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コンパクト筐体にこだわるなら、「iiyama PC LEVEL∞」C-Classだ

「Radeon RX 480」なら、小型で拡張性抜群の「Lev-C017-LCi7-UZS」を狙え!

2016年10月10日 10時00分更新

文● ハイサイ比嘉

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ブラックで統一された落ち着いたデザイン

 「Lev-C017-LCi7-UZS」の筐体はブラックで統一されている上、電源ボタンやフロントのUSB 3.0端子が正面から見えないデザインとなっており、前面をはじめ全体的に非常にスッキリとした印象を受ける。前面と上部はヘアライン加工が施されていることもあって、テレビ横などに置いても違和感がなさそうに感じるほどだ。内蔵DVDスーパーマルチドライブも、天板をスライドさせると出てくるようにするなど、使いやすさとデザインを両立するよう配慮されており、感心させられる。

「Lev-C017-LCi7-UZS」筐体の前面。前面と上部はヘアライン加工が施されている

電源ボタンやフロントのUSB 3.0端子は、正面から見えない場所に配置されている

内蔵DVDスーパーマルチドライブも、天板をスライドさせると出てくる

 デザインと機能性の両立でいえば、「Lev-C017-LCi7-UZS」側面のメッシュパネルもなかなか考えられたものといえるだろう。底面/背面側とともに外気を取り込み、前面/上面を通気口として排気し、効率の良いエアフローを実現している。後述の水冷CPUクーラー(標準搭載)と組み合わせ高い冷却性能が追求しているおかげで、初心者でも安心して高い性能を満喫できるのだ。

側面にはメッシュパネルを採用。底面/背面側とともに外気を取り込み、前面/上面を通気口として排気している

底面側もメッシュパネルを採用し、外気を取り込む

 背面側は、主にインターフェース類が配置されている。ディスプレー用のインターフェースとしては、4K/60HzやHDRに対応するHDMI 2.0b端子とDisplay Port 1.3をサポートするほか、DisplayPort 1.4にも対応している。DisplayPort 1.4により、「Display Stream Compression」と呼ばれる非可逆圧縮モードを使用すれば8K/60Hzや10bit HDRの4K/120Hz表示が可能になり、未使用時でも10bit HDRの4K/60Hz表示が可能になった。

ディスプレー用のインターフェースとしては、4K/60HzやHDRに対応するHDMI 2.0b端子とDisplay Port 1.3をサポートするほか、DisplayPort 1.4にも対応している

最長350mmの大型GPUも搭載OK! 水冷CPUクーラーもポイントだ

 「Lev-C017-LCi7-UZS」は、筐体内についても見逃せないポイントがある。ひとつ目は、密閉構造で冷却液を補充する必要がないメンテナンス・フリータイプの水冷CPUクーラーを標準で内蔵している点だ。12cmサイズの冷却ファンを組み合わせているため、先に触れた筐体自体のエアフロー設計と合わせ、排熱が難しいMini-ITXでも手間をかけずシッカリ対策できる点が好印象だ。

側面メッシュパネルを取り外した直後

さらに内部パネルを開けた状態。標準内蔵の水冷CPUクーラーは、冷却液の補充が必要ないメンテナンス・フリータイプ。12cmサイズの冷却ファンと組み合わせている

 ふたつ目が、これだけ小型でありながら、最長350mmまでのグラフィックスカードを搭載できる点だ。小型筐体の場合、グラフィックスカードのサイズで悩まされやすいため、将来的にカードの差し替えの可能性がある方は注目すべきだろう。 

これだけ小型でありながら、最長350mmまでのグラフィックスカードを搭載できる

 3つ目は、ストレージを増設しやすい点にある。基本構成時では2.5型HDDベイ×4(空き2)、3.5型HDDベイ×1(空き1)と空きベイがあること。BTOで購入時に強化したり、あとからパーツを交換・追加したりしやすいのだ。電源ユニットは標準で500W(80PLUS SILVER)タイプを採用しており、BTOにより強化可能なため、その点でも機能をアップさせやすいのだ。

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