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新MacBook Proのライバル! 4K対応XPS 15の性能を確認だ!! (1/2)

2016年10月28日 10時00分更新

文● 高橋量 編集○ハイサイ比嘉

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 デルの「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」は、15.6型の液晶ディスプレーを搭載しながらも14型程度のコンパクトなボディが特徴だ。標準的な15.6型モデルと比べるとフットプリント(接地面積)はふた回りほど小さいのだが、スペック面では他のハイエンドノートを大きく上回っている。その性能は、並みのデスクトップ以上だ。

 そこで今回は「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」の各種ベンチマーク結果から、実際にパフォーマンスについて検証したい。

デルの15.6型ノート「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」

「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」の最大解像度は4K Ultra HD(3840×2160ドット)。デジタル一眼レフカメラで撮影した高解像度の写真でも、細部のディティールが潰れることなく精細に表示される

「Inspiron 15 3000シリーズ」(下側の黒色のノート)とサイズを比較。「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」は標準的な15.6型ノートよりもふた回り以上小さい

キーボードは一部のキーが小さいものの、全体的には違和感なく使える標準的な配列だ。キーピッチは実測で19mmだった

重量は実測で2.04kgだった

左側面には電源コネクター、USB 3.0、HDMI、USB3.1 Type-C(Thunderbolt 3対応)、ヘッドホン出力

右側面にはSD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットとUSB 3.0が用意されている

主なスペック
製品名 XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル XPS 15 プラチナ
直販価格(税別) 23万9980円(2016年10月21日現在) 17万9980円(2016年10月21日現在)
本体素材 外部シャーシ:CNC削り出しアルミ加工、パームレスト部:カーボンファイバー
本体色 シルバー
CPU Intel Core i7-6700HQ(2.6GHz、ターボ・ブースト利用時最大3.5GHz、4コア/8スレッド)
メインメモリー(最大) 16GB(最大32GB) DDR4-2133 8GB(最大32GB) DDR4-2133
ディスプレー(最大解像度) 15.6型 4K Ultra HD(3840×2160ドット)、タッチ、Corning Gorilla Glass NBT 15.6型 フルHD(1920×1080ドット)
グラフィックス機能 NVIDIA GeForce GTX 960M(2GB GDDR5)
ストレージ 512GB PCIe SSD 256GB PCIe SSD
光学式ドライブ
LAN機能 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac、2×2)
インターフェース HDMI端子、USB 3.0端子×2、USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 3対応)端子、Bluetooth 4.1
メディアカードリーダー microSD/SDHC/SDXC対応
カメラ 720p webカメラ
サウンド機能 ステレオスピーカー、ヘッドセット端子
本体サイズ 約幅357×奥行き235×高さ17(最薄部11)mm
重量 約2kg 約1.78kg
OS Windows 10 Home(64bit)
オフィス なし/Microsoft Office Professional Premium/Home & Business Premium/Personal Premium

Core i7+GTX 960M搭載のパワフルなスペック

 「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」はCPUとして、Skylakeこと第6世代のCore i7-6700HQを搭載している。すでにKaby Lakeこと第7世代のCoreプロセッサーとしてモバイルノート向けのUシリーズがリリースされているが、ハイエンドノート向けのHシリーズはまだ発表されていない。したがって、現時点ではコンシューマ用ノート向けとしては最高クラスのCPUだ(余談だが、Skylake世代のHシリーズには6800/6900HQシリーズがあるものの、モバイルワークステーションで使われている)。

「CPU-Z」によるCore i7-6700HQの詳細情報。4コア/8スレッドで動作する、ハイエンド機向けのCPUだ

 グラフィックス機能としては、GeForce GTX 960M(2GB)が利用されている。モバイル向けGeForce 900シリーズとしてはミドルレンジのGPUで、現行のゲーミングノートにも搭載されているものだ。したがって国内で人気のゲームであれば、ある程度快適に楽しめる性能を持っている。だがむしろ「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」ではGPUをゲームに使うよりも、CUDAを利用した動画のエンコードやAdobeのクリエイティブ系ソフトを高速化するためのものと考えるほうがいいだろう。すでにデルでは「ALIENWARE」シリーズや「Inspiron」シリーズで、GeForceシリーズを搭載したゲーミングノートをリリースしている。

CPU内蔵のIntel HD Graphics 530と、外付けGPUのGeForce GTX 960Mを搭載。NVIDIA Optimusテクノロジーにより低負荷時にはCPU内蔵のグラフィックス機能が使われ、高負荷時には自動的にGeForce GTX 960Mに切り替わる

デル株式会社

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