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VRおじさんの「週刊VRかわら版」第24回

VRデモの見せ方が大きく変わる!

TGSで存在感を放っていたHTC Viveのグリーンバック合成、剣舞に酔いしれたり、ライブに参加したり 

2016年09月18日 10時00分更新

文● 広田 稔 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

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VR業界の動向に日本一詳しいと自負するエヴァンジェリスト「VRおじさん」が、今週のVR界の出来事をお知らせします!

 どもども。VRおじさんことPANORAの広田です。今週のニュースは15〜18日に開催している「東京ゲームショウ2016」一色! PANORAでも多くの現地レポートを投入してきました。とりわけ反応が良かったのは、DMM GAMESが出展していた「DMM GAMES VR x 刀剣乱舞-ONLINE- 三日月宗近Ver.体験会」。ブースも含めて非常にしっかりとつくられてたVRコンテンツでした。

 そんなTGSにおいて、今回ピックアップしたいのが、ネットでも話題になっていたHTC Viveのグリーンバック合成です。

 ブースの3方向をグリーンバックで囲み、プレイヤーをカメラで撮影してゲーム中の映像とクロマキー合成。その結果を外部モニターに表示することで、行列で待っている人や通りすがりの人に対して、プレイヤーがゲーム中でどんな風景を見ているのかを直感的にわかるように見せてくれます。




 PlayStation VRでも「ソーシャルスクリーン」機能を用意してVR中のプレイヤー目線をテレビにわかりやすく表示できますが、さらに一歩進んで、プレイヤーの体も含めて第三者目線で見られるというのが便利です。例えば、PDトウキョウの「CIRCLE of SAVIORS」デモが話題になっていました。




 もともと7月のUnity VR Expoにも出展していた体感型アトラクションで、そのときのプロモーション動画でも女子高生の格好のアクターが、めちゃくちゃかっこいいアクションで魅せてくれるというのが話題になっておりました(関連記事)。今回、さらに中世的なマントを装着して、さらにパワーアップ! ちなみにアクターは辻彩加さんとのこと。

 イベント会場でのVRデモというと、どうしても人の目が気になってしまうので、思い切って遊べない人も多いです。となると、グリーンバックで合成してもそこまで印象的な絵にはならないのですが、女優まで仕込むとここまでインパクトが強まる!という好例でしょう。

 もうひとつスゴかったのは、HTC公式ブースのAMDコーナーで出展していた、講談社が手がけるVRアイドルライブコンテンツ「Hop Step Sing!」です。HTCの公式ブースでもグリーンバックを活用していましたが、その中でも「Hop Step Sing!」は、周囲のお客を巻き込んで活況を呈していました。

 HTC Viveをかぶったプレイヤーは3人のアイドルと同じステージに立ち、左右の手に持ってるモーションコントローラーをケミカルライトとして振って応援できます。その様子がディスプレーに移されて、さらに周囲に集まった観客がリアルでケミカルライトを振る……という面白い現象が起こっていました。



 初音ミクやアイドルマスターなど、VRのライブコンテンツはいくつかリリースが予定されていますが、Hop Step Sing!はグリーンバック合成をからめることで、リアルの場で見てる側もライブに参加できるというのが新しいです。

 PANORAでも過去に記事を書きましたが、このグリーバック合成は、ビデオカメラの上部にHTC Viveの3つ目のモーションコントローラーを装着することで位置や方向を追跡し、アングルを変えてもきちんと反映されるのが大きいです。Unityにおけるやり方は、フレームセンシスのこりんさんが日本語で詳しくまとめられています。展示の際は、ぜひ活用してみてはいかがでしょう。



著者近影

広田 稔(VRおじさん)

 フリーライター、VRエヴァンジェリスト。パーソナルVRのほか、アップル、niconico、初音ミクなどが専門分野。VRにハマりすぎて360度カメラを使ったVRジャーナリズムを志し、2013年に日本にVRを広めるために専門ウェブメディア「PANORA」を設立。「VRまつり」や「Tokyo VR Meetup」(Tokyo VR Startupsとの共催)などのVR系イベントも手がけている。


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