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破損覚悟のIntel Compute Stick大改造実験 第1回

スティックPC複数台を使って普段できない実験にチャレンジ

2016年10月24日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) ●編集/北村

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 さて、久しぶりの油没冷却になる。Atom版スティックPCを思いつきで沈めてみたところ、予想外にも好調な冷却状況になったため、その後もLIVA Coreを沈めてみたりA10-6800Kを沈めてみたりしてきたが、今回の特集はCore m版スティックPCの油没だ。

ASCII.jp恒例の油没冷却。今回はCore m版スティックPCを沈めるのが最終目標だ

 性能的にも狙い目のスティックPCで、Atom版が抱える非力さを解決したバージョンともいえる。というわけで、とある販社に「Core m版スティックPCを沈めたいの!」と言うだけいってみたところ、お中元が届いた。

編集部に届いたお中元。Core m版スティックPCを頼んだはずだが……

箱を開けると、Atom版スティックPC(Windwos 10版、Windows 8.1版、UBUNTU 14.04版)がもりっと入っていた

 「なにかの間違いだろう」と編集氏が確認を取ったところ、「お中元のAtom版15台を使っておもしろいことをしてもらえれば、Core m版スティックPCを油沈してもいいですよ」との回答だった。

 そんなわけで、特集第1回と第2回では、Atom版スティックPCを用いて楽しいことをするわけである。

とりあえず、積みスティックPC

 どうしたものかと考えつつ、取り急ぎ、積み木をして遊んでみた。CPUのパッケージで積み木をする紳士諸君を思い出したからだ。

 ASCII.jp読者諸君においては、自宅になぜかCPUのパッケージが10個はあるハズなので、よくあるアクションのハズ。なんとなく買ってしまったものの、通電すらしていない「Athlon X3 435」とかあるのではないだろうか。なんで買ったんだろう俺……。

ズラーッと並べてみる。15個も並ぶとなかなか壮観だ

スティックPCピラミッド

 といったことを楽しんだあとに、高くしたらどうなるだろうか。そういえば、微妙にパッケージごとで重量バランスが異なっている。この理由は同梱されているACアダプターやUSBケーブル、HDMI延長ケーブルの配置によるもの。

 15個もあると、すべて同じように詰め込まれているのではないと、どこかで役に立つかもしれない情報を得つつ、積み上げ開始。ポイントは土台の個数。2個の場合だと前後の揺れにとても良かったため、扱いにくそうな重心のものを土台として4つ配置。

 そこからは2個にしたり、1個にしたり、たまには横に向けたりといった感じでバランスを取っていった。CPUパッケージの場合は、CPUとリテールクーラーだけなので、バランスは取りやすいだろう。どうにもバランスが取れないときはパッケージを振って、中身のバランスを調整するのも効果的だ。

完成したスティックPCタワー。コツとしては、ラスト4段以降のバランスが難しいため、CPUをソケットにセットするときのように優しくトライしていくといい(インテルの場合、CPU側にピンがある世代の感覚で、だ。AMD戦士諸君たちは、慣れっこだと思うが)

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