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時を忘れて楽しむ「Oculus Touch」対応ゲームの数々を体験!

2016年11月20日 12時00分更新

文● ジサトラ ハッチ

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 Oculusは11月17日、日本では初めてとなるメディア向け発表会「Oculus Game Day」を開催。12月6日に発売を控えるOculus用のモーションコントローラー「Oculus Touch」対応コンテンツの紹介を行なった。

 発表会の冒頭ではOculus パブリッシング部門長 Jason Holtman氏が登壇し、Oculus Touchいついて、VRリアリティーの没入間を得ながら、ハンドプレゼンスが行なえ、まるで魔法のように感じるデバイスだと語った。そのうえで対応コンテンツは不可欠とし、デベロッパーにエコシステムをつくることが重要だとして、ソフトウェアデベロッパーを紹介した。

Oculus Touchの魅力を語るOculus パブリッシング部門長 Jason Holtman氏

 株式会社よむネコからは代表の新清士氏が登壇。11月16日に行なわれたJapan VR Summit 2にも出展した「ENIGMA SPHERE 透明球の謎」を発表。

株式会社よむネコの新清士氏

 ENIGMA SPHEREは2人で協力して行なう脱出ゲーム。ハンマーを使って、各ステージに設置された半透明の球体(スフィア)を、プレイヤーが2人で協力して破壊していく。ボイスチャットにも対応し、2人でしゃべりったり、Oculus Touchでハンドサインでやり取りをし、ワイワイ楽しめる。

 2015年4月に発足したばかりの新興企業であるTRICOLは、すでに2本OculusストアーにVRゲームを配信しており、今回Oulus Touch対応の「PLANNES」の発表も行なった。

PLANNES

 PLANNESは宇宙船で5つの惑星に降り立ち、プレイヤーはその惑星の代表選手として、剣や斧、盾などをラケットのように使って玉を弾き返し、相手側の5つのクリスタルを全部割ると勝利となる対戦ゲーム。

ラケットの種類は多彩。対戦でもらえるポイントに応じて新しいラケットが入手できる

 株式会社OpusはVR上でリアルな釣り体験が行なえる「PRO FISHING CHALLENG VR」を発表。同社はOculus Touchを“VR空間の「モノ」に触れる手です”と表現。VRでは実在感のある映像と、吊り竿を動かすという感覚をOculus Touchで表現されるため、普通の液晶で見て体験するよりも高い没入間が得られるようだ。

PRO FISHING CHALLENG VRはコントローラーのボタンを連打するような従来の釣りゲームと異なり、VR空間でロッドを操り、リールを巻き取り、釣り上げた魚をじっくり観察するなど、ほんとうに実際に釣りをしている感覚を体験させてくれるタイトルとのこと

 2014年から数多くのVRゲームをコロプラはすでにSteamで配信済で、Oculus Touchのローンチ時に配信予定の「Dig 4 Destructuon」、Oculus Rift CV1ローンチ時に配信を開始した「Fly to KUMA」をOculu Touch対応、ステージクリエイト機能を追加してパーアップした「Fly to KUMA MAKER」を発表。

Dig 4 Destructuonは地中を掘って、発掘した武器で撃ちまくるユニークなタイトル。オンライン対戦にも対応

Fly to KUMA MAKERはステージに配置された仕掛けを使い、かわいいクマたちをゴールに導くパズルゲーム

 Fly to KUMA MAKERはその後の体験会で実際に触ったが、Oculus Touchを使い自由にオブジェクトを左右の手で配置するのは、直感的でおもしろい。ステージが複雑なほど、思考力と両手を動かす楽しさがマッチするので、謎解きなどが好きな人にはもってこいだ。

 Q-Gamesはインディーゲームの祭典である「BitSummit 4th」で好評を博した、ゾンビにハンバーガーを提供するというユニークな「Dead Hungry」を発表。本ゲームは同社のGame JAMにて開発したゲームが、Oculus Touchに対応させたら、一気におもしろくなったとのこと。

Dead Hungryも体験会でプレイ。鉄板で肉を焼き、フライヤーでポテトを揚げ、バンズにハンバーガーの上に食材を乗せると、やるこがお多く、結構せわしない。ゾンビに襲われる直前に、できたハンバーガーやポテトを次々投げ込む。この辺りのバランスが割とシビアで見た目以上にやりごたえがあった

 ゲーム紹介の後は一部ゲームの体験会が行なわれた。上記で紹介され、プレイできたゲームのほかには、10月にOculus社が行なったカンファレンス「Oculus Connect 3」でも紹介されたEpic Gamesの「Robo Recall」をプレイ。Robo Recallは誤作動で狂暴化した作業用ロボットを、銃やショットガンといった武器で破壊するアクションシューティング。

映像はかなりクオリティーが高く、没入感もハンパない

 本作はリロードがなく、弾がなくなった銃は捨て、太もも横に半透明に表示された銃を抜いて具現化させて使用するといった、まるで映画の主人公気分で爽快なガンシューティングが楽しめる。ロボットは360度から次々現れ、気がついたら背後から近づかれたりする。VR上の手はかなりリアリティーがあり、Oculus Touchを使い、銃を撃ったり、ロボットをつかみ腕を引きちぎったりといった操作が、かなりおもしろい。配信されたらまっさきにプレイしたいタイトルだ。

 Oculus Touchは現在Oculus社の公式サイトにて2万3800円にて予約販売が行なわれている。同社によると、別途9800円のセンサーを追加で購入し、3つ使えばルームスケールも可能になるとのこと。今後、次々とOculus Touch対応のハイクオリティーなタイトルが登場しそうなので、気になる人は購入を検討してみてはどうだろう。

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