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モトローラのフラグシップ機「Moto Z」2モデルが国内発売! Moto Modsも

2016年09月27日 13時00分更新

文● オカモト/ASCII編集部

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 レノボ傘下のモトローラ・モビリティ・ジャパンは、同社のフラグシップ機「Moto Z」「Moto Z Play」を、SIMフリースマホとして国内投入すると発表した。また、端末の背面に追加することで機能拡張が可能なモジュール「Moto Mods」も販売する。

Moto Zシリーズの2機種がSIMフリースマホとして登場!

モトローラの最上位モデル「Moto Z」が日本上陸
最薄部約5.2mmの超薄型ボディー!

 まず「Moto Z」は、海外では6月に発表されたMotoシリーズの最上位モデル。最薄部はなんと約5.2mmととにかく薄く、そして同時にプレミアム感を持つメタル筐体が最大の特徴となる。予想販売価格は税抜8万5800円。

5.2mmという超薄型筐体を採用。もちろんメタルを用いている

 最上位モデルだけあって、もちろんスペックも高い。5.5型ディスプレーは、WQHD解像度(1440×2560ドット)の有機EL(SUPER AMOLED)で、CPUはSnapdragon 820(クアッドコア、1.8GHz+1.3GHz)、4GBメモリー、64GBストレージ、タッチ式指紋センサー、Android 6.0など。

 この超薄型にも関わらず、2600mAhとバッテリー容量もしっかり確保されているほか、TurboPowerと名付けられた急速充電機能により、15分の充電で8時間の利用が可能。また、リアの13メガカメラには光学式手ぶれ補正が搭載される。

前面下部に指紋センサーを搭載。急速充電にも対応している

フラグシップ機の性能やMoto Modsの拡張性を
お手頃価格で利用可能「Moto Z Play」

 一方の「Moto Z Play」は、後述するMoto Modsを含めたMoto Zの機能を、もう少し手頃な価格(税抜5万3800円)で提供するモデルで、海外でも9月のIFA 2016で発表されたばかりだ。

購入しやすい価格の「Moto Z Play」。しかし、Moto Zシリーズならではの機能はそのままだ

 厚みは最薄部約6.99mmになったとはいえ、十分に薄型。ディスプレーも5.5型の有機ELとMoto Zと同じ。ただし、画面解像度はフルHD(1080×1920ドット)となっている。CPUはオクタコアのSnapdragon 625(2GHz)、3GBメモリー、32GBストレージ、16メガカメラ(イン5メガ)、タッチ式指紋センサー、Android 6.0など。厚みを増したぶん、バッテリー容量は3510mAhと大容量になったのは大きなメリットと言える。

超薄型ではないが、そのぶんバッテリー持ちに自信あり

 両モデルの共通点としては、一足先に発売されたミドルハイの「Moto G4 Plus」で話題になった、4G+3GのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)対応。特にMoto Z Playは、DSDSを使いながらでも、microSDの追加が可能(Moto Zの片方のSIMスロットはmicroSDと排他)なのはうれしい点。また、ネットワーク面では日本とアメリカの主要バンドをサポートし、ドコモMVNOの格安SIMはもちろん、米国出張時にも便利に活用できそうだ。さらにAndroid 7.0へのアップグレードも保証されている。

背面にくっつけて機能拡張できる「Moto Mods」
ハッセルブラッドの光学10倍ズーム付きカメラも

 Moto Z Playを含む、Moto Zシリーズの魅力は何と言っても「Moto Mods」に対応している点。このMoto ModsはMoto Zシリーズの背面に取り付けられる周辺機器で(磁石でしっかりとくっつく)、端末の背面下部にある端子経由でデータや電力がやりとりされる仕組み。今回の2モデルのみならず、今後リリースされるMotoシリーズのスマートフォンとも互換性を持つ予定だ。

背面に拡張端子があり、全体を覆うようにパカッと取り付けて、機能を強化できる

 国内で販売されるMoto Modsも、外付けバッテリーの「Incipio offGRIDTM パワーパック」(税抜8800円)、同ワイヤレスチャージ対応版(税抜1万800円)、JBLブランドのステレオスピーカーの「コンサート Mods」(税抜1万1800円)、プレゼンなどに便利な「プロジェクター Mods」(税抜3万3800円)、背面カバーになる「スタイルキャップ」(ナイロン/オーク/レザー素材があり、それぞれ税抜1980円/2980円/3980円)と、最初から数多く揃っている。

モバイルプロジェクターやオーク素材のカバーなどの“Mods”が用意されている

 さらに注目したいのが、「ハッセルブラッド TRUEZOOM」。これは同名カメラメーカーとのコラボにより生まれたもので、光学10倍ズームでの撮影をMoto Zシリーズで可能にする。撮影素子はMoto Mods側に搭載された1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーを用いる。価格は税抜2万8800円。

Moto Modsの目玉が、このハッセルブラッドのカメラ。光学10倍ズーム搭載でレンズがニョキッと出る

 各モデルは今日27日から受注を開始しており、10月中旬から順次出荷される予定。

  Moto Z Moto Z Play Moto G4 Plus
(参考)
ディスプレー 5.5型有機EL 5.5型有機EL 5.5型液晶
画面解像度 1440×2560ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
サイズ 約75.3×155
×5.2mm
約76.4×156.4
×6.99m
約76.5×152.9
×7.87mm
重量 約134g 約165g 約157g
CPU Snapdragon 820
1.8GHz+1.3GHz
(クアッドコア)
Snapdragon 625
2GHz
(オクタコア)
Snapdragon 617
1.5GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB 3GB 3GB
内蔵ストレージ 64GB 32GB 32GB
外部メモリー microSDXC
(最大128GB)
microSDXC
(最大128GB)
microSDXC
(最大128GB)
OS Android 6.0 Android 6.0 Android 6.0
LTE対応バンド 1/2/3/4/5
/7/8/12/17/19
/20/25/28/38/40/41
1/2/3/4/5
/7/8/12/17/19
/20/28/38/40/41
1/3/5/7/8
/19/20/28/40
3G対応バンド 1/2/4/5/6/8/19 1/2/4/5/6/8/19 1/2/5/8/19
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア13メガ
/イン5メガ
リア16メガ
/イン5メガ
リア16メガ
/イン5メガ
バッテリー容量 2600mAh 3510mAh 3000mAh
指紋センサー
SIM形状 nanoSIM×2 nanoSIM×2 microSIM×2
DSDS対応
カラバリ Lunar、Gold Black、White ブラック、ホワイト
予想価格(税抜) 8万5800円 5万3800円 3万5800円

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