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ドライバーにはCCAWボイスコイルと強磁力ネオジムマグネットを採用

ヤマハ、精確性・解像度を追求したスタジオモニターヘッドフォン「HPH-MT8」などを発表

2016年10月06日 13時38分更新

文● 田沢

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HPH-MT8

 ヤマハは10月5日、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、ヤマハ スタジオモニターヘッドフォン「HPH-MT8」「HPH-MT5」「HPH-MT5W」を発表した。発売は11月中旬。

 HPH-MT8は、スタジオモニターヘッドフォンとしての精確性・解像度を追求し、全帯域に渡り高い分解能と追従性を実現したという。HPH-MT5、HPH-MT5Wは上位機種の音作りを踏襲しながらも、全帯域にわたりバランスのとれたサウンドが特長。軽量筐体設計により長時間のモニターにも適している。

HPH-MT5

HPH-MT5W

 ドライバーにはCCAWボイスコイルと強磁力ネオジムマグネットを採用したカスタムドライバーを採用。ワイドレンジの再生帯域に加え、ドライバー角度・バッフルや吸音材に至るまで、理想的なモニターサウンドを実現するための音響設計が施されている。また、イヤーカップやアームなどの音質に影響を与える音響部品は、不要な共振を排除しサウンドの精度を高める設計をしている。

 形式は、耳元をすっぽり包み込むオーバーイヤー・密閉型デザイン、大型のイヤーパッドを採用している。HPH-MT8のイヤーパッドには、適度な湿り気と革のような滑らかさを持つプロテイン配合の合成レザーを搭載。また、可搬性に優れた折り畳み機構を採用している。

 HPH-MT8のハウジングには高堅牢性を誇る肉厚ABS、アームにはアルミダイキャストを採用している。ケーブルは脱着式で、HPH-MT5、HPH-MT5Wにはストレートケーブルを同梱。HPH-MT8にはストレートケーブルに加えてミキサー周りで取り回しのよいコイルケーブルも同梱している。

モデルHPH-MT8HPH-MT5/HPH-MT5W
形式密閉型オーバーイヤー密閉型オーバーイヤー
再生周波数特性15Hz~28kHz20Hz~20kHz
インピーダンス(1kHz)37Ω51Ω
最大入力1600mW1600mW
出力音圧レベル(1kHz)102dB SPL/mW100dB SPL/mW
ドライバーΦ45mm、ダイナミック、CCAWボイスコイルΦ40mm、ダイナミック、CCAWボイスコイル
ケーブル3.0m ストレート、1.2mコイル(ともに脱着式)3.0m ストレート(脱着式)
端子3.5mm ステレオミニプラグ、6.3mm ステレオ標準プラグ3.5mm ステレオミニプラグ、6.3mm ステレオ標準プラグ
サイズ幅161×奥行き89×高さ214mm幅165×奥行き88×高さ203mm
質量350g245g
付属品6.3mmステレオ標準プラグ変換アダプター、キャリングバッグ、3.0mストレートケーブル、1.2mコイルケーブル(ともに脱着式)6.3mmステレオ標準プラグ変換アダプター、キャリングバッグ、3.0mストレートケーブル(脱着式)
市場予想価格2万7000円1万6200円

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