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2016年冬春の最新SIMフリースマホはこうなっている! 第2回

2016年冬に買いたいミドルレンジのSIMフリースマホをレビュー

2016年12月06日 12時00分更新

文● 島徹 編集●南田ゴウ

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低価格で高性能なミドルクラス端末を選ぶ

 3~5万円あたりの価格帯のミドルレンジスマホは、アプリが快適に動作するうえに手ごろな価格ということで人気が高い。それだけに、各端末メーカーの激戦区となっている。2016年冬モデルは多くのスマホが指紋認証センサーを搭載。さらに、各社とも独自の機能を取り入れてきている。

 特集の第2回では、前半で2016年冬にオススメのミドルレンジSIMフリースマホを紹介。後半では、モバイルSuicaなどおサイフケータイに対応したSIMフリースマホも紹介する。

DSDSやUSB Type-Cにも対応した高性能ミドルレンジ端末
ASUS「ZenFone 3(ZE520KL)

●実売価格4万3000円前後

ASUS「ZenFone 3(ZE520KL)」

 ASUSの最新スマホ「ZenFone 3」シリーズのスタンダードモデル。「ZenFone 2」シリーズからデザインを一新し、表と背面にガラスパネル、側面にはメタルフレームという流行のスタイルを採用した。

 CPUにはミドルクラスとしては高速なSnapdragon 625(2GHz、オクタコア)を搭載。フルHD解像度の5.2型液晶と1600万画素カメラ、指紋認証センサーに加えて、充電端子には両面挿しのUSB Type-Cを採用する。

 注目はDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)機能だ。ドコモやソフトバンク網のSIMに加えて、KDDI(au)網の「au VoLTE」対応SIMも利用できる。通信網の異なる2つの電話番号やデータ通信を併用できるのに加えて、利用できる格安スマホの事業者が多いのが魅力だ。

背面には1600万画素カメラと指紋認証センサーを搭載。SIMスロットはmicroSIMと、nanoSIM兼microSDカードスロットになっている

ドコモやソフトバンク網のSIMに加えて、KDDI網を利用するVoLTE対応SIMに対応。UQ mobileやmineoのVoLTE対応SIMなら、高音質なVoLTE通話も利用できる

「ZenFone 3(ZE520KL)」の主なスペック
メーカー ASUS
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
CPU Snapdragon 625
2GHz×8(オクタコア)
メモリー 3GB
ストレージ 32GB
カメラ アウト16メガ/イン8メガ
バッテリー 2650mAh
対応バンド(LTE) 1/2/3/5/7/8/18/19
/26/28/38/39/40/41
対応バンド(W-CDMA) 1/2/5/6/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM microSIM、nanoSIM(DSDS)
無線LAN 11ac
サイズ 73.9×146.8×7.69mm
重量 約144g

スリム&指紋認証に対応、ビジネスにも似合う高コスパスマホ
ファーウェイ・ジャパン「HUAWEI P9 lite

直販価格2万7864円

ファーウェイ・ジャパン「HUAWEI P9 lite」

 実売3万円前後と低価格ながら5.2型フルHD解像度液晶と、ミドルクラスとしては高速なオクタコアCPU、Kirin 650(2.0GHz×4+1.7GHz×4)、指紋認証センサーを搭載した高コストパフォーマンス端末。質感の良いメタルフレームや落ち着いたデザインもあり、2016年6月の発売から人気が続くスマホだ。この冬には割引販売が増えていることも魅力になっている。

厚さ7.5mmとスリムな形状のメタルフレームを採用。背面の質感も工夫されている。指紋認証センサーも搭載しており、ビジネスユーザーも利用しやすい

 派生モデルとして、2016年冬にUQ mobile向けの「P9 lite PREMIUM」が登場した。通常モデルとの違いは、CPUがクアルコム製Snapdragon 617(1.5GHz×4+1.2GHz×4)なのと、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーションによる220Mbpsの通信速度に対応した点など。基本的には、UQ mobileが利用するKDDI網に対応したモデルと考えて良い。

 Antutu Benchmarkを実行したところ、若干ながら「HUAWEI P9 lite」の方が高いスコアだった。とはいえ、利用中に違いを感じるほどの差はない。一般的な格安スマホの事業者で使うならHUAWEI P9 lite、UQ mobileで使うならHUAWEI P9 lite PREMIUMを選ぶといいだろう。

「HUAWEI P9 lite」(画像左)と「HUAWEI P9 lite PREMIUM」(画像右)でベンチを実行。通常のP9 liteの方が速いものの、そこまで大きな差はない

「HUAWEI P9 lite」の主なスペック
メーカー ファーウェイ・ジャパン
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
CPU Kirin 650
2GHz×4+1.7GHz×4(オクタコア)
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
カメラ アウト13メガ/イン8メガ
バッテリー 3000mAh
対応バンド(LTE) 1/3/5/7/8/19/28/40
対応バンド(W-CDMA) 1/5/6/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM nanoSIM×2
無線LAN 11ac(2.4GHz)
サイズ 72.6×146.8×7.5mm
重量 約147g

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