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データ流通の相互接続でデータの迅速な価値化が可能

さくら、IoTデータの流通を手がけるエブリセンスと協業

2016年10月18日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 10月17日、さくらインターネットとIoTデータの流通マーケットプレイスを運営するEverySense,Inc.(エブリセンス)はIoT分野での協業を発表。さくらインターネットが開発中の「さくらのIoT Platform」と、エブリセンスのデータエクスチェンジプラットフォームを接続し、IoTデータの相互利用メカニズムの検討を開始した。

 エブリセンスは、2014年よりIoT領域におけるデータ仲介事業者の先駆者として、データ流通経済創出に向けIoTマーケットプレイスの準備を進めており、2016年10月より商用サービスを開始した。今回、さくらのIoT Platformとエブリセンスのユーザーの間でのデータ流通を相互接続し、より簡単かつ低コストでIoTデータの価値化、高付加価値サービスの実現をできるようになるという。

概念図

 また、さくらのIoT Platformのユーザーは、自らが展開するIoT機器の生み出すデータをさくらのIoT Platformの外で他者に提供することによって、あらたな価値の獲得が可能となるほか、他のIoTプラットフォーム利用者からの提供データとの組み合わせによる高い付加価値サービスへの展開も可能となるという。

 今後、技術的や営業的な課題を解決するために検討を進め、2016年度末を目標にサービスの連携を進めていくという。

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