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ECモールのスマホ利用率、男性39%・女性56%…男女間に差

2016年11月30日 05時22分更新

記事提供:通販通信

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表 ニールセン(株)が29日発表した2016年版「消費者のマルチデバイスの利用状況」によると、オンラインショッピングで最も利用するデバイスは、「パソコン」が前年比7ポイント減の52%、「スマートフォン」が同6ポイント増の43%となった。

 同調査は15歳以上の男女約3000人を対象としたインターネット調査で、調査期間は10月5日~9日。

 デバイスごとのショッピング関連の利用状況では、閲覧・購入ともに最も利用されるのは「パソコン」で5割を超えたが、前年と比較するとシェアは減少し、スマホではシェアが向上している。年代別では、若年層でスマホの利用率が高く、40代以上ではパソコンの利用率が高かった。

 Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのECモールごとの端末別利用状況では、Amazonが「パソコンのみ」(男性58%/女性44%)、「両方」(男性14%/女性8%)、「スマホのみ」(男性28%/女性49%)となり、「両方」を合わせるとスマホ利用率は男性が42%で、女性は57%だった。

 楽天市場では、「パソコンのみ」(男性61%/女性43%)、「両方」(男性14%/女性10%)、「スマホのみ」(男性25%/女性47%)となり、「両方」を含めたスマホ利用率は男性が39%で、女性が57%だった。

 Yahoo!ショッピングでは、「パソコンのみ」(男性62%/女性43%)、「両方」(男性12%/女性7%)、「スマホのみ」(男性26%/女性47%)となり、「両方」を含めたスマホ利用率は、男性が38%で、女性が54%となった。3つのモールを合わせたスマホ利用率は、男性が39.6%、女性が56%だった。

 
 どのサービスでも男性の約7割がパソコンから利用し、女性はスマホからの利用がパソコンを上回った。男性はパソコンとスマホの両方から利用する割合が、女性よりも高かった。

 同社のエグゼクティブアナリストの中村義哉氏は、「新しい知識や面白い情報をスマホから取得する人が増加しているが、性別や年代、利用するサービスによってはパソコンも十分に利用されており、すべてがスマートフォンに移行しているわけではないことが分かる。年代別だけでなく、男女でもデバイスの利用率に大きな差があることに注目すべき」とコメントしている。

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