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ファーウェイ通信 第35回

ファーウェイの人気スマホにau回線を用いるUQ mobile版が登場!

端末も料金もオトク度高めな「HUAWEI P9 lite PREMIUM」の実力を見る!

2016年12月05日 11時00分更新

文● ドロイドさん(アスキースマホ総研

提供: ファーウェイ

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3GBメモリーでさらにサクサクに UQ mobile向けにau網に最適化
キャリアアグリゲーション&VoLTEにもしっかり対応!

 P9 lite PREMIUMについて、P9 liteからの変更点としてあげられるのが、メインメモリーやCPUだ。この価格帯のスマホでは2GBメモリーの搭載が一般的だが、P9 lite PREMIUMでは3GBに増量。オクタコアCPUのMSM8952(4×1.5GHz+4×1.2GHz)との組み合わせにより、あらゆる操作でサクサクと動作することが確認できた。3D性能を最大限活用するタイプのゲーム以外で、本機以上の性能を必要とする場面は多くないはずだ。

 フルHD解像度の5.2型IPS液晶も明るく鮮明な表示で、晴天時の環境でも問題なく利用できる。また、目に優しくブルーライトをカットしてくれる、「スマートバックライト」機能も用意されている。

ブルーライトをカットして目が疲れにくくなるモードを用意

 auの4G LTEネットワークを用いてサービスを提供するUQ mobile向けに、ファーウェイが初めて本格的にau回線に最適化した端末を提供したという点にも注目したい。

キャリアアグリゲーションにも対応。夜の都心で速度テストを試したところ、100Mbpsオーバーの数値を叩き出した

 これは単純にau網でデータ通信や音声通話が使えるというだけでなく、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーションによる下り最大220Mbpsの高速データ通信に対応。また、au VoLTEでの音声通話も可能だ。VoLTEは高音質という部分ばかり取り上げられがちだが、通話中もLTEでのデータ通信ができたり、通話の発信時に短時間で相手に繋がるという点も、実利用上においてはかなり大きい。これらのメリットもP9 lite PREMIUMなら享受できる。

右上のアイコンに注目。「HD」はVoLTEでの通話を意味している。VoLTEなので通話中もLTEでの高速データ通信が可能だ

P9 lite PREMIUMはカメラもスゴい!
こだわりのプロカメラモードや夜間撮影モードで一足違う写真を!

 イマドキのスマホを評価する上で欠かせないカメラ機能についてもチェックしていこう。

リアのカメラは1300万画素。ソニー製センサーを採用している

 まず、P9 lite PREMIUMのリアカメラは1300万画素のソニー製センサーを採用する。インカメラは800万画素。画素数だけなら、この価格帯では一般的なものだだが、レンズがリア/インともにF値2.0と明るいことに加えて、機能面でも一味違う内容となっている。

P9 lite PREMIUMで撮影したサンプル。解像感がなかなか高い

 たとえば「プロカメラ」モード。これはISO感度やシャッタースピード、EV値、ホワイトバランスなどをユーザーが自由に設定して撮影することで、オート設定だけでは撮れない、一味違う写真が残せる。

プロカメラモードではユーザーがISO感度やホワイトバランスなどを変更して撮影できる

 また、P9 lite PREMIUMの新機能として追加されたのは「夜間撮影」モード。これは1/4~32秒という非常に長い露光時間を用いることで、ほとんど光がないような夜間でも明るい写真を撮影できるというものだ。

 下の写真は真夜中の東京都庁を撮影したものだ。左写真のオートではほとんど建物が見えないのに、右写真の夜間撮影モード(ISO 400/24秒)では建物に加えて、写真左上の夜空には星まで写っている。

オート設定での撮影

こちらは夜間撮影モードでの撮影

 実際に肉眼で見上げたときには、さすがにオート設定の写真ほどは暗くないとは言え、建物の表面や星は夜間撮影モードの写真のように見ることはまったくできなかった。このモードで撮影するには三脚などで端末を固定する必要があるが、わずかな工夫で自分の目では見たことがないような写真になると、単純に「楽しい!」と感じた。

 このほかにも、端末の所有者の顔を撮影して最適な補正度を設定しておくことで、自撮り時に設定したレベルで自動的に補正してくれる「パーフェクトセルフィー」、カメラで写したホワイトボードや書類の矩形を自動的に補正して記録する「文書スキャン」モード、食事をより美味しそうに撮影する「ナイスフード」モード、端末がロックされた状態でも音量キーの下を2回押すだけで撮影できる「ウルトラスナップショット」など、便利な機能が多数用意されている。

パーフェクトセルフィーでは、あらかじめ持ち主の顔を登録して、補正度合いを設定しておく

設定しておいた度合いで自動的に補正される

やっぱり便利な指紋認証センサー
スマホとしての基本機能もスゴい!

 P9 lite PREMIUMはスマホとしての基本機能も優れている。特に紹介したいのは指紋認証センサー。360度どの向きでも指紋を認識するほか、画面が消えてロックされた状態からでも、タッチするだけで0.5秒で復帰し、同時にロックも解除される。

指紋認証センサーがあると、ロック解除のたびにパスワードを入力しなくて済む

 しかもこの指紋認証センサーは右手左手のどちらで持っても、ちょうど人さし指が来る位置に用意されている。これはつまり、机の上などに置かれたスマホを片手で持ち上げて、スマホの画面を目にした時点ではすでに利用可能な状態になっていることを意味する(もちろんセキュリティーを確保したうえで)。この一連のスムーズな流れに慣れてしまうと、同じことができないスマホはもう使いたくなくなるほどだ。

 また、指紋認証センサーはロック解除以外の用途にも利用できる。たとえばセンサーの長押しでカメラのシャッターボタン代わりにしたり、電話を取ることが可能だ。アラームを止める操作も可能で、これはスマホを目覚ましとして使っている人に便利そう。また、センサーを上下にスライドすることで、通知領域を出し入れすることもできる。

P9 lite PREMIUMの指紋認証センサーは、端末の操作にも使える

 P9 lite PREMIUMはこのほかにもまだまだ“使える”機能がある。たとえば友達などにスマホを短時間貸す際に便利な「マルチユーザー」機能。これは写真や動画、追加アプリの領域を分けることで、スマホ内の自分のデータにアクセスされずにスマホを機能を使ってもらうことができる。しかもユーザーの切替には数秒しかかからない。

 また、「スクロールショット」も活用したい機能。これは縦長のウェブサイトなどで自動的にスクロールして、スクリーンショットを残してくれるというもの。料理のレシピサイトや駅の時刻表ページなど、1ページで表示しきれないが、画面を残して、あとで参照したいというときに使える。

友達にスマホを貸す際に使いたいマルチユーザー機能

スクロールショット機能で保存した画面。自動的にスクロールして、キャプチャーしてくれる

ファーウェイ「HUAWEI P9 lite PREMIUM」の主なスペック
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1920×1080ドット
サイズ 約72.6×146.8×7.5mm
重量 約147g
CPU MSM8952
(4×1.5GHz+4×1.2GHz)
(オクタコア)
メモリー 3GB
ストレージ 16GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
OS Android 6.0(EMUI 4.1)
カメラ画素数 リア:1300万画素
/イン:800万画素
バッテリー容量 3000mAh
SIM形状 nanoSIM
カラバリ ホワイト、ゴールド、ブラック

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