前回の続きっぽい感じではじまる。
望遠レンズで遠くの猫をアップで撮ると、肉眼では見逃していた事実に気づくことがある。
冒頭写真の子猫がそうだ。
肉眼(しかも老眼で近眼)で見ているときは、ブロック塀に隠れた三毛系の子猫がいるな、という程度だったが、高倍率ズームレンズのカメラでぐぐっと望遠にして撮ってみたらびっくり、見事なオッドアイ猫ではないか。
オッドアイというのは左右の目の色が異なること。日本では古くから「金目銀目」と呼ばれている。
冒頭写真猫の場合は、右目が金目、左目が銀目だ(まあ、金というよりは銅、銀というよりはブルーだけれども、金目銀目でよいだろう)。
オッドアイは白猫に見られると聞いていたし、私自身白猫でしか出会った事ないのでそう思い込んでいたが、Wikipediaによると「白地の三毛の個体に特に多く見られる」とあった。確かに白地に三毛である。
この猫と出会ったのは、自宅から遠くも近くもないとある住宅地だが、しばらく前に猫をちょくちょく見かける場所として、近くを通るついでがあるたびにこのあたりをふらふらしてたのである。
このオッドアイ猫を見つけたとき、子猫3匹が一緒にいた。
それがこの写真。2匹しか写ってない、と思われるかもしれないが、実は先頭のグレーハチワレ猫とオッドアイ猫の間にもう1匹隠れているのである。耳だけがちょっとはみでてる。
これで全部黒猫だったらジェットストリームアタックものなのだが、さすがにそんなおいしい話はない。
先頭にいたのがコイツ。きれいな青い目をしてる。オッドアイ猫の左目と同じだ。
兄弟に違いない。
真ん中にいたのがコイツ。
他の2匹と毛の感じが違うので兄弟じゃないかもしれないけど、でもこの時期に同じようなサイズの子猫が偶然いるってのも考えづらいので、きっと兄弟だ。
目をぱっちりと開けてくれないので(ボリボリ掻いてる最中だったし)わかりづらいが、オッドアイ猫の右目と同じ金色っぽい。
ふと思った。
どの猫とどの猫からこのオッドアイ猫は生まれたんだろう。この辺、猫が結構いるし。
というわけで、このあたりで撮った猫写真をさかのぼってあさってみたら、1匹発見。 片方はこの猫じゃないかと思う。
この猫、写ってる写真がいっぱいあったので、よくうろうろしているのだろう。
では青い目の猫はどこだろう。
いろいろと写真をあさってみた。
子猫たちがいたブロック塀で9月に出会った猫。
うーん、どうみても違う。
近くのアパートのちょっとした庇の上にいた猫。
この猫も写真だとわかりづらいけど、目の色が黄色系だ。
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