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オリンパスの最新フラッグシップ機「OM-D EM-1 MarkII」

E-M1使いのプロカメラマンがMarkIIの性能を本気チェック!!

2016年11月15日 13時00分更新

文● 岡田清孝 編集●ASCII

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12月下旬に発売予定の 「OM-D EM-1 MarkII」。レンズキットは用意されずボディーのみの販売で実売価格23万5440円前後。

 オリンパスのフラッグシップ機が約3年を経て遂にモデルチェンジ。初代 「OM-D E-M1」を発売当初から仕事の撮影で活用している自分にとってはスゴク気になる。今回発売前に試用するチャンスがあったので、進化のほどをいろいろチェックしてみた。

新旧モデルを2台並べて。左が 「OM-D EM-1 MarkII」(以下MarkII)、右が 「OM-D E-M1」(以下初代)

 外観はほとんど変わっていない印象だったが、こうして並べて見ると 「MarkII」のほうが少しふくよかになった感じ。サイズは幅134.1×奥行き68.9×高さ90.9mm 、重量約574g(電池メディア込)。ちなみに初代は幅130.4×奥行き63.1×高さ93.5mm、重量約497g(電池メディア込)。

上面を比較。左が 「MarkII」、右が 「初代」

 上から見ると 「MarkII」のほうが厚みがあり、グリップも大きくなっている。実際に両機を持ち比べてみると 「初代」のグリップも特に不満はないが 「MarkII」のほうが断然安定感があって構えやすい。これなら多少太っても問題ない。むしろ大歓迎だ。

背面を比較。左が 「MarkII」、右が 「初代」

「Fnレバー」の形状と再生ボタンの配置が変更

 背面をよく見てみると微妙な変化を発見。まずはEVF右横に配置された「Fnレバー」の向きが左右逆に。

 このレバーではフロント/リアのダイヤル操作を、絞り/シャッタースピードからISO 感度/ホワイトバランス、といったように切り替えることができる便利なものだが、 「初代」では撮影中に動いてしまいやすく、気が付かず操作してイラッとすることが多々あった。レバーの向きが逆になった 「MarkII」ではこのような誤動作は起こりにくそうだ。

 また 「初代」の再生ボタンの位置が 「MarkII」では"MENU"ボタンに、再生ボタンはその下に変更。おかげで画像を確認しようと思いメニュー画面を開くという事態が連発。まぁこれは使っていくうちに慣れるだろう。

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