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T教授の「戦略的衝動買い」 第398回

デジカメ写真を375Mbpsでワイヤレス送信! Transfer Jetを衝動買い

2016年09月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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Bluetoothなどと違ってアプリの導入が必要

Transfer Jetのウェブサイトから「Transfer Jetファイル転送」アプリをダウンロードしてパソコンにインストールする。起動すると“ファイル受信待ち”で自動待機する

Transfer Jetのウェブサイトから「Transfer Jetファイル転送」アプリをダウンロードしてパソコンにインストールする。起動すると“ファイル受信待ち”で自動待機する

 Transfer Jet搭載SDHCメモリカードを除くUSBアダプター系のデバイスを動作させるには、パソコンもスマホも専用のアプリケーションを導入する必要がある。

 パソコンはWindows対応のTransfer Jetファイル転送アプリをTransfer Jetのウェブサイト、スマホ版はGoogle Playからダウンロード・インストールする。

 これら双方のアプリが極めて分かりやすいのは、パソコン(Windows)版もスマホ版も、アプリを起動するとひとまず両者ともに“ファイル受信待ち”状態で待機することだ。

目的の相手側に転送するファイルをパソコンの中から選択する

目的の相手側に転送するファイルをパソコンの中から選択する

選択したファイルにさらにファイルを追加することも可能。「開始」をクリックすれば即座にファイルは高速で転送される

選択したファイルにさらにファイルを追加することも可能。「開始」をクリックすれば即座にファイルは高速で転送される

 ファイルを送りたいいずれか一方のデバイスが、送信ファイルを選択して、送信ボタンを押せば、即座にファイル送信が完結する。大きなサイズの動画ファイルもあっけないほど短時間で送信されてしまうので気が抜けてしまう感じだ。

パソコンからファイルを受取るスマホ側はGoogle Playから「Transfer Jet Utility」をダウンロードしてインストールして起動する

パソコンからファイルを受取るスマホ側はGoogle Playから「Transfer Jet Utility」をダウンロードしてインストールして起動する

スマホにTransfer Jet MicroUSBアダプタが接続されていれば、いつも「このTransfer Jet Utilityを起動する」を選択しておけば極めて楽だ

スマホにTransfer Jet MicroUSBアダプタが接続されていれば、いつも「このTransfer Jet Utilityを起動する」を選択しておけば極めて楽だ

Transfer Jet Utilityを起動すると、こちらもパソコンアプリと同じ様に“受信待機中”となる

Transfer Jet Utilityを起動すると、こちらもパソコンアプリと同じ様に“受信待機中”となる

 「Transfer Jet USB/MicroUSBアダプタ」のキットは、AndroidスマホとWindowsパソコンのファイル共有としては簡単な設定と快適な操作感が秀逸だ。

 もちろんDropboxなどのクラウドサービスを介して行なうデータ共有も同様に便利な仕組みではあるが、いちいちインターネットを介さずとも、目の前の2つのデバイスの片側にだけ存在するデータを、もう一方のデバイスに簡単、瞬時に転送できる仕組みはありがたい。

Transfer Jet MicroUSBアダプタが接続されている時はいつもTransfer Jet Utilityが起動するようにしておけば、いつアダプタを差しても、このようにアプリ起動が自動的に行なわれる

Transfer Jet MicroUSBアダプタが接続されている時はいつもTransfer Jet Utilityが起動するようにしておけば、いつアダプタを差しても、このようにアプリ起動が自動的に行なわれる

待機中だったが、一方的にファイル転送を指示したパソコン側のTransfer Jet USBアダプタに、スマホに挿入したTransfer Jet MicroUSBアダプタを近づけると、アッという間に転送処理が行なわれて終了する

待機中だったが、一方的にファイル転送を指示したパソコン側のTransfer Jet USBアダプタに、スマホに挿入したTransfer Jet MicroUSBアダプタを近づけると、アッという間に転送処理が行なわれて終了する

筆者のThinkPad X1 Carbonでも同様のテストも瞬速で、逆の動作であるスマホ側からパソコン側へのファイル転送もまったく問題なく超高速で行なわれた。体感的には有線に近い感じを受けた

筆者のThinkPad X1 Carbonでも同様のテストも瞬速で、逆の動作であるスマホ側からパソコン側へのファイル転送もまったく問題なく超高速で行なわれた。体感的には有線に近い感じを受けた

スマホ側で受信したファイルはギャラリー内のtransferjetホルダーに整理される

スマホ側で受信したファイルはギャラリー内のtransferjetホルダーに整理される

 パソコンからスマホ側に転送されたファイルは、ギャラリー内のTransferjetホルダーに集約される。極めて高速で簡単便利なTransfer Jetだが、本領を発揮するのは、Transfer Jet搭載SDHCメモリカードも一緒に購入、活用したときだろう。

Transfer Jet搭載SDHCメモリカードはアプリ設定の必要無い近接無線通信機能を搭載したSDHCカードだ

Transfer Jet搭載SDHCメモリカードはアプリ設定の必要無い近接無線通信機能を搭載したSDHCカードだ

Transfer Jet搭載SDHCメモリカードはアプリ設定の必要ない近接無線通信機能を搭載したSDHCカードだ

Transfer Jet搭載SDHCメモリカードはアプリ設定の必要ない近接無線通信機能を搭載したSDHCカードだ

 Transfer Jet搭載SDHCメモリカードは容量16GBと、昨今の大容量SDメモリーカードの中では多少見劣りする容量だ。

 しかし、写真撮影1枚で20MB前後を消費する筆者のデジカメ(ソニー RX1RM2)でも数百枚の写真を撮影できる容量なのでひとまずは十分だろう。

 Transfer Jet USB/MicroUSBアダプタがそれぞれ専用アプリを導入したデバイスで動作するのに対して、Transfer Jet搭載SDHCメモリカードはアプリの導入作業は不要だ(ファームウェアの更新作業は発生した)。SDメモリーカードをデジタルカメラのストレージとして自分のデジカメで普通に使用するだけだ。

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