このページの本文へ

Apple噂まとめ 第43回

Apple噂まとめ(11/20〜11/26)

iPhone 7販売不振の一方でiPhone 8は超絶進化か

2016年11月27日 17時00分更新

文● 吉田ヒロ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

11/21 iPhone 8はガラスと金属の2タイプのボディーがある?

EMSOneによると、台湾フォックスコン社傘下のケーステック社が、中国浙江省嘉善に設立した新工場に約40億4000万円(11億8800万NTドル)を投資するとのこと。ここでは、スマートフォン用金属筐体を生産するための設備を作るそうです。iPhone 8はガラス筐体と言われていますが、iPhone 8の組み立てを請け負うと考えられるフォックスコンの子会社のこの動きから、iPhone 8には金属筐体もモデルも用意される可能性があります。

11/22 AirMacの販売は近々終了かも

ブルームバーグによると、アップルは、無線ルーターの開発を担当する部門を廃止したとのこと。すでに1年前に解散に着手していたそうでで、所属スタッフはApple TVなどの製品開発部門に振り分けられたそうです。アップルの純正無線ルーターは、米国などではAirPort、日本ではAirMacという名称で販売されてきましたが、これまでも最新の無線通信技術への対応が遅れるなど、アップル社内での製品開発の優先順位の低さを感じられました。開発部門が解散したということは新製品のリリースはないということですね。管理ツールなどが使いやすかったのに残念。管理ツールを開放して他社ルーターも使えるようにしてほしいです。

11/22 トランプ次期大統領の意向で米国でiPhoneを製造?

EMSOneによると、トランプ次期大統領が「米国企業は製造を米国に戻すべきだ」という意向を受けて、アップルが米国販売ぶんのiPhoneを米国で製造する方向になるのは不可避とのこと。当然、スタッフの賃金の水準がまったく異なるので製造コストは大幅にアップしますが、コスト増加ぶんはアップルが被るそうです。別の方法で米国で新たな雇用を創出できるといいのですが。

11/23 iPhone 8はワイヤレス充電搭載のためオールガラスに?

MacRumorsによると、iPhone 8はワイヤレス充電機能を搭載するために、全面がガラス筐体になるそうです。金属筐体だと、電波干渉で充電時間が長くなってしまう可能性があるからだそうです。Androidスマホで無線充電に対応した端末はたいがいプラスチック素材を使いますが、さすがはアップルですね。どのようなガラスボディーになるのか楽しみです。

11/23 iPhone 8では部品点数がさらに減って薄くなるかも

EMSOneによると、アップルはiPhone 8にTDDI(Touch and Display Driver Integration)を搭載するそうです。これはアップルが設計したタッチパネル用コントローラICとディスプレイドライバーICを統合したシングルチップのことです。また、TDDIチップの普及で業績向上が期待される企業として、米シナプティクス社と台湾フォーカルテック社が挙がっているそうです。台湾の経済紙「工商時報」のレポートです。部品の統合によってプリント基板のレイアウトに余裕がでるので、さらなる薄型化やバッテリーの増量などの改良もあるかもしれませんね。

11/24 iPhone 8搭載のApple A11は7nmプロセス採用へ

EMSOneによると、アップルが2017年に投入すると見られるiPhone 8に搭載されるApple A11チップは、台湾TSMC社が製造を請け負うとのこと。しかも、当初予定されていた10nmではなくさらに微細化した7nmプロセスでの製造となるようです。中国のIT情報専門サイト「快科技」のレポートです。一般的にプロセスルールが微細化することで、発熱などが抑えられて性能が向上しますが、10nmをスキップして7nmに行くとなるとiPhone 7からの性能向上はハンパないかもですね。

11/24 有機EL搭載のiPhone 8は4000万台の出荷

EMSOneによると、アップルは有機ELパネルを搭載するiPhone 8の出荷台数を2018年通年で4000万台と見積もっているそうです。iPhoneは四半期で3000万~4000万台売れるので見積もりとしては少ないですが、おそらくiPhone 8シリーズの中で有機ELパネルを搭載するモデルが限られているからでしょう。

11/24 4.7型iPhone 8はペガトロンが独占製造

EMSOneによると、2017年に登場すると見られるiPhone 8の4.7型モデルは、台湾ペガトロン社が独占的に製造を請け負うとのこと。一方で、有機EL搭載モデルの90~95%は台湾フォックスコンが製造するそうです。

11/24 2017年10.5型のiPad Proが登場

DigiTimesによると、アップルは2017年に10.5型のiPadを発売する予定で、2016年12月から製造を開始するとのこと。英国の企業や教育機関で10型クラスのタブレットの人気があることから、ラインアップの拡充を考えているようですね。プロセッサーはApple A10Xとなり、2017年1~3月期で200万台、通年で500~600万台の出荷を見込んでいるそうです。また、Androidタブレットとの価格競争力をつけるため、安価な9.7型タブレットの投入も計画されているとのこと。MacBook Proシリーズに長らく光学式ドライブ搭載の13インチモデルが残っていたように、アップルは教育機関や法人へ大量導入が見込めるモデルについては例外的に対応することも多いので10.5型というのはあり得る話ですね。一方で、12.9型はちょっとデカすぎたのかも。外で使っている人はほとんど見かけないので、携帯性を考えると大きすぎたのかもしれません。

11/24 エルメスがApple Watch用バンドを単体発売

MacRumorsによると、エルメスがフランスでApple Watch用のバンド「Equateur Tattoo」の販売を開始しているとのこと。アーティストであり博物学者のロベール・ダレ氏がデザインしたバンドで、草木が生い茂った背景にチーターの絵がプリントされています。エルメスの直営店でのみでの販売で、価格は約5万円(419ユーロ)とのこと。エルメスのことをあまり知らない人から見ると、エルメス感まったくないですね。

11/25 iPhone 8は次世代3Dカメラを搭載か

The Korea Economic Dailyによると、韓国LGイノテック社が、3D撮影を可能にするためのスマホ用カメラモジュールの開発でアップルと提携しているとのこと。LGイノテックはiPhone 7用のデュアルカメラモジュールを独占供給している企業です。3D撮影というのはいまいちよくわかりませんが、VRのことであればGear VRのようなデバイスがアップルから出る可能性もありますね。出さなそうだけど。

11/25 2017年1~3月期のiPhoneの部品発注を削減

EMSOneによると、アップルは2017年1~3月期はiPhone 7シリーズ用の部品の発注を削減するとのこと。具体的には、2016年10~12月期に比べて45%減になるそうです。歩留まりは100%ではないので、この削減がiPhone 7シリーズの製造量とはイコールではありませんが、かなり思いきった削減ですね。中国圏の春節、日本の年度末など、毎年iPhoneの売れ行きが伸びるシーズンを迎えますが、それでも削減するんですね。市場在庫が潤沢なのかもしれません。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中