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「逆さに開く傘」が便利すぎた

2016年10月15日 18時00分更新

文● コジマ

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 アスキーストアの人に「変わってるけどすごい便利なものありますか。面白くて便利なやつ」と聞いたら、「これなんかどうでしょう?」と渡されたのが「Carry saKASA(キャリーサカサ) City model」です。相当な無茶ぶりにも関わらず、いきなり出してくるのがすごいな、アスキーストア。

 ともかく商品の紹介に移ります。これはかなりのアイデア商品でして、「逆さに開く傘」なんです。

「Carry saKASA(キャリーサカサ) City model」。外見は普通の傘に近いですね

なんと留め具を外すと自立します。「パックマン」の敵キャラがこんな感じだった気がする

編集部に置いておくと、「なにこの傘?」と不思議そうに見られていました

 といっても、なかなかピンと来ないと思います。実際に開いてみましょう。

ここまでは普通の傘に見えます

傘を開いていきます。普通の傘と同じように、下ロクロ(ランナー。中棒を上下にスライドして傘の開閉を行なう部品)を持ち上げていくのですが……

なんだかすごいことになっているように見えます(壊れてません)

そのまま持ち上げていくと、普通の傘と同じようになりましたね

これでOKです

 開いているときのビジュアルがすごい、ということはわかりました。では、この「逆さに開く」という機構は、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。

 一番のポイント、閉じると、濡れた面が内側になるんですね。だから衣服や手を濡らすこともないですし、自分も濡れない、人も濡らさない。混み合った電車の中や、車に持ち込んだ際も、周りの心配をする必要もありません。

 さらにこの傘、自立するんです。干すときにも開かなくてよいのが地味にうれしい。一人暮らしだと玄関やベランダに置くにも場所を取りますが、これなら大丈夫。

このように置けるので、傘立てがなくても大丈夫。さらに濡れた面が下に来るので、水はけもよいというわけです。これは考えられている

傘布が二重構造で、裏から親骨が見えないようになっています。髪が挟まらない

 また、車のドアや玄関の戸口から外に出るとき。傘を開きながら……という動作は、普通の傘ではなかなかむずかしい。ところがこの逆さに開く機構のために、とてもカンタンにできるんですね。ついでに、強い向かい風にも耐えてくれます。強風にさからうことなく裏返るというわけです。

車のドアや玄関の戸口など、狭い隙間からでも傘を差せます

強い向かい風に裏返ったように見えますが、よくよく考えれば「開いている途中」の状態に戻っただけなので、ダメージがありません

もちろん、普通の傘立てにも入ります

 カラバリは全8色と豊富です。レッド/ブラック、ブラック/ブラック、インディゴ/ブラック、オリーブグレー/ブラック、ブルー/ブルー、ピンク/ピーチ、イエロー/ライトブルー、シアン/ブラック。

全8色とバリエーションがあるのがうれしい

 価格は8478円と、普通の傘よりはお高めかもしれません。しかし、濡れにくい、狭いところでも差しやすい、自立する、「この傘、逆さに開くんですよぉ」と話題にもなる……と考えれば、かなりよいものなんじゃなかろうかと。この機会にいかがでしょうか。

Carry saKASA(キャリーサカサ) City model

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