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2年に1度のカメラの祭典! Photokina2016レポート 第5回

ソニー、Aマウントフラッグ「α99II」はフルサイズ4240万画素で秒12コマ!

2016年09月20日 18時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

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 Photokina2016開幕前日の9月19日(現地時間)、ソニーは会場で発表会を行い、新製品としてAマウントの最上位機種α99の後継機種「α99II」を発表した。まずは概要をお伝えする.

 最大の特徴は位相差AFセンサーを単独とCMOS上両方に搭載したハイブリッド位相差AFシステム。高速合焦を実現したことにより、AE/AFが動作しながら秒12コマの連写が可能で、自動車レースやスポーツ、動物の撮影に最適なカメラとなっている。以下、発表会のプレゼンに沿って説明していく。

αシリーズは2006年に発売したα100から今年で10周年となる

AマウントとEマウント合わせて22種類のカメラボディと74本のレンズを誇る

ジャジャーン、10周年を記念してα99II登場です!!

α99IIの主な特長はハイブリッド位相差AFと秒12コマ連射、4240万画素のフルサイズセンサー、ボディ内5軸手振れ補正に4K動画もフルピクセルで記録可能

α99IIの主な特長はハイブリッド位相差AFと秒12コマ連射、4240万画素のフルサイズセンサー、ボディー内5軸手振れ補正に4K動画もフルピクセルで記録可能。

ハイブリッド位相差AFの仕組みは、79点の合焦専用センサーと、撮像用のCMOS上に配置された399点の位相差AFセンサ―の両方を使う。ミラーは固定のハーフミラーで一部の光線を専用センサーに振り分けている

ハイブリッド化によってEV-4という暗さでもAF可能となった

実写例では飛び込み選手にビタリと焦点が合っているうえ、4240万画素の解像度によって髪の毛1本1本まで描写している

AE/AF動作しながら毎秒12コマの撮影を可能にしたのは、新開発のシャッターユニットも寄与している

裏面照射のフルサイズセンサーも新開発で、ISO102400を実現している

また、画像処理エンジンBIONZ-Xとは別にフロントエンド処理専用LSIを搭載することにより信号処理も高速化している

5軸のボディー内手振れ補正はすべてのAマウントで動作し、約4.5段の効果がある

ISO102400を実現したCMOSに、EV-4での合焦性能、5軸4.5段の手振れ補正によって非常に暗さに強いカメラになっている

4K動画はフルフレーム記録が可能で、より精細な描写が可能だ

ここで、プロジェクターから4Kのブラビアに切り替わって実際のムービーが上映された。Aマウントレンズのボケ味を生かした表現も魅力である

ファインダーはXGA(1024×768ドット)の有機ELパネル、さらにデュアルのメモリーカードスロット、前面ダイヤルの採用など、ユーザーの要望も取り入れた

本体サイズはα77II並みに抑え、もちろん防塵防滴ボディで、シャッターは30万回の耐久性を持つ

気になるお値段はボディのみで欧州では3600ユーロ、米国では3199ドル、カナダでは3999カナダドルで今年11月の発売

 日本でも近く正式発表の予定で、Aマウントユーザーは正座して待とう!!


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