイントとして最初にあげられるのがセンサー自体。HUAWEI P9では、1200万画素のRGBセンサーと1200万画素のモノクロセンサーとの組み合わせだったが、HUAWEI Mate 9では後者のモノクロセンサーが2000万画素に変更。RGBセンサーが色情報を、モノクロセンサーが被写体の形状や輪郭を取得し、その組み合わせによって、より立体感を感じさせる写真にするという仕組みは同じだが、HUAWEI Mate 9ではさらに深くディテールを捉えられるようになった。

モノクロ側のセンサーが2000万画素に進化。被写体のディティールをより詳しく写し出すことが可能になった

 光学式手ブレ補正機構の採用も大きな進化だ。光量が十分ではない場所でも手ブレのないシャープな写真が撮影できるほか、動画撮影においても心強い味方になってくれる。また、レーザー、像面位相差、デプス、コントラストによるフォーカスを組み合わせた「4-in-1ハイブリッド・オートフォーカス」を搭載。より性能を高めた深度計算専用ISP(Image Signal Processor)の効果も相まって、AFも確実に高速になっている。

 ダブルレンズカメラならではの撮影機能として、F値0.95~16という範囲のデジタル絞りにより実現する「ワイドアパーチャ撮影」に加えて、「ハイブリッドズーム」機能が追加された。これは、2000万画素モノクロセンサーから1200万画素分のイメージを切り出し、RGBセンサーの色情報と組み合わせることで、最大2倍のズームを実現するというものだ。

ズーム操作は画面上部のバーで操作する

HUAWEI Mate 9の「ハイブリッドズーム」では、2000万画素のモノクロセンサーから中心部を切り出すので、従来のデジタルズームとは異なる高画質での撮影が可能

 それ以外にも暗所撮影を強化。暗い場所を暗く、明るい場所を明るく、より自然な夜景の撮影が可能になった。以前は設定メニューの中に入っていたフィルムモードの選択がボタン化されてアクセスしやすくなるなど、カメラアプリのUI変更も行なわれている。動画撮影機能も強化されている。特に4K映像をH.265コーデックで撮影可能になっており、4Kでもファイルサイズを抑えて動画を残すことができる。

Leicaとのコラボによって実現されている機能の1つであるフィルムモードの選択が容易になった

 もっとも実際の写真を見てみないと、その実力はわからない。というわけで、以下はHUAWEI Mate 9での作例だ。

ゴージャスな印象がある筐体デザイン
大型端末ではあるが、その持ちやすさがうれしい

 HUAWEI Mate 9は同社のフラッグシップ機らしく、デザイン面にも力を入れられている。

背面は遠目に見るとシックなゴールドだが、手にとって見ると金属素材ならではの輝きもあり、ゴージャスな印象が強まる

 そのデザインは全体的にプレミアム感のあふれるゴージャスな仕上りになっている。カラバリは今回実機をテストしたシャンパンゴールドのほかに、ムーンライトシルバーの計2色が用意され、どちらも落ち着きと華やかさを併せ持つ色合いだ。本体背面のメタルの質感やエッジ部分のダイヤモンドカット加工なども高級感を演出している。

側面はダイヤモンドカット、背面は緩やかに丸みを帯びており、端末がやや大きめと言えども、角が手のひらに食い込んだりすることなく利用できる

 本体サイズは約78.9(W)×156.9(H)×7.9(D)mmで、重量は約190g。角部分がラウンドしているため、手への当たりが柔らかく、ホールド感も良好になっている。背面が弧を描いたアーク形状になっていることも、フィット感をアップさせている。絶対的には大型の端末と言えるが、持ちやすさもあって、その大きさは受け入れられやすいだろう。

こちらはもうひとつのカラバリであるムーンライトシルバー

 また、HUAWEI Mate 9はプレミアム端末として、興味深いサービスも用意されている。それは90日間の画面破損サポートだ。これは購入から90日間に端末の落下などによって、ディスプレーを破損した場合もその部分についてのみ、1回に限り、無償で修理してくれるという。買ってすぐに画面を割って悲しい思いをすることはないというわけだ。

 HUAWEI Mate 9は12月16日発売で、ファーウェイ・オンラインストアのほか、家電量販店やECサイト、イオンモバイル/エキサイトモバイル/DMM mobile/楽天モバイルといったMVNOで取り扱い予定。価格は税抜6万800円。

ファーウェイ「HUAWEI Mate 9」の主なスペック
ディスプレー 5.9型液晶
画面解像度 1920×1080ドット
サイズ 約78.9×156.9×7.9mm
重量 約190g
CPU Kirin 960 4×2.4GHz+4×1.8GHz
(オクタコア)
メモリー 4GB
ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 7.0(EMUI 5.0)
対応ネットワーク LTE:バンド1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19
/20/25/26/28/29/38/39/40/41
W-CDMA:バンド1/2/4/5/6/8/19
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠
カメラ画素数 リア:1200万画素(RGB)+2000万画素(モノクロ)
(光学手振れ補正, 4-in-1ハイブリッドAF, 2倍ハイブリッドズーム)
イン:800万画素 AF
バッテリー容量 4000mAh
SIM形状 nanoSIM×2(4G+3G DSDS対応)
カラバリ シャンパンゴールド、ムーンライトシルバー
価格(税抜) 6万800円

カテゴリートップへ

この連載の記事
ファーウェイ・オンラインストア 楽天市場店